リフレッシュ保育が神|育児中の子供相手、疲れたら無理せず休むが吉

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「リフレッシュ保育はとてもありがたく、自分・子のためにも躊躇わずに活用するのがおすすめ」という話を紹介します。

「たまには夫婦でのんびり過ごしたいけど、頼れる周りがいない」
「子供を預けると、1時間でもそれなりにお金がかかるしなぁ」

とお悩みの方々の助けになれば幸いです。

結論|親を「育児疲れ」から守る自治体の一時保育制度はありがたく頼ろう

「少し子供と離れる時間が欲しい」と思った時、自治体が用意しているリフレッシュ保育を活用しましょう。
自治体によって制度はまちまちですが、概ね以下のような条件で整備されています。


  • 対象:1歳以上〜小学校前のお子さん
  • 回数:年10回程度(=月平均1回程度)
  • 時間:半日〜一日(土曜日に利用できる地域も)
  • 金額:1日2000円前後が相場

子供から離れることで親としてもいつもと違う世界が見れますし、子供も保育園に慣れる練習になります。
「離れるのは子供がかわいそう…」と感じるかもしれませんが、罪悪感なく自らもお休みましょう。

自治体の一時保育では、私的な理由で子供を預けられるリフレッシュ保育のほか、仕事や職業訓練を理由に預ける事業(非定型型保育)、病気や出産・看護等を理由に預ける事業(緊急保育)が用意されているケースも多くあります。
利用料は自治体・ご自身の生活状況にもよりますが、ベビーシッターに預ける場合と比べると破格です。

生後1歳辺りで子供も体の自由が利くようになり、親も相手するのに体力を使うようになりますから、誰しも疲れを感じます。
近くに頼れる身寄りがない方でも、自分自身で疲れを抱え込まず、時には自治体の力を借りて体も心も休憩をしましょう。

注意点としては、新型コロナウイルスによる蔓延防止等重点措置の実施中は受け入れを拒否される場合があります。
計画的な利用のためにも、お住まいの自治体へまずは問い合わせてみましょう。

※一時保育の他にも仕事や急な発熱の時に助けてもらえる制度がありますので、一緒の確認がオススメです。


誰しも子供から離れたい時もあって当然

育児が始まると、常に親のどちらかは子供から離れることはできません。
子供のために出費がかさむのも辛いところですが、何より自由な時間がなくなるのが辛いと言う声も多く耳にします。


かまち
「子供とずっと一緒にいるのがしんどいから早く職場に復帰した」なんて声も聞きますね。

最近では祖父母の実家から離れて暮らす夫婦も多く、特に共働きやシングルマザーのような家庭では、家族が落ち着いて過ごせる時間はほとんどないかもしれません。
赤ちゃんはとっても可愛いのですが、成長するにつれて手のかかることが増え、また目を離せなくなり、親の体力や神経も日に日にすり減ってくるのも事実です。

そんな状況で疲れが出てきた時、私自身も実際助けられ、とてもオススメしたいのが、自治体の用意する「リフレッシュ保育」です。

意外と知らない?自治体が行う一時的保育事業はパパママの強い味方

子供を保育園へ預けたいけど、何らかの事情で入園できない場合もあります。
私の家では1歳で保育園入園を希望したものの、入れる枠がなく、見事に待機児童になってしまいました。

入園できるまでは引き続き毎日子供と四六時中過ごすこととなります。
1歳過ぎると元気に遊び回るようになり、子供相手は結構疲れたなというのが本音です。

ただ、あまり知られていないのですが、誰でも安全かつ一時的に子供から離れて過ごすことができます。

「ベビーシッターに頼るの?」と思いがちですが、実は保育園に入れていない子でも保育園での預かりを行う「一時的保育事業」を自治体が行っているケースが多々あります。

この事業は、親の就労や緊急時をサポートするほか、育児疲れをサポートするために、多くの場合以下の3本柱で枠組みが用意されています。


  • 非定型的保育事業:仕事や職業訓練、就学などの理由によるもの
  • 緊急保育事業:病気や出産、看護、事故、災害、冠婚葬祭などの理由によるもの
  • リフレッシュ保育事業:育児疲れ解消などの私的な理由によるもの

自治体によって受け入れ体制はまちまちですが、受け入れ対象児は満1歳から小学校就学前が一般的のようです
平日半日〜1日の利用だけでなく、土曜日も利用可能なところもあります。
また、利用料は世帯収入にも左右されますが、調べたところ概ね1日2,000円程度が相場でした。


かまち
ベビーシッターの利用単価が1時間1,500円程度ですから、1日2,000円は正直破格です。
リフレッシュ保育は個人的な理由でも利用でき、親の育児疲れから守るための制度ですから、使わない手はありません。

我が家もこの制度に大変助けられていますが、注意が必要な点としては以下の内容が挙げられます。


  • 利用回数に限りがあり、計画的な利用が求められる(自治体によって回数はまちまち)
  • 蔓延防止等重点措置が実施されると、受け入れが厳しくなるケースがある


かまち
私の自治体は、年10回まで利用できました。
条件等について、まずはお住まいの自治体へ問い合わせてみましょう。

併せて確認がおすすめ!いざと言う時にパパママを支える心強い3つの事業

一時的保育事業の他にも、地域によってはいざと言う時に大変心強い以下の3つの事業が用意されています。
これらはリフレッシュ保育とは性格が異なりますが、ワーパパ・ワーママの心強い味方なので知っておいて損はないですよ。


  • ①ファミリー・サポート
  • ②病児保育
  • ③緊急サポート


かまち
ぜひ一時保育事業と合わせて、お住まいの自治体へ確認してみてください。

各利用方法を調べた時、民間が運営するベビーシッター派遣サイトと比べてかなりアナログな印象を受けるかもしれません。
しかしどの事業も自治体が協力していることもあり、民間に比べて低コストで済みますので、お財布事情が辛い方には大変オススメです。
また、急な依頼でも対応してくれること多く、これらの事業に助けられたことのある私としては事業を運営される方々に頭が上がりません。

①ファミリー・サポート:比較的自由に依頼でき、地域の絆が作れる神

子育ての援助をしてほしい方(ファミリー会員)と、子育ての手助けができる方(サポート会員)が会員となって、子育て家庭を支援する有償ボランティア事業です。
ファミリー・サポート・センターが仲介となってファミリー会員・サポート会員をつなぎます。

まず始めに地域の社会福祉協議会等の組織でファミリー・サポート・センター事業が行われているかを確認し、ファミリー会員になりたい旨を連絡します。
依頼したい内容・理由や、住んでいるところ等を伝えると、センターで要望に合うサポート会員を探してくれます。
その後サポート会員と対面し、問題がなければ晴れて子供を預けることができます。


かまち
書面の手続きは最初だけで、2回目以降はサポート会員がマッチング済みのため、センターへ連絡すれば調整はスムーズです。
預かってくれる日時が決まったら、その時間にサポート会員のお家へ連れて行きます。

サポート会員の都合にもよりますが、だいたいはご自宅で預かってくれます。
地域によって金額は異なるも1時間あたり1,000円を切るのが一般的なようです。
私の利用した地域では、何かあったときの保険代も含まれていました。


かまち
サポート会員の方の都合が合わず、希望通りに預けられないこともありますが、そこは我慢ですね。
近所の方がサポート会員になるので、地域におけるアドバイスも参考になり、大変ありがたかったです。

②病児保育:病気の度にずっと仕事を休み続ける苦悩から解放してくれる神

保護者の勤務等の都合で病気や病後のお子さんを家庭で保育できない場合、施設で預かってくれる事業です。
自治体から委託された会社や病院が受け入れ先となって対応してくれます。

自治体で用意している場合は、自治体HPの「病児保育」等のページに場所や利用日時等といった条件の記載があります。
そこから委託先を確認のうえ連絡し、調整が付けば子供を預かってもらえます。


かまち
「病児」と「働く保護者」を支援する事業ですので、私的な理由では預かってもらえません。
保育園に入りたての頃は子供も風邪をひきやすく、また保護者も職場に復帰したてで目が回るような状況ですから、頼る親の身として本当に感謝です。

自治体によって金額は異なりますが、調べたところ1日2,000円前後+保険料(数百円)が相場のようです。

③緊急サポート:どうにもいかず、受け入れ先が見つからない時の最後の神

特定非営利活動法人等が自治体から委託を受けて行っている事業で、子供の発熱や病気のほか、宿泊が必要な預かりといった緊急時に保育・送迎を行う事業です。
申込み書面やインターネットから登録を行うことで依頼が可能になります。


かまち
急時の支えを目的としているため、病児保育同様に私的な理由では預かってもらえません。
私も土曜の夜に「もうどこも対応できない…」と諦めかけた時、こちらに頼ることで助けられました。児を理由に挑戦を諦める人、止むを得ないと思いますが本当に多いのが現実です。

利用金額は1時間あたり1,000円〜1500円程度が相場のようです。
地域によっては体制が整っていない場合もあり、また止むを得ず引き受け手が多少遠方の方になることもあります。


かまち
大変な時は一人で困らずに、人の手を借りましょう。
自分の心身を守れない状態では、子供を守ってあげられませんからね。
生後1歳になると子供も体の自由が利くようになり、親も相手するのに体力を使いますから、誰しも疲れを感じて当然です。

いざという時、自治体以外で頼る先は?

疲れた時・困った時の頼先は、複数選択肢を用意しておくのに越したことはありません。
預けようと思った先が必ずしも引き受けてもらえるとは限りませんからね。

自治体等が運営する事業以外にも、一時的に子供を預ける手段として以下のような方法もあります。



これらのメリットは認可の縛りがないだけに、逆に保護者のニーズに合う点です。
私的な理由でも預かっていただけることも多いですし、また日時や回数の制限がない(場合によっては24時間依頼可能))といった便利さが挙げられます。

一方、デメリットとしては金額面で高くつく(ケースがほとんど、という)点でしょうか。
国からの補助金を受けていませんから、その分高くつくと覚悟した方がいいです。
また、国の基準を満たしていないため、事件・事故があっても守られにくい点は承知の上で依頼する必要があります。


かまち
デメリットはありつつもメリットが非常に心強く、私も時折利用しています。
キャリアのために残業や資格勉強が強いられる方には重宝する存在です。

ただ、ネットで調べるとサービスによっては不祥事が見つかるのも事実です。
ご家庭のお財布事情もありますし、自治体の事業と組み合わせて、上手に活用するのがオススメです。


かまち
ベビーシッターを安心して使うための準備については、別の記事にまとめてありますので参考にしてみてください。

子供を預けて親がリフレッシュってなんだか罪悪感…実は意外と良いことあります!

「親のせいで子供を保育園に預ける」と思うと、なんだか少し心苦しいですよね。
それが私的な理由となるとなおさら罪悪感を感じるのではないでしょうか。
私も一時保育を利用する前はそのような罪悪感があり、なかなか利用できずにおりました。

ただ、実際に利用して見ると、罪悪感といった不安面よりも嬉しい面が大きかったです。
私が感じた嬉しい面は、大きく以下の2点です。


  1. 親も子も、いつもと違う世界に出会える
  2. 近い将来通うことになる保育園・幼稚園に慣れやすくなる

どのように恩恵があったのか、それぞれ簡単にまとめておきます。

①親も子も、いつもと違う世界に出会える

子育て中は親子が常に一緒であるため、どうしても毎日は同じような日々の繰り返しになりがちです。
育児が始まれば、誰しもが「行動範囲が狭くなった」と感じることかと思います。
行動面の制限だけでなく、時間面の制限もこのような感覚を助長させる要因と言えます。

子供から離れたまとまった時間が取れると、親としては行動面も時間面も制限がなくなります。
親は勉強や趣味の時間が取れ、また買い物も自由に楽しめます。
いつもと違った日常を感じられるのは単なるリフレッシュに留まらず、気付きも多い時間になりました。


かまち
育児が始まり、私はいかに今までゆったり過ごしていたか、時間の大切さに気付かされました。。

また一方で、子供もたくさんのお友達に囲まれた刺激ある環境で過ごせたことにより、何かを覚えて帰ってきます。
親が教えてもなかなかすぐに真似をしませんが、いつもと違う環境は子供にとっても新鮮な感覚で、楽しい時間になっていたようでした。


かまち
他の子供の仕草を見て、子供はたくさん学びます。
心配な気持ちもありますが、子供にとって良い機会になっていると信じる気持ちも大事です。

②近い将来訪れる入園生活を円滑に始められる

保育園や幼稚園に通い始めの頃には「慣らし期間」があります。
子供を保育園に預けると最初は嫌がるものですが、一時保育を利用しておくことで子供が集団生活に慣れる良い機会となりました。

特に「慣らし期間」は親が仕事に復帰する時とも重なり、「慣らし」が上手くいかないと親も本当にてんてこまいになりかねません。
私の場合は結果的に成功ではありましたが、ワーパパ・ワーママが保育園の壁を円滑に乗り越えるためにも、「プレ慣らし」と思って活用しておくのは大いにアリだと思います。


かまち
いつも一緒にいたパパママから離れて過ごすのは子供もきっと寂しいですが、親も結構寂しさ感じますから、親としても慣れる練習にもなりました。笑
病児保育同様、入園の壁を円滑に乗り越えるための準備と言えますね。

〜おわりに〜

「将来子供と過ごせる時間は少なくなるだろうから、入園までは子供の相手をずっとしてあげたい!」という気持ち、とても理解できます。
私も事実そのように思って育児を始めましたが、自治体が用意しているリフレッシュ保育等の事業を知り、より一層心と身体にメリハリを持たせつつ仕事と育児の両立ができるようになりました。

私個人の思い出としては、子供と四六時中過ごしていた育休中の妻にとってリフレッシュ保育は本当に貴重そうで、大事に大事に活用していたことをとても印象深く覚えています。
ぜひ育児に奮闘される奥様のためにも、パパが準備・申込みをして夫婦でリフレッシュのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。


かまち
ワーパパの私には仕事と育児の両面が生活にあるものの、育児一本の生活は逆に辛いという声をよく聞きます。
気合いを入れて両立を頑張るのも大事ですが、周りで頑張る方に気を遣うのもお忘れなく。

じゃあな、またな。

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