JR東の電車内で傘を忘れた!回収まで手順実録&忘れ物基準のすゝめ

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「電車で傘を忘れた場合の対応方法と、忘れ物に対して合理的に生きる方策」について紹介します。

「(傘に限らず、)うっかり大切なものを電車に忘れてしまったけど、どう手続きするの?」
「忘れ物した時、回収するか諦めて買い直すか、いつも迷う…」

と考えている方々の助けになれば幸いです。

結論|電車の忘れ物、みつかればきちんと戻ってくる。回収基準を持つと生活に無駄ナシ

電車でうっかりやってしまう忘れ物。
大事なものは肌身離さず持つように心がけているものの、人生何度目か分かりませんが30歳過ぎても懲りずにまた傘を忘れてしまいました。

JR東日本の電車内で忘れ物をした場合、以下のステップを進めることで、発見された忘れ物を回収することができます。


  1. 問い合わせる
  2. 保管場所が判明する
  3. 取りに行く(か送ってもらう)

仕事等の都合で取りに行けない場合、駅で手続きをすれば着払いで送ってもらうことも可能です。
私の場合、着払いの手続きをした翌々日に自らの手元に忘れた傘が返ってきました。

忘れ物をした時、意外と迷うのが「回収するかどうか」です。
この点について自分の中で基準を設けておくと、合理的に判断ができ、また諦めもつきます。
毎日多忙な方が合理的に毎日を過ごす上で、冷静な時に基準を考えておくのがオススメです。

何より忘れ物を繰り返さないためにも、防止対策を考え、習慣にしておくことも欠かさずに。


「手」と「目」と「ルーチン」から離れた物は忘れがち

子供に対して「忘れ物ない?」と日々確認する私ですが、私自身小さい頃から忘れ物をよくやってしまいます。


かまち
「玄関に置いておけば忘れないだろう」と自信をもって対策しても、見事に忘れて出掛けたことも。

次々に対策を考え、今では「そもそも沢山持たない」とか、「持っていくものはリスト化する」、「物の定位置を決める」といった具合に、厳選したマイルールを徹底しています。
私の経験則をまとめると、つまるところ「手」と「目」と「ルーチン」から離れた物は忘れるリスクがある、という認識です。

例えば、先に述べたそれぞれの対策も、以下のとおり「手」と「目」と「ルーチン」に根ざしています。


  • そもそも沢山持たない     ⇒ 手
  • 持っていくものはリスト化する ⇒ 目
  • 物の定位置を決める      ⇒ ルーチン

こんな形で私なりの「忘れ物マイルール」を設けていても、「手と目とルーチン」をかいくぐってたまにやってしまうのが外出時の傘の忘れ物です。
外出先だとついつい「手と目とルーチン」を守れず、どこかに置いたまま忘れがち。

最近電車の中で傘を忘れてしまいましたので、同じ境遇の方のお役に立つよう、その時の対応方法と、振り返りの内容をまとめておきます。


JR東日本の電車内で忘れ物をした場合の対応方法

JR東日本の電車であれば、以下の手順で手続きすれば忘れ物を回収できることが分かりました。
気付いたタイミングや、その時の時間の余裕に応じて、対応方法を切り替えることが可能です。

忘れ物に気付いてから手元に戻ってくるまでの3ステップ

どの手順で進めるにしても、以下の3つの手順を踏んで対応することとなります。


  • ①問い合わせる
  • ②保管場所が判明する
  • ③取りに行く(か送ってもらう)

①問い合わせる

問い合わせの手段は「駅員」と「ネット」の2つがあります。
気付いて間も無い状況であれば、駅員さんに聞いてみましょう。


かまち
やはり駅員さんは電車のことに詳しいので、自分で乗った電車のことをあまり覚えていなくてもフォローしてくれるので、忘れ物の位置の特定に繋がります。

駅員に尋ねる場合は、ホームや有人改札にいる方に聞いてみます。
すると有人改札で対応できたり、事務室を案内されます。
聞かないと先に進めませんので、「聞かざるは一生の恥」と思って速く尋ねるのが吉です。

一方、ネットから問い合わせることもできます。
この場合はJR東日本の「お忘れ物チャット」へアクセスし、日時や特徴等をチャット形式で回答していきます。

落とした場所・物の細かいニュアンスは、直接対話した方が伝えやすいので、時間があれば有人をオススメします。
とはいえ保管期間は長く無いため、時間が取れない方は早めにネットからの問い合わせに切り替えましょう。


かまち
駅員さんは忙しいせいか、対応はぶっきらぼうでした。笑
多くの人が利用する電車だけに、忘れ物対応も多いので無理もありませんね。

②保管場所が判明する

有人で問い合わせた場合は、見つかったタイミングで電話がきます。
その時に落し物番号と保管期間を言われるので、メモ欠かせません。


かまち
電話は非通知でしたので、出れるようにしておきましょう。
保管期間は意外と短くてビックリしました(1週間もありませんでした)。

一方、ネットから問い合わせた場合は、結果がメールで届きます。


<参考>
位置情報について、最近はスマホから確認できる便利アイテムがあります。
例えば、MAMORIO(マモリオ)という商品は厚さ3m・長さ3.5cmの薄型タグで、これをカバンに入れておくことでスマホからどこにあるか位置を確認可能になります。

電車で忘れた場合、駅に留まっていることを確認できれば、その駅で回収されていると考えることができ、見つけるのにも便利です。
もちろん、電車以外で忘れた時に取りに行くのにも活躍しそうです。
面白い商品なだけに、プレゼントでも結構喜ばれますよ。


かまち
「たとえ忘れてしまっても絶対見つかってほしいもの」の保険と思えば意外とリーズナブルな手段かと。
何より、ITの進んだ現代だからこそ利用できる便利グッズですね。

③取りに行く(か送ってもらう)

保管先は終着点となる駅や届けられた場所になります。
それゆえ、保管された駅まで取りに行く必要が生じ、取りに行くにあたっては運賃も発生します。


かまち
電車賃の負担については、保管場所の連絡時に伝えられました。
直通電車が多くなったことで遠くまで行く電車も増えましたので、必然的に遠くまで行くことになるケースが多いかと。

なお、事情があれば着払いで送ってもらえますので、時間に余裕がない方は着払いでの手続きをするのがオススメです(参考「駅に届けられた忘れ物(落し物)を自宅に送ってもらえませんか。(JR東日本 HP」)。
「きちんとお礼をしたい」というケースでは赴くべきだと思いますが、着払いの方が回収に赴く際の電車賃よりも安上がりになるケースも多いと思います。


<参考>
JR東日本では、旅客営業規則というルールがあり、HPに掲載されています。

その規則によれば、第291条にて「誤って区間外に乗車した場合には無賃送還の取扱いをすること」と定められています。
また一方で、同規則第249条では区間の変更が認められておりますが、それにより生じた不足額をJR側は収受する(=利用者は支払う)こととなっています。
たとえ改札を出ずとも、故意に目的区間を超えて利用した場合は同規則第249条として扱われ、利用した分の電車賃は支払う必要があると考えられます。


かまち
「忘れ物を取りに行っただけだから電車賃は払いたくない!」という理屈は通用しなさそうです。
自らの意思で電車を利用したのですから、当然と言えば当然ですが。

実録〜実際に傘を忘れ、手元に戻ってくるまで

回収までの手順や見通しの参考に、私自身の実体験をまとめておきます。

私のケースでは、グリーン車の席に傘を忘れてしまいました。
忘れたことに気付いたのは、その後乗り換えをし、目的駅の改札から出る時でした。

有人改札にて問い合わせ、聞かれた内容は以下の通りです。


  • 何時頃のどこへ向かう電車か
  • 何両目車両のどの辺りか(グリーン車の階、席の位置、足元・座席・網棚等)
  • 忘れ物の特徴(色・大きさ・素材)


かまち
駅員さんが慣れていて、色々と聞き出してくれました。

終着点まで行かないと回収作業はなされないということで、「回答まで40分ほど待つ必要があります」と言われたため、さすがに待てず電話番号を伝えてその場を離れることに。
非通知での電話が来たのは約1時間半後でしたが、無事に見つかったことと合わせて「落し物番号」と「保管期間」、そして「電車賃がかかること」を伝えられました。


かまち
「落し物番号」は後々使用するため、メモを忘れずに。
また、保管期間を過ぎると、駅の所轄の警察署に転送されてしまうとのことでした。

保管期間は1週間もなく、仕事でさすがに取りに行くこともできなかったため、考えた結果着払いで送ってもらうことにしました。
しかしながら翌日も朝早くから出張だったため、手続きは問い合わせた駅ではなく、出張先の駅で手続きをしました。

問い合わせた駅でなくとも、着払いの依頼手続きは滞りなく対応できました。
なお、駅で対応できる時間は決まっていて、「9時から18時までの間に来てください」と言われたため朝早過ぎた私は再訪することに。


かまち
着払いの依頼手続きは駅まで赴く必要がありますので(電話・ネット不可)、その点ご注意ください(参考「駅に届けられた忘れ物(落し物)を自宅に送ってもらえませんか。(JR東日本 HP)」)。

着払いの依頼手続きは20分ほど。
対応する駅員さんは限られており、前で手続き中の人がいる場合は更に時間を要する覚悟が必要です。

「保管先」「保管番号」「忘れ物の特徴」を伝えたところ、係の方が保管先の駅へ連絡し、保管状況を確認してくれました。
その間に渡された書面に「忘れた時刻」「場所」「忘れ物の特徴」のほか、「自分の住所」「氏名」「連絡先(電話番号)」を記入して待つこと数分。
保管の確認が取れた後、書面に書いた内容を本人確認証1点(運転免許証等)と照合し、手続き自体は完了です。


かまち
書面は保管先の駅にそのままFAX送信されるとのことで、汚い字は書き直されました。笑

私が忘れた物が傘だったせいか、特徴の確認が細かくありました。
おそらく、「送り間違えがないように」という配慮だと思われます。
叶うかどうかは別として配送時間の希望もありましたが、最近は届く前にスマホから時間指定ができますので、その場では指定せず。

15時前に手続きを終えることとなり、その時間帯でも「その日の発送ができること」「運送会社はヤマト運輸となること」を最後に共有してくれました。
他県ではあったもの同じ関東圏ということもあり、幸い依頼日から2日後に自宅へ届きました。

その時払った着払い費用は60サイズの940円。
忘れ物のサイズから宅配業者の料金表(今回ならヤマト運輸の宅急便運賃一覧表)を見ておくと、着払い費用の目安になります。


かまち
取りに行けば往復2時間&電車賃2千円ほどかかる見込みでしたので、時間もコストも抑えて回収できました。


これを決めておくと後でラク|忘れ物を真面目に振り返って気付いた改善点

忘れ物はだいたい諦めておしまいにすることが多かったのですが、どう対応するのがベストだったのか、この際真面目に振り返ることにしました。


かまち
お金も時間も限られたワーパパの身としては、お金も無駄にできないし、かといって時間に余裕もなく…。

忘れ物をしない習慣づくりも大事ですが、そこで気付いたのは「いざ忘れたときはどうするか」という基準を持つということです。

忘れ物に対する「自分の基準」を持っておく

仕事をする上でも基準が決められているかと思います。
この基準があるからこそ、人はスムーズに、そして間違いを減らして判断することができますが、自分の生活の中では基準というものは作らない限りありません。
それゆえ、基準がないことに対しては出くわす度に毎回結構迷います。

そこで、「どんな物だったら忘れ物を回収するか」の基準を考えることにしました。


かまち
何かの記念にいただいたものであれば使用期間に拘らず回収しますが、ただの愛着だけであれば、基準に応じて合理的に生きようと今回反省しました。

「忘れ物は全部諦める」も一つの合理的な基準かもしれませんが、お金の観点のみならず、資源を大事にする現代の価値観にはそぐわないように個人的には思います。
また一方で、「忘れてもよいものしか身につけない」では、個性も出しにくく人間的にちょっと味気ないです。
「なんでも探してもらう!」では、駅員さんをはじめ、警察官の方等も仕事が増えてきっと大変なはず。

すべからく基準を設けるのはしんどいですが、忘れやすいものだけでも冷静になって基準を考えておくと、いざという時に合理的に行動できそうです。

参考|傘に対する私なりの基準

例えば傘については、今回の反省から「使用して3年未満の傘なら回収しよう」と私は決めました。

「なぜ3年?」かというと、しっかりした傘は3〜5年程度壊れずに使用できるからです。


かまち
すぐに壊れてしまうビニール傘はほとんど使用していません。
仕事ができるイメージのある方はきちんとした傘を持っていることが多いことに気付き、30歳を過ぎてからはきちんとした傘を持つようになりました。

きちんとした傘を使うと、安くてもだいたい3,000円程度かかります。
使う頻度の高いビジネス用の折り畳み傘も、やはり3,000円程度からが相場です。
仮に使用期間3年とすれば年1,000円の出費と同等ですので、着払いコストと比較しても安上がりで合理的です。

物も時間もお金も無駄にしないためには、このように基準を設けると迷いが減って気持ち的にもスッキリします。
諦めて新しい傘を買う時も、後ろめたさがなくなりました。


とはいえ、忘れずとも物はだいたい消耗し、いつかは手を離れる時がやってきます。
なので、初めてその物を手にする時にお別れを意識する(「忘れたら回収するか」を考えておく)のも、一つの方法だと今回思いました。
この時も「耐用年数」の考えをもって判断をすると、無駄が減るかと思います。



〜おわりに〜

電車での忘れ物は誰しもがやってしまう経験かと思います。
忘れにくくしたり、見つかりやすくする工夫も大事ですが、「いざ忘れたらどうするか」というのが今回の出来事での私の最大の学びでした。

物・時間・お金をどこまで大事に扱うかは人それぞれ感覚の違いはあるにせよ、予め基準を明確にしておくとその後の合理的な行動につながります。
毎日が忙しく、物・時間・お金それぞれが貴重な現代で、それぞれを大事にし、無駄をなくすためにも、今回の出来事・振り返りが多くの方に活かされれば幸いです。


かまち
そして、回収してくれる周りのお客さんや駅員さん・警察さんの苦労が減り、あわせて回収対応の苦労が報われることを願っています。

じゃあな、またな。

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