妊娠が分かった後、夫ができること。育児に向き合う5つのやること

  • 2021年2月24日
  • 2023年8月16日
  • 出産前

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回のお話は「妊娠が分かった後、夫ができること。育児に向き合う5つのやること」です。

育児の一番最初の段階として良いスタートが切れるよう、妻を支える5ステップを紹介します。

①育児の書を手に入れる

おそらく私同様今までサラリーマンとしてバリバリ働いてきている方にとって、「育児」と言うものは頭の中に概念としては存在していても、「何をすれば良いのかと言うのは全くわからない」のが本音ではないでしょうか?

仮にわかったとしても、それはかなり断片的な部分が多いのではないかなと。

仕事と同じで、「概念的になんとなく」わかっていたとしても、「きっちりと全体像まで」わかることと言うのは、自分の関わった仕事でないと滅多にありませんよね。

そんな時にどうしたらよいのかと言いますと、これもやはり仕事と同じです。


かまち
新しい職場に異動した時、あなたは始めに何をしますか?
特に「効率良く新しい仕事を進めていくにはどうしたらいいのか」という視点で考えてみてください。

この場合、おそらく「言われた業務をその場その場でこなしていく」と言うよりも、「始めに引継ぎ書などで全体像を理解する」というところから始めるのではないでしょうか。
つまり知識の引継ぎを持って業務の全体像を理解することから始めます。まさにこれと同じです。

まずは知識だけで構いませんので、書物たる手順書からいつ・何を行うかを学び取る必要があります。
先人の知識を存分に借りましょう。
あなたしか持っていない人類初の新種の悩みなんて、おそらくありません。

奥様は体調変化や考えることが多くのしかかっている状態ですので、夫が代わって書を手に入れましょう。
そして、一度読み込んで妻の気持ちに寄り添った行動が取れる下準備をしておきましょう。

手に入れるべき書物の1つ目は、言わずもがな「母子手帳」です。役所で無料で手に入れます。
これで出産前・後に最低限の何をすれば良いのかは見えてきます。
これを早めに手に入れておかないと、出産にかかる費用も大きくなりますから、分かった時点で早めに対応しておきましょう(妊婦の通院補助のほか、歯科検診等市によって補助が受けられます)。

この時どうしても仕事を半日程度休まなくてはいけないという問題も出てきますが、仕事が忙しいと言っていても育児に付き合う最初のステップだと思って休みを申請しましょう。

そして手に入れるべき書物の2つ目は、「妊娠・出産・育児関係の書籍」です。
私の場合はコロナの影響で両親学級もなくなり、これだけが頼りでした。
どの本も似ている部分が多いので、本屋に行って自分の気に入ったものを購入すれば問題ないでしょう。

大体が「妊娠・出産」までと「育児」で分かれているので、計2冊購入する必要がありますが、生まれると時間がないので、早めに買って目を通しておくのが吉。
忙しい人はアマゾンで購入でも、有名な出版社かつレビューがそれなりならハズレないはずです。


かまち
ちなみに、私が買ったのは以下の2冊です!


直接本屋で中身を見て、別々の出版社ですが気にせず購入しました。
学研の方は、妊娠・出産準備品、育児用品チェックリストがあったのが購入の決め手です。仕事の抜け漏れ防止同様、チェックリストは強力なツールです。
Benesseの方は、章立てがわかりやすかったのと、絵よりも写真が多かったのが決め手です。ちなみにサイズはミニで充分ですよ。

②出産計画を考える

妻も妊娠と言う事実にまずは驚いていることでしょう。素直にお互いで喜ぶ必要があると思います。

一方「どうやって今のこの忙しい状況から出産までたどり着けるのか」と不安にも駆らているはずです。

そこで①で手に入れた母子手帳&書籍を活用しながら、「いつ・どこで出産するか」を考える必要があります。
産むのは母親たる妻しかできませんが、出産の計画は夫も進んで力になりましょう。
仕事で磨いた計画力を活かすというのもありますが、計画に必要な資源「ヒト・モノ・カネ」を妻と二人で洗い出し、①で仕入れた知恵と組み合わせることが洗練された計画策定には不可欠だからです。

この「いつ・どこで出産するか」はいわば出産におけるゴール地点になります。


かまち
と同時に、育児のスタート地点でもあります!
ゴールが決まることで、産休の取得時期や、どこの病院に通うかを決めやすくなりますよ。


通院先を家の近くにするのか、それとも職場の近くにするのかというのも非常に大事なポイントです。
職場の近くあれば市の補助が適用されず費用がかさみますが、とは言っても仕事も外せないでしょうから、夫婦で考えて無理のない計画を立てましょう。

加えて、出産は里帰りを希望する方も多いのではないでしょうか。奥様の母親が付き添ってもらえると、とても安心ですよね。
その場合は里帰り先の病院が受け付けてくれるのかも確認しなければなりませんし、実家のバックアップも得られるのかの調整も必要です。
気をつけなくてはならないのは、予測精度が高まった現代においても出産予定日の精度は高くなく、一家月前後することも多く見られます。
したがって、里帰り出産の場合はかなり余裕を持ってスケジューリングしておく必要があります。飛行機で帰る場合などはなおさらです。

③会社の上司に報告する

これは家庭内の相談というより、会社との相談です。勤め先の会社にも、きちんとに伝えておく必要があります。

上司に伝え、周囲の助けがなければ、育児の道のりはかなり厳しくなってきます(伝えていても険しい道のりですが)。
上司も人間ですから早めに教えてもらうに越した事はありません。

その時に気を付けていただきたいのは、ただ「子供が生まれます」と考え無しに伝えるのではなく、その機会をきちんと自分がどう育児に向き合うかを伝える場にしなければなりません。

はじめに言っておきますが、結構緊張すると思います(育児に関わらないスタンスなら軽いノリで済むと思いますが)。
私はかなり緊張して、話すタイミングをめちゃめちゃ探ってました。汗

私の場合を踏まえてまとめると、以下の内容は整理しておくべきです。


  • 出産後は妻は仕事を続ける予定なのか
  • 出産後は両親のサポートはあるのか
  • あなたは育休を取るつもりなのか
  • 取るつもりならどれぐらいの期間取ろうと考えているのか
  • 育児にあたって時差しゅっきんやテレワークを検討しているのか
  • 時差出勤やテレワークの頻度

重要な点として認識していただきたいのですが、意向を伝えたとしても必ずしもすべて了承が得られるとは限りません。


かまち
私は育休を1年取得するつもり強く臨みましたが、認められませんでした。。。

これが実態です。
上司の視点で考えてみれば、「育児は妻がやるもの」という発想がこびりついていますでしょうし、何より補填する人の調整は面倒ですからね。
余計な仕事を進んでやってくれる人、会社にそんなにいませんよね。。。

結果として産後休暇として何日かお休みをいただきましたが、一年間育休を取得することは断念しました。
ただ一方で、時差勤務は毎日認められ、テレワークも週に数日取り入れられるようになりました。
仕事の交渉と同じで、自分の意向と落としどころをきちんと考えておく必要があります。

また上司に伝えておくことで所属部署内で配慮してくれるほか、育児に対するアドバイスを聞ける機会も増えます。
社内の手続きは誰にすればいいのかといったことも正直わからないと思いますから、それを聞けるだけでも時短になります。

報告のタイミングは安定期に入ってからというアドバイスもありますが、安定期に入るまでが妻がしんどいのも事実です。
我が家の場合は妊娠が発覚して即妻が会社に報告をしたので、私も安定期関係なく報告をしました。お陰で、出産前でも妻の調子に合わせて休暇の融通を利かせてもらえました。
安定期に入ってからという考えは「報告後に流産になってしまったら・・・」という懸念からだと思いますが、妊娠初期こそ妊婦は辛いので、辛い時こそ旦那の出番だと私は思ってます。先手必勝のごとく早めに報告した方が後の行動がとりやすくなりますよ。

④妻の行っていた家事を減らす

子供が生まれるとどうしても子供に時間を割く必要が出てしまい、今まで通り時間を扱うことができません。
それゆえ自己研鑽のための時間はおろか、旅行や遊びや付き合いの時間も減っていくことでしょう。
一方で部屋の掃除や洗濯などはこまめにしないと子供の健康を害する恐れがあり、今までよりも稼働時間増えること確実です。

したがって、まずは確実に増えるであろう家事に割く時間を減らすために、機械を導入したり、工数を減らすような発想を持ち込む必要があります。
ここは仕事で生産性を高めるために作業手順を見直すのと似ているのではないでしょうか。
前述の通り奥様は体調変化や考えることが多くのしかかっている状態で一杯一杯すので、夫が知恵を絞る出番です。


かまち
これは回り回って自分にもかなり恩恵がありますので、家事が苦手な人ほどきちんと考えておきましょう。

家庭のお財布事情とも相談をする必要もありますが、我が家で1番効果が大きかった(かつ妻から称賛が得られた)のはお掃除ロボットを導入したことです。
最近はAmazonで廉価製品も出回っており、我が家でも試しに2万円を切る製品(Kyvol E20 ロボット掃除機)を導入しましたが、きちんと掃除ができていてびっくりしました。

お掃除ロボットの導入にあたって、床の物を減らしたり、配線が這わないようにリビング内を工夫しました。
その他、料理は私担当に切り替えました。食材の買い出しも私の仕事です。
なお、出産後は買い物も食材配達(西友ネットスーパー)に切り替えていますが、とっても便利ですよ。

⑤妻と過ごす時間を増やす

妊娠すると女性は体調を崩しやすくなったり、今までとは調子が変わってきます。
そのような変化が女性自身の中で不安を生み出していますので、旦那としてはなるべく一緒にいてあげましょう。
そばに喋り相手がいるだけで心も体も安らぎ、心身の疲れも減らせるはずです。

また、2人で一緒にいることで幸せな気持ちが高まり、胎児にも良い影響があるのでは?と思っています。
ストレスが軽減されますからね。

私の場合は、週の半分はテレワークに切り替えました。幸いにも妻が突然調子を崩すと言うことはありませんでしたが、お陰で今までよりも会話や食事の機会に恵まれました。
その他、買い物もあえて2人行ったり、ゆっくり遠出する時間を持ちました。
子供が生まれてからはバタバタする日々が続き、外出も全くできていないので、出産前に2人の時間を大事にしておいて良かったなと振り返って実感しています。


かまち
毎日あくせく働いていますが、「やっぱり僕ら人間なんだな」って考えさせられる機会になりました。

そのほか、一緒にいることで、妊娠中に妻が口にしてはいけないものを自然と理解することができました。
元々お互いタバコは吸わないのですが、お酒はもちろんのこと、コーヒーをカフェインレス にしたり、ビタミンAが多く含まれる食品を避けたりと、妻が気にしていることを直に学び取れました。
何より、一緒にいることでサポートすべきことや気遣いすべきことが少しずつ分かってきます。
妻と一緒に出産までの道のりを乗り越えていく感覚はとても大事です。

〜おわりに〜

一度に聞くとやることの量が多くてたじろいでしまいますが、1つ1つステップを踏んでこなしていけば大丈夫です。
全体像を把握し、計画的に動くことで、奥様も助かり、喜んでくれるはずです。

仕事で鍛えた段取り力や調整力を応用していきましょう。


かまち
育児は長期戦ですから、ハリキリ過ぎは禁物ですよ。

じゃあな。またな。

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