今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。
今回は「共働き家族で日々格闘した幼児食の時短・管理の取り組み」について紹介します。
「離乳食を卒業したらレトルト食品が少なくなり、ご飯の準備がとにかく苦痛なのでどうにかしたい」
「時間のない中毎日対応しなければならないので、時短で済ませる方法はないかな?」
と考えている方々の助けになれば幸いです。
結論|1食10分以内で作れる料理に徹底的に絞り込む&1週間の献立の型で計画性UP
幼児食ゆえの「薄味」で作ることを機転に、我が家ではシンプルなご飯しか作らない方針に切り替えました。
シンプルを徹底的に考え抜いた結果、たどり着いた基準は「10分で作れる料理」。
ここまで削ぐと、もはやレシピは不要な料理なものばかりになります。
我が家では「食事は10分で用意」を前提に、食パンや豆腐、果物、マカロニをメインで活用しています。
また、食材カットの手間を省くためにも「冷凍カット野菜」を活用し、加えて王道ですが「作り置き」のほか、いざという時は「市販の幼児食」にも頼ります。
10分で出来上がる料理はいわゆる「男の料理」のような手抜き感はありますが、10分で済むようにあえて戦略的に手を抜いています。
そうすることで毎日の負担を少なく済ませられるのは揺るぎない事実です。
また冷凍カット野菜については、カットの手間削減だけでなくオーガニックの商品もあり、小さな子供に安心してあげられる点からもオススメです。
加えて我が家では計画性を高めて効率的に毎日の料理に臨めるよう、1週間の献立の型を作っています。
具体的には以下の①〜③を守ることで献立管理をルーチン化しています。
- ①食材・料理の旬を意識し、「春夏版」と「秋冬版」の2種類の型を作る。
- ②平常時の型となる「通常用」のほか。「不在用(外出が多い時用)」の型も用意しておく。
- ③日曜に献立を立てるなら、毎週水or木曜に一度今週の献立を見直す機会を設ける。
子供も親も1週間で1周する献立で生活していますが、親子共に意外と飽きずに食事ができています。
毎日献立に悩むこともないので、親にとっては慌ただしい中でのイライラも少なくなりました。
何より食料の購入も毎週1回で済むように仕組み化できているので、買い物の手間も削減して夫婦の時間確保にもつながっています。
「離乳食ですら大変だったのに…」 より一層手間な幼児食は、共働きに酷な現実
コロナ禍で子供が生まれ、出産後の幾多の困難を夫婦でどうにか乗り越えてきた我が家。
働くことしか考えず料理が苦手な夫婦にとって最大の試練だった「離乳食」をどうにか卒業できましたが、次なる壁として待ち受けていたのは「幼児食」の試練。
離乳食を卒業後も、歯や味覚が未熟な幼児のためには料理を柔らかくし、そして薄味に作る必要があります。
この新たな試練においては、とても厄介な事実がありました。
それは、離乳食の時は頼れる市販の食品がたくさんあったのに、幼児食になったとたんに激減するという現実です。
スーパーやドラッグストアで離乳食の棚はよく見かけるものの、幼児食はほとんどみかけません。
対応の記録は別記事にまとめていますので、気になる方はご覧ください。
「幼児食は親の料理を薄味にすればいいから簡単」という方もいらっしゃいますが、そもそもまともに料理をしてこなかった我が家にとっては難題極まりない試練でした。
子供は日に日に成長し、待ったなしで試練は現実になりつつあります。
どのようにしてこの幼児食の試練を日々乗り越えたのか、そして時間短縮と苦手な料理の壁を攻略していったのか、実践した方針や具体例を今回は紹介します。
男飯生活の経験が活きた!?時短で作る簡単幼児食オススメ4選+切り札市販品3選
なんともネガティブな思いで幼児食に臨むこととなりましたが、幼児食が終わった後も子供分の料理を作る生活は続きます。
大人になるとたまには食事を抜くこともあるかもしれませんが、成長期の子供にとって身体の作る基礎となる食事はやはり欠かせません。
私もどうにか乗り越えられましたし、これからの料理作りの練習と捉えて、私の取り組みを参考に料理が苦手な方もぜひ前向きに取り組んでもらえれば幸いです。
幼児食のクオリティと圧倒的な速さを同時に実現する最大のポイントは「○○分で作れる料理」
幼児食ゆえの「薄味」で作ることを機転に、我が家ではシンプルなご飯しか作らない方針に切り替えました。
「シンプルなご飯」というのは目標が曖昧ですが、裏を返せば凝ったものを作るのはやめました。
具体的には「10分で作れる料理」だけを作ることに。
10分を極めることで作業が徹底的に洗練され、余計な味付け作業はカットとなり、ひいては味付けも食材由来の薄味となります。
おまけに難しさもなくなるので、レシピももはや要らなくなります。
最近出版された本『勝間式 人生戦略ハック100』でも「家事は10分以内に終えること」と紹介されています。
10分以内で終わるように考えて取り組んでも、料理に慣れるまでは+5分ほど余分に時間がかかることも多かったです。
しかしながら、具体的な基準を考えて取り組むだけで料理の内容は限定され、また削減の発想に拍車がかかり、圧倒的に時間が短くなりました。
何より毎日のしんどさが10分で終わると思うと、気持ちに余裕ができます。
親のイライラは子供もなんとなく感じ取ってしまうだけに、家の中で落ち着いて過ごせると、家族の雰囲気も和やかになった印象です。
子供が喜んでくれればそれでいい|誰でも即実践できる幼児食メニュー4選
今回は私が実践していて、すぐに役立てることが可能な料理4つを紹介します。
テクノロジーは要らず、知れば誰でも実践可能です。
「これって料理と言えるの?」と感じる方もいるかもしれません。
でも、子供はとても喜んで食べてくれていますので、「これで十分」と考えています。
オーバースペックな料理になって苦労を増やしていないか、そんな目線で見てもらえると役立つ部分は増えるかと思います。
①おにぎり
意外に思う方もいるかもしれませんが、おにぎりは我が家で最も強力な幼児食でした。
普通にご飯を盛った時とは全然食いつきが違います。
もはや歌って踊りながら食べてました。笑
ふりかけやわかめと混ぜて形を整えるだけなので、10分かからず出来上がります。
具のアレンジを利かせやすいだけでなく、子供自身が進んで、そしてとても楽しく食べてくれるので、作る側も嬉しいです。
お出掛け時のお弁当としても重宝しており、積極的な活用がオススメです。
子供がニコニコして袋から選んで取り出すのが、我が家での毎朝のルーチンです。
②食パン
食パンを千切れば即完成で、食事ができます。
菓子パンのようにカロリーも高くなく、味も薄く、また準備・片付けも楽なので、親都合で見ると最強な幼児食です。
手で食べれること、また色々な形があって楽しめること、そして食感も柔らかく噛む上で支障がないこともあってか、子供は進んで食べてくれました。
成長すると千切る必要さえなくなりますが、一方で味付けを求めてきます。
そこで我が家では「きな粉」と「バナナ」で2種類のパターンを用意。
きな粉は、ちぎったパンに適当に塗せば完成です。
一方バナナは、切って数秒チンしたものを食パンにに塗れば完成です(千切る作業は不要)。
余ったバナナはシリアル(1歳以降用)と混ぜ、朝食が2分でできあがります。
この時使う食パンでのオススメは、10枚切の食パンです。
親2人子供1人だと、2日間で食べ切る枚数となります。
ちなみに我が家では時短を兼ねて2つ同時に焼けるアイリスオーヤマのホットサンドメーカーを選び、これは大正解でした。
10枚切りの食パンは店頭では見かけないこともありますが、楽天西友ネットスーパーに商品が常にありましたので、私はそこで毎週購入していました。
<参考>
余ったバナナは、ヨーグルトと混ぜる組み合わせも時短効果が高いです。
そのほか、ヨーグルトは先述の幼児用のシリアルとの組み合わせもお手軽です。
我が家で多用するのは、「ヨーグルト(無糖)」「シリアル」「ハチミツ」の組み合わせです。
ハチミツは砂糖よりも甘すぎず、また栄養価も高いので、ヨーグルトをあえて無糖にしてハチミツで補っています。
バナナをカットする手間もなく、時短効果も高いです。
ただ、ハチミツは腸内環境が成長した1歳以降でないと危険ですので、その点だけご注意ください(参考:「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。(厚生労働省HP)」)。
③豆腐や果物(トマト・バナナ等)
いわゆる「切ってそのまま食べれるもの」です。
豆腐は包丁で切れば完成、トマトやバナナ・みかんも切るなり剥けば完成します。
豆腐はそのままだと寂しいので、しらすと鰹節を乗せていました。
これなら数秒で終わるだけでなく、優しく味を変えられます。
このほか、そのままでは食べれませんが、予め切ってあることで便利なものとして、「冷凍のカット野菜」は大活躍の一例です。
楽天西友ネットスーパーではオーガニックの冷凍カット野菜があり、私は専らこちらを使用していました。
通常の冷凍カット野菜の倍ほど値段がするものの、それでも1つの単価が400円ほどで済むのはありがたいです。
楽天西友ネットスーパーを契約していなくても、楽天市場の「楽天ファーム」や「Amazon」からも購入可能です。
時短だけでなく安全面も高いので、小さい子供にも安心して利用できます。
冷凍のカット野菜がとても気が利くのは、なんといっても「幼児の口のサイズに合う絶妙な大きさになっている点」です。
日頃の卵料理に加える以外にも、カレーやシチューを作る際にも時短効果がありました。
作り置きで平日の負担を少しでも減らしたい方は、S&Bの「王子さまシリーズ」だとカレーのほかにシチュー・ハヤシがあるのでオススメです。
火を通した後に沸騰したお湯で煮込めば10分で作り置きもできあがります!
④マカロニ
意外にも重宝したのが「早湯でマカロニ」です。
ご飯は冷凍保存が利くもののの炊く時や片付けで時間がかかること、一方パスタやうどんも茹で時間・長さ調整で時間がかかるので何か良い案はないかと考えて思いついたのが「早湯でマカロニ」でした。
こちらは楽天西友ネットスーパーから西友オリジナルの商品を購入していまして、元からサイズが小さいことから、4分茹でた後にカット入らずです。
野菜やソース・ケチャップを加えれば幼児食が速やかに完成します。
西友オリジナル以外にも、オーマイの「早湯でサラダマカロニ」なら同じ効果を期待できます。
幼児食作りに慣れてくれば、大人用の量を減らす形で整えても差し支えないかと。
マカロニは時間が経つとやや固くなってしまいますが、お弁当でも痛みにくく、またアレンジも利きやすくて、これほど便利なものはなかったです。
おまけに金額も安いし保存も利くので、至れり尽くせりです。
探せば少しはみつかる!我が家を助けた切り札「市販幼児食」3選
とはいえ、どうしても料理が苦手だったり、時には疲れ切って作る気力が湧かないこともあるかと思います。
いくら親だと言っても、人間ですから毎日完璧にこなすなんて不可能です。
我が家でも、どうしても料理が作れない時に備えて市販品の幼児食を探し、活用していますので、中でも便利に感じた3つの商品を紹介します。
①ニコパクシリーズの冷凍幼児食
ニッスイの「ニコパク楽しい幼児食」は、これ一つで完成する非常に心強い逸品です。
種類も複数あり、レンチンで出来上がるので手間要らず。
お皿への移し替えや食器洗いが不要な点も時短の観点では非常に強力で、親も大助かりです。
唯一の難点はまとめ買いでないとコストが高い点ですが、複数ある商品から選びながら購入できるので、まとめて購入しても飽きる心配がありません。
<参考>
料理には作る過程に加え、お皿に移す過程や食器洗いの過程があり、これらの「料理以外の工程」も意外と時間を要します。
ニコパクシリーズのように食器洗いを省略できる機会は少なく、食後でやる気が出ない時のお皿洗いはなかなか厄介な問題です。
そこで我が家では2つの対策を行っています。
1つはよくある解決方法になりますが、「食洗機の導入」です。
これにより食器類は全て食洗機に任せられ、洗う対象はフライパンや鍋等に限定されることから、自らが取り組む作業量を圧縮できます。
こちらの食洗機を選んだ理由や設置方法・使い心地の感想は別の記事にまとめていますので、食洗機導入を考えている方は参考にしていただければ幸いです。
2つ目の解決方法は「フライパン・鍋を使わない料理」です。
フライパンや鍋を使わなければ、そもそも洗う手間は発生しません。
電子レンジは典型的なその1つですが、そのほか例えば味噌汁も直接お椀で作ってしまいます。
具材については典型的なワカメ・油揚げのみならず乾燥野菜を使うことで、鍋を使わずに具沢山な味噌汁を作れてしまいます。
また、フライパンを使うとしてもこちらの卵焼き用のフライパンは小さく細身で、実際に上記の食洗機の中に収まることから、手洗いを避けられて便利です。
②アンパンマンシリーズのミニスナックパン
フジパンの「アンパンマンのミニスナック」は、朝の時短に重宝する貴重なパンです。
いわゆる菓子パンのような食品は栄養管理の観点からなるべく避けたいのですが、どうしても会社に早く行きたい朝はこれを使っています。
すぐ食べれて片付けも楽なだけでなく、袋を見るや子供はワクワクし、毎回バクバク食べてくれました。
近所のスーパーやコンビニ、ドラッグストアで販売している店舗を見つけておくと吉です。
パンの付き合わせで前述のトマトやバナナ、みかんを合わせて用意すれば子供は満腹です。
朝食を素早く仕上げるには、チーズやヨーグルト、シリアルの組み合わせもグッド。
うちの子供はバナナが好きなので、我が家では前述のバナナとシリアルの組み合わせを多用しています。
<参考>
パンは時短に便利ながらも、厄介なのは「消費期限の短さ」です。
しかし、この悩みを解決してくれる便利な幼児向けのパンがあり、それがカネ増製菓の「パクパクミニ」です。
ミルクパン以外にもいくつか種類があります。
唯一の難点は「硬めなので、噛む力が未熟な場合はちぎる必要があること」です。
とはいえ1歳から食べれる商品であることはもちろんのこと、開封しなければ3ヶ月程度は保存が利く点は非常に魅力的で、忙しい朝に伝家の宝刀のごとく多用しています。
カネ増製菓のパンは添加物を加えずに作るこだわりがあり、優しい味でおやつ代わりにも使えるので、まとめ買いしても無駄になりません。
③レトルトのカレー・パスタソース
1歳以降の幼児用レトルト商品は、数が少ないものの探すといくつか見つかります。
私がよく利用している永谷園の「アンパンマンシリーズ」やキューピー「やさいとなかよし」の商品では、以下のようなバリエーションがあります。
- 永谷園(アンパンマン) ⇒ カレー、五目野菜の中華丼、ミートソース
- キューピー(やさいとなかよし) ⇒ 和風あんかけ、彩り五目、チキンライス
そのほかドラえもんのシリーズもあり、販売元が永谷園と丸美屋食品で異なりますが、利便性では特段違いはありません。
ご飯やパスタ・うどんがなくても、前述の早茹でマカロニにかけて我が家は子供にあげていました。
早茹でで済むだけでなく、カットの手間もなくなります。
なお、前述のS&Bの「王子さまシリーズ」にもカレールー(顆粒)のほかレトルトもありますが、こちらは1袋1食分のため、これらに比べるとコスパ悪目です。
<参考>
夕飯用の重めのメニューであれば、冷凍幼児食のLUCEを活用するのも一つの便利な方法です。
LUCEは2歳以降の子供を想定したメニューではあるものの、離乳食卒業後から食べても問題ないことを会社から教えていただき、我が家でも使いました。
メリット・デメリットは別の記事にまとめていますので、気になる方はこちらをご覧ください。
もはや裏技??親の分もまとめて時短で対応「荒技」1選
「とにかく早くご飯を済ませたい!」
朝夕問わず、そんなことたまにあります。
親子まとめて速攻でご飯を準備したい時、我が家で利用している荒技はシマダヤの「流水麺」です。
水でほぐし、取り分けて、子供の分はハサミで切れば完成。
卵やワカメ・しらすは各々お好みで。
子供の麺つゆは水を気持ち多めに足して薄味にすれば全員分出来上がりです。
ただ、こちらも賞味期限の観点からネット購入・保存に適さない点は残念なので、近所で探すかネットスーパーの活用が吉と言えます。
なお、幼児食も1年を経過すると、だんだん大人と似た味を求めるようになってきます。
そうなってきた時は、ある程度のところで「薄味徹底の幼児食」は諦めた方が、親としては気楽かもしれません。
我が家も3歳に近付くにつれて、焼き魚や付け合わせの野菜から始めて徐々に親と同じものをあげるように切り替えていきました。
我が家で辿り着いた幼児食の型|1週間を効率良く乗り切る献立管理の運用方法解説
共働きで子育てをしていく上で、料理と共に大変なのが「日々の献立作り」だと実感しています。
しかし献立作りも仕事と同様に「予め計画を立てること」で、効率的かつ無駄のない行動を実現できました。
我が家では、楽天西友ネットスーパーで1週間分の食材を購入する方針に切り替えて以降、献立管理も1週間単位で行うように切り替えました。
この方法は意外にも「毎日献立を考えるストレス」を減らしてくれる実感があります。
お迎えから寝かしつけまでの「時間との戦い」も余裕が生まれ、おまけにイライラも軽減です。
我が家で行き着いた取り組み方法を紹介しますので、活かせる部分だけでも参考にしていただければ幸いです。
仕事のようにルーチン化!献立管理の運用手順
1週間の献立は、毎週日曜に作るようにしています。
それは私の仕事が土日休みのため、月曜から万全の状態でスタートできるよう、日曜を計画立ての日にしているからです。
もちろん日曜に予定がある時は時間帯を遅らせたり、土曜日に前倒ししています。
賞味期限の観点からも、日曜(休日の後半)に基準をもってきた方が、食材の管理がしやすくなる実感があります。
この点は、ご自身の休日状況に合わせて個々でアレンジしてみてください。
ただ、一番食料が少なくなる土曜は仕事が休みなため、金曜に比べると時間的に余裕があり、買い足しによる補填も行いやすいです。
献立は毎週大きく変わることはないものの、以下の3つの手順を踏んで作成すると運用しやすくなります。
一度作ったらコピーで毎週運用でき、作り直しの煩わしさを減らせるのでオススメです。
- ①食材・料理の旬を意識し、「春夏版」と「秋冬版」の2種類の型を作る。
- ②平常時の型となる「通常用」のほか。「不在用(外出が多い時用)」の型も用意しておく。
- ③日曜に献立を立てるなら、毎週水or木曜に一度今週の献立を見直す機会を設ける。
つまるところ①②の結果、献立の型が4種類できあがります。
毎週基準にした曜日(私の場合は日曜)に献立を整え、週半ばの水or木曜に見直しを行います。
また食材には旬がありますし、季節感が出せるほか栄養価も高いものを自然と食べれるように、2種類作ることをオススメします。
いきなり4種類の献立を作るのはハードルが高いので、まずは始める時の季節で①を作り、慣れた半年後に今までの良し悪しをふまえて残りの季節を作ると良い献立が作れると思います。
長く続けていく上で、「料理が少ない1週間」を意識した②の用意は結構役立ちます。
なぜなら、続けていると時折献立を計画しにくいタイミングが出てくるのですが、その時に感じる「上手くいかなった」という思いを簡単に乗り越えられるからです。
不在時は献立が崩れがちながらも、予め料理の日を少なくした1週間の献立を作っておくことで、無理なく迅速かつ柔軟に適応できます。
1年間献立を作り、運営していくにあたっては、この①②をやっておくことで8〜9割は難なく対応できてしまいます。
なお③は運用に関する内容ですが、週半ばで現状とすり合わせを行うことで食料の減り具合を献立に加味できます。
毎日行うのは面倒ですが、毎週1回と決めておけばそれほど面倒にもなりませんし、週後半の計画倒れも防げます。
<参考>
毎週献立を作るにあたって、ツールは何でもよいと思いますが、私は「Dynalist」というアプリを使っています。
いわゆる「アウトライン」を作るためのツールで、階層立てて物事を整理して考えるのに便利なアプリです。
無料で使えますし、スマホ・PC両方で利用可能です。
英語の利用環境しかありませんが、行単位で書いたり、移動させたりするだけで、難しい操作はありません。
上記サイトでも導入にあたっては十分ですが、仕事や他の場面でも活用できるよう学びたいと思い、私自身はUdemyの「アウトライナー仕事術: ビジネスの生産性アップにつながる5つの活用法」を見て活用方法を習得しました。
Udemyは学びたいことを隙間時間に効率的に学べるので、家事と並行して活用することも多く、「何かを学びたいけど時間がない」という方にはうってつけです。
もちろん、iPhoneなら初期設定でインストールされている「メモアプリ」でも問題なく作れ、また共有も簡単ですので、個々人のやりやすい方法で良いと思います。
我が家では仕上げた献立は夫婦のLINEにノートで投稿し、完成です。
「夫婦お互いがよく使うもの」という視点で共有先を選ぶと、確認忘れ等のうっかりを減らせて気持ちよく使い続けられるはず。
そのまま使える◎我が家の1週間の献立の型はこちら
参考までに、先に紹介した運用手順①の「春夏版」を紹介します。
我が家で実際に使っている型になります。
そのままコピーでも使えますし、各々のご家庭の事情に合わせてカスタマイズしてご活用ください。
曜日 | 朝(上:大人、下:子供) | 昼 | 夕 |
---|---|---|---|
日 | ・ご飯+目玉焼き+ソーセージ ・ご飯+だし巻き卵 | ・スパゲッティ ・マカロニスパゲッティ | ・炊き込みご飯+ししゃも+豆苗ナムル(大量に作り置き)+味噌汁 ・炊き込みご飯+ししゃも+味噌汁 |
月 | ・たまごホットサンド+豆苗ナムル(作り置き)+バナナヨーグルト ・食パン+きなこ+バナナ | ・(職場の仕出し弁当) ・(保育園の給食) | ・炊き込みご飯(冷凍)+冷凍ハンバーグ+ひじきの煮物等(パウチ) ・炊き込みご飯(冷凍)+前週作り置きカレー等(冷凍) |
火 | ・たまごホットサンド+豆苗ナムル(作り置き)+はちみつヨーグルト ・食パン+バナナ+ミニトマト | ・(職場の仕出し弁当) ・(保育園の給食) | ・月見うどん+豆苗ナムル(作り置き) ・ツナわかめうどん |
水 | ・炊き込みご飯(冷凍)+焼魚+豆苗ナムル(作り置き) ・炊き込みご飯(冷凍)+焼魚+バナナ | ・(職場の仕出し弁当) ・(保育園の給食) | ・ご飯+カレー等(残りを冷蔵) ・ご飯+カレー等(残りを冷凍) |
木 | ・ご飯+カレー等(水曜残り) ・しらすご飯+ゆで卵+ミニトマト | ・(職場の仕出し弁当) ・(保育園の給食) | ・冷ご飯+カレー等(水曜残り)+リンゴ ・冷凍グラタン(ニコパク)+リンゴ |
金 | ・お茶漬けご飯(冷凍)+だし巻き卵 ・ご飯(冷凍)+だし巻き卵+ミニトマト | ・(職場の仕出し弁当) ・(保育園の給食) | ・豆腐+ベビーリーフ+トマト ・ご飯(冷凍)+作り置きカレー等(冷凍)+トマト |
土 | ・卵かけご飯+冷奴+ポテトサラダ等(パウチ) ・おにぎり+しらす冷奴+ミニトマト | ・オムライス ・オムライス | ・焼きそば ・焼きそば |
前述の通り、日曜の午後に楽天西友ネットスーパーの受け取りを行なっています。
したがって調達サイクルゆえに終盤の土曜〜日曜の昼は食糧が枯渇しがちですが、時には外食に出掛け、気分転換もかねて負担を削減しています。
1週間で1周する献立は、管理のしやすさ以外にも、意外と飽きを感じさせないのも大事なポイントです。
1週間の型を作ることで献立を毎日考える負担が減り、毎日の食卓に落ち着きが生まれます。
「忙しい」とどこか感じると、気持ちも感情も落ち着かず、今の一瞬を心から楽しめません。
忙しく過ごすご家庭でも、せめて家族との食事の時間だけはゆっくりした日常を過ごせると、本当によい心の切り替えになりますよ。
〜おわりに〜
離乳食同様に毎日3回対応しなければならない幼児食は、確かに親の労力は半端ないです。
仕事と育児を「分業」ではなく「兼業」で行なう現代の日本においては、一時的な出来事かもしれませんが、親にとって過度な負担となりかねません。
たとえ一時的でも、負担のキツさゆえに心身の調子を崩してしまっては元も子もありません。
子供のことはついつい丁寧にやってしまいがちですが、安全な食事を「無理なく手軽に」の発想をもって続けていくことは、安定かつ継続的に家庭を運営していく上で欠かせません。
今回のアイデアを参考に、力を抜けるところは徹底的に抜き、本当にやりたいことができる時間増加に繋げることで、楽しい子育て生活に少しでも貢献できれば幸いです。
幼児食の時から時短料理を研究した経験が、後々また活きてくることを願っています。
じゃあな、またな。