彼のテレワークはなぜ評価される?育児&仕事両立の効率アップテク

  • 2021年3月24日
  • 2023年10月1日
  • 働き方

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回のお話は「育児と仕事の両立を目指す方にオススメのテレワークの生産性アップ術」です。

コロナ禍で一気に普及したテレワーク。
通勤時間が消え、毎日往復2〜3時間程度費やしていた時間が浮くのは本当に嬉しい。
浮いた時間が丸々育児に費やせると思うと、本当にありがたい技術革新ですよね。

しかしテレワークはなんといっても生産性が下がるのではないかという懸念がつきまといます。
特に、過去の働き方が定着している会社上層部にとっては、ネガティブに捉えている人が多い様相。

そんな逆風でもきちんと成果を出し、会社からテレワークを認められ、結果育児と仕事の両立につながればと思い、今回はオススメのテレワークテクニックをまとめてみました。

今回の記事は、以下のような方にオススメです。
私がオフィスワーカーのため、オフィスで働く人向きですが悪しからず。


  • テレワークを活用したいものの、生産性が下がってしまいそうで不安
  • テレワークをやってみたものの、上司からネガティブ評価をされている
  • 少しでもテレワークの生産性を高めて、より家族に費やせる時間を増やしたい

大前提:大半の仕事は、テレワークしたら生産性が下がる

テレワークでは生産性が落ちる

これを言ったら元も子もない気がしますが、テレワークをしたら職場で仕事をするよりも生産性は下がります
通勤時間も仕事時間と含めて「アウトプット/時間」と捉えれば、計算上高まるの可能性はありますが。
以下の調査や本からもその傾向は示されています。



とは言え、わざわざ調査で調べなくとも、働く場所が「職場⇒家」に変わることで、誰でも働きやすさに変化が生じうることは分かりますよね。

シンプルに考えれば、働く場所が「職場⇒家」に変化すれば、以下の2つの要因が変化すると言えるのではないでしょうか。


  • ①使える道具が変わる
  • ②周り(近く)に同僚がいない

それはつまり、①⇒物理的な側面への影響と、②⇒人間的な側面への影響があると言え、「これらが家では充実しないため生産性が落ちる」と考えるべきだと思います
「家の方が会社の資料が確認しやすくて、同僚ともコミュニケーションが取りやすい」なんてことはほぼ無いでしょうからね。

したがって、上記①及び②を職場と同じ、ないし職場以上にすれば、生産性の向上は狙えます。


かまち
あれこれ取り入れようと闇雲に手を出しても上手くいきません。
この2つの軸に照らして自分に足りない部分を補うことで、効果的に生産性を高められるかと。

①物的側面への対策

物的対策

1つ目は物理的な環境、つまりリラックススペースたる環境の「家」を、しゃかりきに働くスペースたる「職場」に近付ける対策です。
どうしても書類は持って帰れないですし、会社に比べて仕事道具も揃っていません。
確実に逆境ではあるものの、以下のような形で近付けていくことはできそうです。


  • 空間的快適①:仕事以外の会話の無い空間 ⇒ 個室と耳栓を用意
  • 空間的快適②:外部と遮断された打合せ  ⇒ どうしても手が空けられない時間を妻と共有
  • 作業的快適①:疲れにくい机や椅子    ⇒ 快適な机・椅子を用意
  • 作業的快適②:大きな作業モニター    ⇒ 別途PCモニターを用意
  • 作業的快適③:無料で即電話できる状況  ⇒ 楽天モバイルを用意(社内のみならLINEも可)

空間的快適①:仕事以外の会話の無い空間

テレワークの仕事場がリビング等の共有スペースになると、周りの音に結構気を取られます。
気を取られた瞬間に生産性が落ちたと思うと、もはやマラソンで給水をしまくるようなも。
やはり最速&最短で目的にたどり着くのは難しくなります。
したがって、別の記事でも触れていますが、「楽しみのための家」というよりも、「自分の生活への投資」と思って家を子供が産まれる前に検討しておくと、結果的に仕事にも差が出ることになります。

とはいってもそうすぐに住む家を変えられない・・・という場合は、個室テントを活用するのも手です。
個室テントでも人間が収集する情報の大部分を占める「視覚的な情報」を遮ることができますし、場所も1畳前後・費用も1万円かからず、生産性に対するコスパは良いと言えます。

音を遮るための耳栓は好みが分かれますが、BGMのような音楽でも集中できる人なら使わなくても良いかなと。
ただ、BGM流していると、電話が来たときに「止める」というワンステップが入り、意外と慌てます。
そういった点では、耳栓の方が慌てる心配なく、かつ集中して作業ができるので、私は耳栓推しです。

空間的快適②:外部と遮断された打合せ

打合せ環境については、これは上記の個室以外にも、家族に「この時間はオンラインで打合せをしてる」と伝えておくのが効果的です。
伝えておかないと、「家にいる=困ったときに頼れる」と思われて、会議に妻が現れるなんてことになってしまい、余計なリカバリが必要になりますからね。笑
会社の人への迷惑だけでなく、妻にもショックを与えてしまう恐れ大アリです。

共有する方法は、口頭よりも、Google Calenderが断然おすすめ。
理由は以下のとおりです。


  • いくつも覚える労力を削減(不必要に脳のキャパシティを使わない)。
  • Alexaと連動させれば、声で入力&確認ができる(時短)。
  • 言った言わないの揉め事を無くす(←これ結構大事)。

その他、打合せといえばオンラインで必要なカメラやマイク・イヤホンも気になるかと思いますが、これらは次章ので取り上げます。

作業的快適①:疲れにくい机や椅子

机や椅子の購入は結構お金がかかるほか、家の中に置ける余裕も無いという問題になったり、はたまた「今ある椅子と机はどうするんだ?」という議論に発展したりと少々厄介です。
私は机と椅子は既にあるもので十分かなと思ったので、せめて腰が疲れないようにとクッションを用意しましたが、これが意外と快適でした。
普段遣いにおいても快適で、私が使ってないときには妻に奪われるという始末。笑

金銭・スペースに余裕がある方は、作れにくさに定評のある肘付きゲーミングチェアや省スペースで作業がしやすくなるL字デスクを導入してみてはいかがでしょうか。

作業的快適②:大きな作業モニター

大きな作業モニターですが、場所の余裕があるなら導入すべきです。
やはり小さい画面では文字も見にくいですし、画面を動かす操作数が増えてどうしても作業スピードが低下します。
多くオフィスワーカーの場合、PCの音声出力は不要で、グラフィックも超高画質である必要はないことを踏まえると、1万円ちょっとで条件に合う作業モニターは用意できます。
私のオススメはPHILIPS社のモニターディスプレイで、魅力は以下のとおり。


  • 金額1万5千円を切るので試しで手を出しやすい。(コストリスク低)
  • 5年保証&修理時の送料が無料で追加コストが発生しない。(コストリスク低)
  • 端子がHDMI、DVI−D及びD−SUBに対応していて多くのPCで接続が可能。(汎用性高)
  • ブルーライト軽減機能で目が疲れにくい。(作業性高)

作業的快適③:無料で電話できる状況

電話については、社用携帯を渡されていない方も多いと思います。
私は渡されておらず、電話代を気にしたり、また先方からむしろ気にしてもらったりと、要らぬ心配でやきもきする状況・・・。
ひいては時間とコストの無駄が発生していました。

電話対策で想定外に良かったのが楽天モバイル
当初スマホの通信料を抑えるためにテザリング目的で2台持ちとして購入しました。
しかし、楽天LINKアプリ経由での電話なら、国内は受発信全て無料になります。
思わぬ結果で、私のテレワーク時の電話代は0円になり、更に電話でためらうこともなくなり、判断時間の短縮にもつながっています。

楽天モバイルはポイントバックで元が取れるものも多く、モバイルルーターを購入するくらいならスマホ本体付きで楽天モバイルを契約した方が2台目スマホとしても活用できて使い勝手良し。
また家にWIFIがある場合は、WIFIに繋いで使い続けて通信量1G以下に抑えれば実質0円ですから、コストを抑えつつ恩恵を得ることができます。


かまち
家に物が増えると生活しにくくなりますから、今あるもので十分ならあえて全て高品質なものに買い換える必要はないと思います。
突き詰めればキリがありませんから、足りないものを補うくらいに留め、いたずらに出費がかさまないように注意しましょう。

②人的側面への対策

人的改善

2つ目は人間的な環境、つまり自らの心理的状況を、職場にいる状態に近付ける対策です。
誰しも家はリラックスするように整えていますから、集中力が落ちて当然。
ただし、以下のように工夫次第では職場水準へ近付けていくことはできそうです。


  • 緊張感改善①:時間に追われる感覚     ⇒ ポモドーロ・テクニックを活用
  • 緊張感改善②:スマホをちらちら見ない   ⇒ SNSの通知を予め切る
  • 緊張感改善③:他人の目で律すられる感覚  ⇒ 同僚・友人のテレワーカーとオンラインもくもく会
  • 緊張感改善④:安易に寝れなくする     ⇒ 目覚ましのガムや目の覚める香りを用意
  • 不安感改善①:会議で支障なく会話する   ⇒ 聞き取れるイヤホン&聞き手に届くマイクを用意
  • 不安感改善②:存在感が示せない      ⇒ アウトプットをこまめに出す

緊張感改善①:時間に追われる感覚

メンタリストDaigoさんの本「超集中力」で取り上げられたり、ググると結構出てくる集中テクニックが「ポモドーロ・テクニック」です。
実践方法は非常に単純で、「タイマーを使って25分の集中と5分の休憩を繰り返す」というもの。
無料アプリも多くありますし、コストが掛からず即実践できますよ。
「集中続けて消耗しきった」や「気付いたら1時間も休憩していた」なんてこともなくなりますし、何よりメリハリによる集中効果が絶大です。

緊張感改善②:スマホをちらちら見ない

会社にいてスマホをずっと見ていると、仕事のやりとりであっても不思議と後ろめたさがありますよね。
一方、自宅だと周りの目が気にならないため、スマホ見放題で気付いたら30分も・・・ということにもなりかねません。
スマホに自分の集中力を奪われないよう、SNS等の通知はオフにしておきましょう。
これもコスト投下不要で効果が得られます。
始業時に通知オフ設定を行うことを習慣にすればいいだけですね。

緊張感改善③:他人の目で律すられる感覚

他人の目がないと努力できないという方、多いと思います。
私ももれなくそのタイプの人間で、どうしても一人で作業すると気が緩むというか、受験勉強のときも一日8時間集中力が続いたことはない・・・。

そのような悩みも、オンライン環境で解決することは可能です。
同僚・友人のテレワーカーと音声オフでZOOMやSkypeを立ち上げて、各自もくもくと仕事に取り組むだけで集中する環境を作れます。
インターネットで「もくもく会」と調べると色々な集まりがヒットしますので、むしろ顔見知りじゃない方が良いという方は、ぜひネット検索してみてください。

緊張感改善④:安易に寝れなくする

他人の目と同様、一人だと眠くなるという悩みを抱える方もいるかと思います。
眠気覚ましにはペパーミントの香りが良いとされており、1000円程度でペパーミントの精油は購入できるのはご存知ですか?
香りを楽しむにはアロマディフューザーは無くてもOK。
ハンカチやティッシュに垂らしておくだけでも十分楽しめます。
ちなみにペパーミントの香りにはテレワークにもってこいの鎮静作用があるほか、虫よけ効果もあり、虫嫌いの方にはうってつけの方法です。

そのほか、古典的な対処方法としてはブラックガムやコーヒーによるカフェイン摂取も効果的と言えるでしょう。
ただ、最近はカフェインレスも主流になってきてますし、ガム噛みながらとっさの電話やオンライン会議は難しいでしょうから、常時活用するのは難しいかもしれません。

スタンディングデスクで作業するという方法もありますが、仕事中=一日中立ちながら作業するのは、疲労的にも得策とは言えないかなと。。

不安感改善①:会議で支障なく会話する

「テレワークだと会議のやりとりがもどかしい」というお悩みを抱えている方、結構いらっしゃいますよね。
「音が聞き取りにくい」とか、「声が届きにくくて何度も話す」とか、コミュニケーションの心配に気が回ってしまい、肝心の打合せ内容に集中できなくなってしまっては元も子もありません。
音についてはイヤホン、声についてはマイクを活用すべきで、それぞれ1万円せずともしっかりしたものは揃います。
個人的にはカメラは顔を見る程度しか使わず、資料は画面共有が主ですから、PCやスマホ付属のものでもストレス無いかなと。

マイクについてはSnowball社のマイクが音質落ちずに届くのでオススメです。
仕事は相手との協力があって成り立つものですから、相手に不快な思いをさせないのは大切な心掛けです。
また、イヤホンなら骨伝導を搭載したAfterShokzのヘッドホンを用いると聞き取りにくさを改善することが可能ですが、イヤホンは最近誰しも1つはお持ちですから、購入優先度は低いのかなと。

Apple社のAirPods Proをお持ちのビジネスマンも多いと思います。
ノイズキャンセリング機能もありますし、普段遣いと合わせてこちらをご褒美に揃えるのも生活全体からみたら有意義かも、とも思ったり。

なお、WIFI環境が部屋まで届かない場合は中継器を活用するという手もあります。
私は回線速度に悩みはないため使っていませんが、1500円程度で手に入るようです。

不安感改善②:存在感が示せない

出社されている方が多い場合、テレワークをすると浮いてしまって、きちんと働いているのにサボっていると思われがち。
頑張ってるのに認められないって本当に悔しいですよね。

対処法と言ってよいほどのものではありませんが、戦略としては「とにかくテレワーク中もアウトプットを出す」に尽きます。
作成資料や報告書を一日かけて黙々と作成するのも決して悪いことではありませんが、それが続くと「ちゃんと働いているのか?」と思われてしまう懸念がありますからね。

あえてアウトプットの出しやすさをテレワークの日のTODOとして回し、出社されている方との連携感を出しながら仕事に取り組むよう計画することも、テレワークで信頼を得る上で大事な戦略です。


かまち
テレワークで生産性を高めることばかり意識が向きがちですが、テレワーク中の信頼を得ることも忘れてはなりません。
なにせ、サラリーマンは良い評価されないと生きていけない身分ですから。。

おわりに

世間ではまだ出社が優位で、どうしても「テレワーク=生産性が落ちる」の駄目レッテルを当てはめられがち。
ただ、テレワーク時の生産性低下も順を追って原因を小さく分解し、足りない部分を補うことで、改善効果は見えてきます。
仕事ができる人に段取り上手が多いように、テレワークも自らに対しての準備と改善という段取りが大切だと言えます。

テレワークが認められれば、通勤時間はあなたが自由に使える時間になります。
育児で忙しい方にとって、時間は本当に貴重ですよね。
テレワークの生産性向上にむけて、できるところから小さく行動に移してみましょう。


かまち
テレワークが広まった今、文句を言われないほどの生産性を身に付けて、自信満々に育児に参加したいですね!

じゃあな。またな。

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