赤ちゃんに優しい寝室の明るさ対策|暗さを確保し家族でぐっすり眠る

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回のお話は「赤ちゃんも家族みんなでぐっすり眠るための、寝室の暗さ確保対策」です。

我が家の寝室は、リビングと引戸で繋がった部屋に位置しています。
家の中での行き来を減らすことができ、また子供が目が覚めたことにも気付きやすいのが利点ですが、一方寝室への音漏れと光漏れが難点と言えます。

音は気を付けて生活すれば軽減できるものの、光はリビングで生活している限り防げません。
赤ちゃんにとって光が刺激として働き、睡眠の質に影響を与えているのではと心配になっていました。

今回は我が家で取り組んだリビングの光漏れ対策について、導入した取り組みをコストと効果の点をふまえて紹介します。

今回の記事は以下のような方にオススメです。


  • リビングと引戸を介した部屋を寝室にしていて、寝室に入る光が気になる方
  • 睡眠の質を高めようと部屋の暗さ確保を考えている方
  • 賃貸物件でも導入できる光や音の対策があるのか探している方

対策前と改善の方策

我が家の対策前の寝室側の状況は画像のとおりです。
対策前は、光の筋が寝室に入ってきて、拡がっているのがはっきりと確認できます。
リビングで生活している限り、寝室の中は電気を点けずとも物が見える程度の明るさが保たれてしまいます。



不思議なもので、人間慣れてしまうため多少明るかったり、音がしても寝れてしまいます。
話は変わりますが、昔インドに行った時に路上で暮らしている子供も車が走る道路の脇や中央分離帯で寝ていてびっくりしたことがありました。
どんな状況でも寝れるとは言えど、やはり「暗く」かつ「静かな」環境で寝た方が質の良い睡眠が得られるという見解が一般的です。

我が家でも現状では「音」と「光」の観点から改善ができそうです。
改善するためには隙間を埋める物理的な対策が必要となり、ただ「引戸」という特性を踏まえると一筋縄ではいかない様子。
そこで、以下のような方策から改善をすることにしました。


  • 光 ⇒ ①光そのものを暗くする(蛍光灯→白熱電球)。
         ②入ってくる量を減らす。
  • 音 ⇒ 空間を塞げないので、クッション(緩衝材)を設ける。

音の対策は結果を計りにくいこと、また密閉化することが難しく、高い効果は望めないと想定されます。
したがって、光の対策に重点を置き、音の対策はあくまで付随効果として狙うこととしました。

光そのものを暗くする(蛍光灯→白熱電球)

まず始めに、リビングのシーリングライトの蛍光灯は、夜間の使用を止めました。
ただ、シーリングライトには白熱電球も付いているものの、これを活用するとなると光の量が落ちすぎて、逆にリビングでの生活が困難になります。
そこで、夜間はシーリングライトに頼ることを止め、リビングに2箇所間接照明を設置しました。
これにより、光の量は保ちつつ、光そのものを暗くできるという考えです。

間接照明は白熱電球のため光自体が暗く、温かみのある優しい光なのですが、厄介なのは天井から照らさないため室内に陰ができやすくなってしまいます。
そこで、我が家では壁際の2箇所に設置することにしました。

部屋の角に大きめの北欧デザインの照明、テレビ脇の壁に圧迫感のない小さな照明を設置。
壁際に設置することで壁に反射された光が撹拌し、広く光が照らされます。
ちなみに2つ合わせて予算は1万円以下に抑えています。



結果的に寝室に入ってくる光そのものが弱まりましたが、依然として光は入ってきます。
また、光しか変えていないので、当然ですが音についての改善効果はありません。




かまち
夕食の時間帯から間接照明を使っていますが、赤ちゃんも自然と「夜なんだな」と感じ取ってくれている気がします。
寝室への効果はそこまででしたが、優しい光で心も落ち着き、リラックス効果も見込めそうです。

光の入る量を減らす(その①:面で大きく減らす)

続いて、光の量の削減を考えました。
「引戸毎の隙間を埋めれば良いのでは?」と考えたのですが、以下の観点から対策は難しいと判断。


  • 引戸と引戸の間が狭く、隙間を埋める緩衝材が設置しにくい
     (狭すぎてちょうどよい暑さが難しい)
  • 引戸と引戸の間に緩衝材を設置したとしても、動くもの同士はぶつかりやすい。
     そして後々剥がれたときのメンテナンスが手間。

そこで、思い切ってロールカーテンを設置し、部屋を仕切る面を1つ増やす形で対策することにしました。
引戸に代わって単独で使用するときは閉める音も静かで、子供の昼寝時にサッと閉めるのにもちょうど良い感じです。

実は「ロールカーテンを設置するなんて大それたことは、賃貸物件では無理なのでは?」と当初思い、設置を躊躇しました。
しかし設置方法を調べたところ、必要となる施工は、壁掛け時計を設置するときと同程度のネジ穴3つだけ
エアコンの穴に比べたら全然小さく、仮に現状復旧を求められてもパテで簡単に埋められ、あまり心配は要らないかなということで設置に踏み切ることに。
(参考までに、エアコンの設置跡は一般的な生活に必要な通常損耗として、借主に負担の義務はないという見解があります。あくまで自己責任でお願いします。)



設置すると決めれた後は、必要となる幅を測り、サイズのオーダーができるロールカーテンを探し、即ポチです。
光が筋で入ってくる部分さえ覆えればよく、全面を覆う必要はないため、我が家では200cm×200cmのものを購入しました。
購入金額は2万円もせず、取付作業は自分一人でやりましたが1時間程度で完了です。

繰り返しですが、取付に必要な作業は、穴を3つ開けて固定するだけ。
予めAmazonで電動ドライバーセットを購入していたのですが、1台あると何かと活用できて重宝します。
3000円程度で購入できるうえ、時間と労力の大幅削減&素手では出来ないことが可能になり、まさにレバレッジ。



設置後の状況は画像のとおりです。
リビングとの間にカーテンの柔らかい壁ができたことで、音も若干和らいだ気がします。
面で遮ることで、かなりの光が抑えられましたが、部屋の端から入る光は改善の予知がありそうです。



ちなみにカーテンには遮光レベルが等級分けされていますが、今回は間接照明に切り替えたこともあり遮光2級で十分でした。
また、子供がロールカーテンのチェーンに絡まる危険を避けるべく、持ち手を紐に変更できたのも私が購入先を選んだポイントです。


かまち
紐でも子供に巻き付く恐れがあるかも?と心配し、紐を解けないよう結束バンドで固定しました。
結束バンドなら100均で調達できますし、何より簡単に外れず事故を未然に防げます。

光の入る量を減らす(その②:線で細かく減らす)

仕上げに、ロールカーテンでも抑えられなかった部屋の端から入る光を遮る方法を考えました。

入り込む場所の特性が以下の条件と整理できたため、100均の隙間テープで改善可能と判断


  • 壁と引戸の隙間が1cm以上ある。
  • 片方が動かないので、隙間テープ同士がぶつかることもなく、剥がれる懸念が少ない。
  • 端なので目立たないうえ、引戸を動かす時にテープに気を使うのも楽。

今回用意したものは100均の隙間テープのほか、両面テープマスキングテープ
いずれも100均で一緒に購入でき、結果買っておいて正解でした。

なぜ隙間テープ以外も用意したのかと言うと、理由は以下のとおりです。


  • 賃貸物件なので、壁紙が剥がれると厄介。
  • 隙間テープ本体の粘着力に頼るのは心もとない。
     また、隙間テープが剥がれたときの再設置の管理が面倒。

取り付けた様子は以下のとおりです。
引戸に1箇所、壁に1箇所の計2箇所を計り、テープを切って貼り付ける。
ただそれだけですが、両面テープの効果もあって隙間テープ同士がぶつかっても剥がれる心配はありません。



引戸と壁を近付けると、良い感じに重なり合います。



設置後の状況は画像のとおりです。
部屋に入った後目が慣れないと物が見えないくらい、ほぼ真っ暗になりました。
スポンジ状の黒い部分で光の回析を和らげられています。
100均グッズ計300円にしてはなかなか優秀です。



ここまでくると、光はもはや気にならない状態になりました。
隙間テープを貼るのは壁側のみでも良い気がしますが、光が回析する特性をふまえると、両方に貼っておいた方が効果は高いように思います。
我が家の場合は引戸間の隙間がほとんど無かったため、引戸毎に隙間テープは設置できませんでしたが、設置できる場合はその部分の対策だけでも光を弱める効果はありそうです。

隙間テープによるスポンジの壁が2層加わったことの音の遮断効果は、実測できていないためなんとも言えません。
ただ、素材として使われているポリウレタンは防音室の壁にも使われる素材であることをふまえると、少しは軽減されているのかなと。


かまち
子供にむしり取られる心配はありますが、端の目立たない部分なので気付かれないことを願うばかり…。
むしり取られても、直すのにいくらもしませんが。

おわりに

引戸でつながる部屋を寝室にしている以上、明るさ確保は難しいかと諦めていましたが、対策を順を追って練ったところ思いのほか容易に改善できました。
対策にかかった費用は合計3万円程度ですが、365日欠かすことなく日々の睡眠の質向上に寄与すると思うと、育児で疲れる生活においては安い買い物だったと実感しています。
マンションやアパート暮らしで同じような悩みを抱えている方は、同じように取り組むことで改善が期待できますので、ぜひ参考にしてみてください。


かまち
日中と夜の明るさをきちんと管理できたことで、子供も夜にぐっすり眠ってくれています。
子供とともに私も妻もぐっすり眠れて、一石三鳥です。

じゃあな。またな。

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