子供が勝手にアレクサをいじる危険を防ぐ!Echo Show必須制限5選

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「子供によるAmazon Echo Show(アマゾン エコー ショー)の誤操作防止のために実施した5つの取り組み&その後の状況」についてお話します。

「子供がアレクサをいじって、いつの間にか誤注文してたら怖い」
「アレクサを使って動画や有害サイトにアクセスするのを防ぎたい」

とお悩みの方々の助けになれば幸いです。

結論|誤操作防止のためにEcho Showで設定しておきたい内容は5つ!制限しても不便はなかった

子供が喋り始めると、「そのうち『アレクサ』という単語も覚えてしまうのでは?」と心配になります。
それは、誤注文や間違い電話等の金銭面・信用面等におけるリスクを引き起こしうるからです。

このようなリスクを排除し、安心してアレクサを使い続けるにはどうしたら良いのか考え、Echo Showで実施した設定は以下のつです。


  • ①買い物をできなくする
  • ②動画を見れなくする
  • ③検索機能を停止する
  • ④連絡帳の同期をやめる・消す
  • ⑤パスワードの変更を阻止する

設定方法の詳細は本記事内で解説していますが、いずれも難しい操作なく設定が可能です。

機能を制限することでEcho Show本来の能力が低下するのではと懸念しました。
ところが、実践してみると特段の機能低下を感じないことに加え、余計な買い物が減り、またスマホ・ PCとの棲み分けがはっきりしたため、むしろ生活の無駄が削ぎ落とされたような状態になりました。

誤操作防止は「新しいものに触れるのは苦手…」という方にも安心感が得られるのでオススメです。
「子供にできるだけITを身近な存在にしたい」という想いを実現したい方にとって、良い環境づくりの一歩として役立つはずです。


徐々に発話可能な2歳児。この調子だとアレクサへの呼びかけできるのももうすぐ!?

もうすぐ2歳になる我が子も、一歳半を過ぎてから言葉を少しずつ発話できるようになりました。
今では「パパ」「置いといて」といった具合にコミニケーションも取れつつあります。
言葉を聞いて理解する分野はもう少し発達している様子で、「この調子だとあと1年経った頃には子供とのおしゃべりを楽しめるのでは?」とワクワクしてきました。

子供の成長が嬉しい反面、心配なのが家庭内で「アレクサ」の一声で反応する「Amazon Echo」の存在です。


かまち
我が家ではリビングにEcho Show 8を設置し、家電の管理や家事の効率化を行っています。
IoT家電はワーパパとして忙しなく働く私にとって強い味方であるものの、強力なツールだけに誤操作が心配です。


子供の発話による「エアコンのつけっぱなし程度の誤操作」ならかわいいものです。
ただ、以下のような事態が起きた時には目も当てられませんよね。


  • 音声入力を通じて勝手に注文し、大量に商品が届いた
  • 画面のタップ・音声での検索により、有害サイトにアクセス・発信していた
  • 会社の上司(偉い人)や取引先にひたすら電話をかけていた

このような事態を避けるために予め手を打つべく、我が家ではEcho Showの操作制限に取り組むことにしました。


喋り始める前に我が家で実践したEcho Showの操作制限5選

Echo ShowのようなIoTデバイスの誤操作によって引き起こされる危険は、大きく以下の3つと予測できます。


  • 金銭的な損失(金銭リスク)
  • デバイスの故障・不調や情報漏洩(セキュリティリスク)
  • 他人への迷惑行為(信用リスク)

これらは私生活への影響だけでなく、円滑な仕事の遂行にも影響を与えかねません。
一度でも発生すれば、働き盛りの子育て世代にとって大きな悩みの種・生活の支障となることが容易に想定されます。

このようなリスクを発生させないためにも、具体的に以下の観点から制限を行うことにしました。


  • ①買い物をできなくする
  • ②動画を見られなくする
  • ③検索機能を停止する
  • ④連絡帳の同期をやめる・消す
  • ⑤パスワードの変更を阻止する

いずれの設定も簡単に行えますので、それぞれ順を追って解説いたします。


かまち
Amazon Echoには「音声ID(音声プロフィール)」という機能があり、作成しておくと自分の声を認識しやすくなります。
しかしながら音声の主を判別して指示を聞き分ける機能はまだ整っていないことから、上記のような制限が必要となります。

①買い物をできなくする

他のIoTデバイスにできず、Amazon Echoだけができる長所として「音声操作での買い物機能」があります。
ただ、この長所は逆に子供の誤注文につながる可能性があり、まさに予測したリスクの1つ目「金銭リスク」に該当します。

そこで、Amazon Echoで音声による買い物をできなくする手順は以下の通りです。


  • アプリを開き、「その他」を選択
  • 「設定」から「アカウント設定」を選択
  • 「音声ショッピング」に進み、「無効」を選択


かまち
音声入力で買い物はできずとも、「買い物リスト」への入力は引き続き可能です。
よって今後は、「買い物リスト」にまとめてから注文を行う生活スタイルに改めましょう。

②動画を見れなくする

最近は動画コンテンツも充実してきました。
気楽に映画を見れるようになった一方で、課金が求められる動画や、いかにも怪しい動画コンテンツも増えてきました。
これは予測した1つ目「金銭リスク」だけでなく2つ目「セキュリティリスク」に該当しかねません。


かまち
我が家は画面付きのEcho Show 8を利用しているがゆえに、このリスクが発生します。
画面のないAmazon Echoであれば、この点は心配ありません。

動画を見せなくするには、「動画検索をできなくする」と「そもそも動画を見れなくする」の両方の対応が必要になります。
具体的には、前者がYouTube対策になり、後者はAmazon Primeビデオ対策です。

まず、Echo Showで動画検索をできなくする(YouTubeを見れなくする)手順は以下の通りです。


  • Echo Show本体から、「設定」を選択
  • 「アクセス制限」に進み、「ウェブビデオ検索」で設定をONにする

「ウェブビデオ検索」の制限をONにしたところ、同じ画面内に表示されていた「セーフサーチ」もグレーアウトに切り替わりました。
セーフサーチはアダルトコンテンツを排除する機能で、ウェブビデオ検索自体に制限を行えばこの排除機能の目的も果たせます。

次に、Echo Showで動画を見れなくする(Primeビデオを見れなくする)手順は以下の通りです。


  • Amazon HPの「アカウントと設定」へアクセス
  • 「購入制限」をONに設定する
  • 「視聴制限」の「G」を選択する
  • 「視聴制限を適用する」の対象デバイスから、ご自身のEcho Showを選択する

なお、「視聴制限を適用する」の中に制限したいEcho Showが見つからない場合は、AmazonのHPのデジタル&デバイスフォーラム内に質問・回答があります。
こちら(echo show 8をPrime Videoにデバイス登録したい)を参考に試して見てください。


かまち
なお、Echo Showには動画視聴の時間制限を設定できません。
時間を区切って子供に使わせたい時は、アレクサのタイマーをセットしておきましょう。

③検索機能を停止する

検索機能はちょっとしたことを確認するのに便利ながらも、子供のいる家庭ではメリットよりデメリットの方が強く感じる方も多いかと思います。
やはり、子供には知ってほしくないことを知られる危険も存在しますし、下手すれば何かしら発信してしまうおそれもあるからです。

意外かもしれませんが、検索行為は予測した「金銭リスク」「セキュリティリスク」「信用リスク」の全てを引き起こす原因になりかねません。
そんなリスクを孕む検索機能を停止する手順は以下の通りです。


  • Echo Show本体から、「設定」を選択
  • 「アクセス制限」に進み、「ウェブブラウザ」で設定をONにする


かまち
動画検索の機能停止と手順は同じですので、一緒に済ませておくと楽です!
なお、検索機能についても、2022年8月時点では動画視聴同様に時間制限は設定できない仕様となっています。

④連絡帳の同期をやめる・消す

Echo Showで顔を見ながら家にいる子供と会話をビデオ通話は、ほっこり落ち着く楽しいひとときです。
なかなか会えない田舎の祖父母がいる場合、ビデオ通話は特に重宝する機能ですよね。

しかしながら、電話連絡という行為は、仕事において緊急性が高いケースでの連絡手段として根付いていることもあり、誤操作で会社の上司や取引先にいたずら電話してしまったらと思うとゾッとしますよね。

それを防ぐには、連絡帳の同期をやめ、また不要な連絡先は消すという作業です。


かまち
通話機能自体は制限しません。
よって、連絡先の同期をやめても、ご自身のスマホを個別に登録しておけば、Echo Showとの会話は引き続き可能です。

いたずら電話は相手に迷惑をかけてしまうだけでなく、予測した3つ目のリスク「信用リスク」にも関わる問題です。
連絡先の同期をやめる手順は以下の通りです。


  • Alexaアプリの画面下「連絡」アイコンを選択
  • 画面右上の人が重なったアイコン(連絡先)を選択
  • 画面右上の縦に3つの点が並んだアイコンを選択
  • 「連絡先をインポート」にて、設定を「無効(OFF)」にする

スマホから同期した連絡先はこの手順で一括削除ができるものの、Alexaアプリで個別に連絡先を登録した場合、削除されずに残ってしまいます。
それゆえ、残ったものを削除する場合は、個別に削除を行いましょう。

⑤パスワードの変更を阻止する

最後に、意外と忘れがちですが、Echo Showをいじられてパスワードを勝手に変更されない対策を施しましょう。
これについてはリスクと言うよりもAmazon Echoの機能やAmazonでの買い物等に支障が出るため、いたずらされた際はむしろ生活が不便になり、とても厄介な状況に陥りかねません。


かまち
今まで設定した制限も、変更されてしまうかもしれません。
また、安易なパスワードに変えられてしまった場合は、セキュリティリスクもつきまといます。

実はEcho Show本体は、一度パスワードを入力すると、次回以降パスワードを求められません。
パスワードの確認を求められるのは面倒ですが、子供にいたずらされないためにも以下の手順を実施しておきましょう。


  • コンセントを抜き、端末を再起動する(これだけでOK!)

再起動した後、改めて設定画面に移行するとパスワードを求められる状況に戻っていることを確認できます。
うっかりそこで入力すると改めて再起動が必要になりますので、そのまま入力しないでおきましょう。


実践したから分かること|機能を制限しても面倒さ・不都合を感じなかった3つの理由

Amazon Echoの機能を5つ制限することとなりましたが、結果として不都合は感じていません。
むしろ安心して利用ができ、カスタマイズしたことで生活の無駄が削ぎ落とされたような状態になりました。

そう断言できる理由として、以下の3つが挙げられます。


  • ①思いつきで買い物しない方が生活の無駄は減る
  • ②ネット検索・動画視聴は、PC・スマホの方が優れている
  • ③デジタルネイティブに育てるきっかけは損なわれない

①思いつきで買い物しない方が生活の無駄は減る

思いつきで買い物すると「すぐに手に入る」という点では優れているものの、製品の質やコストの観点では必ずしも最適解とは限りません。


かまち
Amazonで注文すると配送が速い上に、店舗で購入するよりも安い場合が多いです。
ただ、見て選んで買い物する方が、より良い物を探せる可能性はあります。

そして何より、思いつきで行動してしまうと、「後々考えたら要らなかった」という事態に陥るリスクもあります。
この点、思いつきの買い物が制限されるので、生活の無駄が減ったように感じています。

②ネット検索・動画視聴は、PC・スマホの方が優れている

検索という行為は、時には正確な情報を調べるために比較したり、深掘りしたりと、一度の検索で完了するとも限りません。

現時点ではAmazon Echoによる検索では、比較や深掘りはできません。
検索結果を読み上げてくれる点はAmazon Echoのメリットと言えますが、情報の正しさを見抜く力が求められる現代では、比較・深掘り検索ができないと、情報を信じて良いのか不安も残ります。

また、動画の視聴にあたっても、声での検索より文字入力で検索するPC・スマホの方が操作性が高く、また画面の大きさや持ち運びやすさといった観点からも、PC・スマホに軍配が挙がります。


では「通常のAmazon Echoならまだしも、Echo Showの画面部分は宝の持ち腐れになってしまうのでは?」と思うかもしれませんが、そのようには全く感じていません。
むしろ家族で利用するにあたっては、Echo Showをデジタルフォトフレームとして活用するとリビングに彩が出て、家族全員で思い出楽しめます。

Amazon Echoを利用される方でAmazonプライム会員に登録されている方は多いと思いますが、プライム会員になると「Amazon Photo」という無制限に写真を保存できるクラウドストレージを無料で利用できます。
この「Amazon Photo」はEcho Showと相性が良く、スマホ・PCから写真の管理をできるので、Echo Showを利用される方に特にオススメしたい機能です。


かまち
Amazon Prime会員について、別記事で永年無料にする方法をまとめています。
節約を気されている方は、参考にしていただけると幸いです。

③デジタルネイティブに育てるきっかけは損なわれない

家の中にAmazon Echoを導入するにあたって、「子供に最新技術を身近に感じてほしい」と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私ももれなくその一人で、今後ますますIT社会が成長していく中、世界を代表するアマゾン社の刻々と成長する最新技術を日々感じてほしいという願いを込めて導入を決めました。

Amazon Echoの機能を制限することでIoT家電としての力を最大限利用できないのは事実としてあると思います。
ただ、家の中の家電を家電で声で管理できる環境や、家の外からスマホで操作できる環境は変わりません。

2021年の調査によると、日本国内では約4人に1人しかIoT家電を持っておらず、またそのうちの約半数はIoT家電を使いこなせていない状況です。(参考:1/4の人が持ってるIoT家電、実は半分以上が使いこなせていない?新生活シーズンにIoT家電の利用実態を調査(FLIE MAGAZINE)


かまち
スマホがこれだけ普及しても、まだまだ「デジタルが当たり前の生活」とは言い切れない家庭は多いのです。

子供たちにデジタルを身近に感じてもらうには、日常生活の多くの時間を過ごすことになる「家庭内のデジタル化」を進めることが、デジタルネイティブの子供へと育てていくには欠かせません。
それゆえ、多少の機能が発揮できずとも、Amazon Echoによる家庭内のデジタル化は進みますし、何より日本国内の大多数よりもデジタルに慣れ親しむ家庭環境は構築できますので、取り組みに損はないと私は考えます。


参考までに、Amazon Echoでの検索や動画視聴に制限を行うことで、子供がデジタルに触れる機会を損なうこととなりますが、この点を補うべく、「子供が3歳になった時、誕生日プレゼントに FIRE HD キッズモデルを渡す」と私は決めています。

FIRE HD キッズモデルは、子供が安心して利用できる作りになっているのはもちろんのこと、学習や読書をタブレットで学習できますし、何より世界トップのIT企業アマゾン社の技術力からなるサービスをふんだんに体感できます。

Amazon Echoで制限をかけた検索や動画視聴も、FIRE HD キッズモデルでは別途子供向けにカスタマイズした状態で利用できますから、良い棲み分けになると期待しています。


かまち
FIRE HD キッズモデルを子供が利用するのはもう少し先ですが、親自身ワクワクしています。
今の世の中、誰でも世界トップ企業のサービスに触れられる環境にありますので、利用しない手はありませんね。

〜おわりに〜

子供の誤操作防止対策を施しておくことで、Amazon Echoによる便利な生活を損なうことなく家族で引き続き快適な生活を過ごせます。
機能の制限は能力の低下のように思えつつも、生活から無駄が削減され、むしろ制限を加えて良かったと私自身感じています。
誤操作防止は操作上の不安払拭にもつながるため、「新しいものに触れるのは苦手…」という方にもオススメできる内容と言えそうです。

今後ますますデジタルの発展が想定されるだけに、「子供にとって、できるだけITを身近な存在に感じてほしい」と思っている方は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
ITが身近になかったことを、将来子供に後悔してほしくないですしね。


かまち
Amazon Echoと無理なく共存し、家族全員で時代の恩恵を感じましょう!

じゃあな、またな。

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