今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。
今回は「ワンオペ時に重宝するテレビ、使い方次第でローコスト・ハイリターンの育児ツール」を紹介します。
「自分もラクしながら幼児を楽しませる方法はないかな?」
「子供はテレビをよく見るけど、百害あって一利なし?」
とお悩みの方々の助けになれば幸いです。
結論|要は使い方。ネット配信も充実し、テレビの便利さ・コスパは高まった
テレビは不適切な言葉遣いや暴力シーン等から、子供への悪影響ばかり取り上げられがちです。
しかし、埋もれがちではあるものの、幼児に特化した番組や世界観を広げてくれる番組も多く存在します。
つまるところ子供にどんな内容を見せるのか、「親の使い方次第」で育児目線での良し悪しは変わってきます。
番組制作には膨大なお金と知恵・労力が投下され、高い質が追求されているだけに、テレビ番組を育児に活用しない手はありません。
特にEテレの番組はその典型で、子供の興味・関心をそそり、惹きつける力は目を見張るものがあります。
番組内容の魅力だけでなく、番組一つ一つが短く、親も区切りよく活用しやすいのも利点です。
今の時代は外付けHDDと連ドラ録画機能、YoutubeやPrime Video等のネット配信動画を用いることで、厳選した番組を手間なくいつでも見せたい番組を見せられます。
家庭に使っていない外付けHDDがあったり、既にネット配信動画を楽しんでいる方には、億劫となる追加費用も発生しないのも嬉しいポイント。
加えて、2022年7月1日からNHKプラスのテレビアプリがリリースされ(もちろん無料)、ネットと融合したテレビの力は日に日に便利さを増しています。
子供の教育ツールはスマホやオンラインにばかり注目が集まっています。
しかし一方で、テレビも以前に増して便利&コスパの観点で進化しており、親が適切に管理できさえすれば強力な育児ツールとなります。
テレビって今の時代見なくね?なんでテレビに頼るのさ?
現代の日本の家庭においては、一家に一台以上設置されているテレビ。
サラリーマンとして日夜一生懸命働く私たち、テレビを見る時間はありますか?
2020年のNHKの調査によれば、30代の約4割、20代の約半数はテレビを見ずに生活しています。
「欲しい情報はテレビよりスマホから!」という方もきっと多いはず。
一方でPCやスマホは毎日欠かさず見ています。
インターネットからいつでも見たい時・知りたい時に、自分の欲しい情報を効率良く収集できますからね。
SNSでは友人の近況も逐一知ることができます。
これらはテレビには無い快適さ・面白さだと言えます。
人を夢中にさせる動画。テレビではなく、スマホ・PC・タブレットで見れば良いのでは?
テレビで見る番組も、スマホやPC・タブレットで見る動画も、映像という点では変わりません。
視覚と聴覚から得られる情報量は多く、臨場感があり、ついつい夢中で見入ってしまいますよね。
映像に夢中になってしまうのは大人に限ったことではなく、子供も同様です。
子供にスマホ等で動画を見せ、その隙に自分のやりたいことを済ませたことのある親御さんも多いのではないでしょうか。
子供に動画やアプリを見せると集中して見入ってくれるので、親は一時的でも手が離せて正直助かりますよね。
スマホで動画を見せるのは楽ですが、スマホでなんでも出来る時代なだけに以下のリスクが伴います。
- 勝手に操作されるリスク
- 投げられて壊れるリスク
- 固執されて親が使えなくなるリスク
子供がスマホに執着する要因は、「いつも親が触っているから」のほか、「動画が面白いから」という点が挙げられます。
後者の要因が理由であれば、スマホで動画を見せる必要はなく、テレビで見せても同じ効果があると言えそうです。
そこで我が家では子供の手がスマホに伸びないよう、代わりにテレビを頼ることにしました。
結果、今まで利用頻度の少なかったテレビは子供のために毎日大活躍となり、ワンオペ時でもストレス少なく子供と過ごせています。
スマホは現代のサラリーマンには欠かせませんから、いたずらや故障は仕事・日常生活でやはり心配です。
今後ますますデジタル社会が進んでいくことが想定されますが、つまるところテレビを始め、デジタル製品を扱う上で大事なのは「どう付き合うか」が肝要です。
例えば、「こどもちゃれんじ」のような学習教材に頼っても、スマホやタブレット(ないしDVD)を用いて動画で学ぶコンテンツの提供がありますよね。
この「動画」も、テレビの「映像」と同じく視覚と聴覚で楽しめるコンテンツです。
「こどもちゃれんじ」の動画は、子供にとって学びが得られるように作られていて、子供に有益となる内容(のはず)です。
ここから分かることは、「動画」ひいては「映像」自体は、決して悪な存在ではありません。
「映像の中身」が問題なのであって、テレビは「映像の中身」が子供にとって不適切なものが多いから問題なのだと言えます。
それゆえテレビは次章で取り上げる付き合い方や番組選びさえ間違わなければ「こどもちゃれんじ」の動画学習と何ら変わらず、私は育児のツールとして十分頼れるものと判断しました。
ただ、世の中には悪質な広告や商売っ気の多いデジタル情報も多いので、親自身の情報リテラシーを高めておくことも欠かせませんね。
今は「こどもちゃれんじTV」もあり、テレビで子供へ教材を見せるのも楽になりましたので、忙しい家庭でも幼少期から教育に力を入れたい場合は強い味方だと感じています。
テレビは使い方次第で子供の先生に
テレビに頼ろうと決めたものの、「悪い面ばかり聞くし、本当に頼って大丈夫??」とまだ不安があるかもしれません。
悪い面ばかり取り上げられているのが実態で、私も実際不安がありましたが、今では「テレビも付き合い次第」という到達点に辿り着きました。
テレビの悪い面
悪い面をまとめると、「内容・質の影響」「身体の影響」「心の影響」が挙げられます。
- 内容・質の影響
・子供に適切な内容ではない
・内容が正しいとは限らない(制作側の意図に偏ることも)
・広告で余計なものを欲しくなる(出費増…涙) - 身体の影響
・目が悪くなる(と言われている)
・運動機会を阻害する - 心の影響
・情報が受動的となり、視聴者は受け身の姿勢になりがち
・夢中になりやすく、中毒性がある(制作側も視聴率を取るのに必死ですから…)
テレビの良い面
一方、良い面も単に「楽しい」「面白い」だけではありません。
まとめると、「見聞の共有」「時間の共有」「コストが意外と少ない」「制限しやすい」が挙げられます。
- 見聞の共有
知識獲得や興味発現のきっかけになる
親が知らない世界を提供してくれる
身近にはいない世界トップの活躍を見れる - 時間の共有
家族揃って1つのことを楽しめる
友達とのネタが作れる(昔より弱まりましたが) - コストが意外と少ない
広告で運営されているため、視聴費用は本体代とNHK受信料で済む
録画やネット動画を見れるように改良しても、コストがそれほど掛からない - 制限をしやすい
設置場所が固定されるため、柵で守りやすい
子供がいたずらしても、影響はテレビの中でおさまる(ネットのような発信力を持たない)
見れるコンテンツも広がり、良くも悪くも得られるものは増えたと言えます。
良い面・悪い面を総ざらいして分かること&どう楽しんでやっていくか
悪い面の「内容・質の影響」は、親が何を見るか管理することで排除できます。
また「身体の影響」と「心の影響」も、親がいつ・どのくらい見るかを管理すれば問題なさそうです。
子供自身で「何を見る」「いつ見る」「どのくらい見る」を管理するのは難しいですから、この点は親が管理をし、悪い面を排除していくこととなります。
厳しい言い方をすれば「テレビが子供にとって悪影響となるのは親に原因がある」とも言えます。
管理するためのコツは、「何を見る」「いつ見る」「どのくらい見る」を予め決めておくこと。
私も実践する上でこの3つを意識していますが、前もって整理しておくと不思議なほどに管理しやすくなります。
基準を設けないと、つい気が緩んでダラけてしまうのが人間の性ですからね。
「管理する練習」と思えば、仕事にも活きる良い経験になるはずです。
テレビの良い面は、ずばり「親自身の能力・出来ることを超えていること」ではないでしょうか。
テレビは本に次いで、夫婦の知らない広い世界を子供に見せられる身近な存在です。
上手に活用できれば、家庭内の強力な教育者となりえます。
親の自分も知らない世界がたくさんありますから、ぜひ子供と一緒に楽しんで見てください。
私自身番組に楽しさを感じることで、親子揃って楽しく充実した学びの時間を過ごせています。
管理された映像に子供も夢中になっていますので、ワンオペでも親の負担も軽減されているように感じます。
じゃあテレビで何を子供に見せようか。私のおすすめ幼児番組+活用法
では「何を見せれば良いのだろうか?」という疑問が湧きますが、結論「教育テレビジョン」と銘打っているEテレが一番活用しやすいです。
なぜEテレが一番活用しやすいのか、私なりに感じたポイントは以下の2点に集約されます。
- 子供の興味を引きつける工夫が施されている
- 1番組あたりの時間が短く、親は管理をしやすい
ちなみに、どの親御さんも揃って口にするのが、「育児を経てEテレのありがたみを実感した」ということ。
お子さんがみんな番組を好きになる裏側には、育児の専門家の力もかなり注がれているようです(参考:「圧倒的人気番組」Eテレ『おかあさんといっしょ』の真実…子供がピタッと泣きやむ謎と膨大なノウハウ(Business Journal))。
余談ですが、NHKは他の民放よりも制作費を投下していると言われています(参考:【受信料】民放とは雲泥の差! NHKの制作費がスゴすぎる!(TOCANA))。
具体的には、2021年度のNHKの予算を見ると、Eテレ事業単独で200億円以上ものお金が投入されていることがわかります。
1年に200億円も注ぎ込む仕事って聞くと、サラリーマンの感覚的にはかなりの一大事業ですよね。
番組の質を高めるべく膨大な知恵と制作費が注ぎ込まれてますから、使わない手はありません。
なお、Eテレの具体的な幼児向けおすすめ番組はこちらです。
NHK以外でのおすすめ番組
民放で幼児向け番組に頑張っているテレビ局はほとんどありません。
唯一頑張っていると言えるのはテレビ東京です。
テレビ東京では、民放初の0〜2歳児向け番組「しなぷしゅ」や「こどもちゃれんじ(Benesse)」が元となっている「しまじろうのわお!」が放送されています。
「しなぷしゅ」はYouTubeでも24時間ライブ放送がなされていますので、気に入った際はぜひYouTubeからもご活用を。
BSが見れるのであれば、過去の「アンパンマン」を4本まとめて見れるBS日テレの「それいけ!アンパンマンくらぶ」がおすすめです。
お歌や体操の時間も用意されていて、子供も体を動かしながら楽しめます。
その他にも、言葉を少し分かるようになってきたらNHK BS1の「COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜」も私のイチオシです。
英語を学びつつ身近に潜む日本の文化や面白さを楽しく知ることができる、大変興味深い番組です。
COOL JAPANのような様々な国籍の方が登場し、外国人の視点で日本を見れる番組は将来への貴重な学びの時間になるはずです。
テレビを子供に活用するためにこれだけはやっておきたいこと
テレビを効率的に育児ツールとして活用するには、録画の活用はマストです。
テレビの前にいる時に、見たい番組が流れているとは限りませんからね。
録画にあたり、高額な「全録」はオーバースペックですので不要です。
レコーダーを用いず、1TB前後の外付けHDDとテレビ本体の連ドラ予約機能の組合せで十分です。
おすすめ活用法は外付けHDDを用意して、連ドラ録画と古い録画から自動削除をセットし、自動で録画・削除の仕組み化です。
シンプルですが余計なお金もそれほどかからず、また録画の手間も省けて管理が楽になります。
使わないHDDが手元にあり、かつテレビもそれほど古くなければ、追加コストは実質0円です。
また、地味に良かったのがテレビスタンドを設置して、テレビ画面の位置を高くしたこと。
金額的には3,000円程度で、以下のようなメリットがあり、親子共に嬉しい良い買い物でした。
- テレビの前に柵があっても、子供の視点で見ずらくならない。また、テレビに近付き過ぎない。
- 大人にとっては視線が水平に近付き、首の凝りが緩和された。
Prime VideoやHulu、U-NEXT、ディズニープラスなどを契約している場合は、Fire TV Stickがあると便利です。
自宅でのネット回線が使い放題であれば、Fire TV Stickの購入費(約5,000円)の初期投資だけでテレビの大画面で動画を楽しむことができますよ。
と言うのも、ネット配信動画を快適に見る以外にも、Amazon Alexaの環境を整えたり、快適に在宅勤務をするためには、高速かつ安定したネット環境が必須だからです。
夫婦のスマホの通信費削減にも貢献し、快適な育児環境のために欠かせない設備投資です。
コストをかけずに便利に楽しみたいなら|①Prime Video
最近では動画配信サービスが充実してきましたが、「見れる番組を増やしたいもののコストは掛けたくない」という方にはAmazonの「Prime Video」を利用するのがおすすめです。
Prime Videoは、Amazon Prime会員になることで追加コスト無く動画が見放題になる特典です。
以下の特典も一緒に得られ、スタバ月1杯程度の金額(年4,900円:税込)で生活の質が劇的に向上します。
- Amazonでのお買い物時に、Prime商品ならお急ぎ便・日時指定が無料
- おむつとおしりふきが定期便で15%オフ
- Prime Videoで映画が見放題
- Prime Readingで電子書籍が読み放題
- Prime Musicで音楽聴き放題
- Amazon Photosで写真を無限に入れられる
育児中は外出が大変なので、買い物も非常に頼りになります。
「アマプラは便利だけど、月500円すら惜しい!」という方は、アマプラ費用を抑える方法について別記事でまとめています。
下記記事を参考にしていただければ幸いです。
コストをかけずに便利に楽しみたいなら|②NHKプラス
2022年7月1日から、NHKプラスのテレビアプリが正式にリリースされました。
1週間以内の番組を好きな時間に見れるため、録画の手間も不要です。
ID作成の手間はありますが、NHKの受信料を払っていればもちろん無料で利用できます。
録画のようなストック切れの心配なくNHKの高品質な番組を楽しめるので、親として本当にありがたい限りです。
〜おわりに〜
テレビは度々悪者扱いされますが、決して「テレビ=悪影響」ではありません。
親の使い方次第で、子供にとって良くも悪くもなります。
使い方次第ではあるものの、予めルールを設けていれば子供への悪影響の心配は少ないでしょう。
Web上の動画コンテンツも充実し、映像から得られる恩恵はかつてよりも広がりました。
多額のコストを掛けずとも子供に学びを与えられるテレビの存在は、もっと評価されるべきだと私は思います。
テレビの良さを振り返り、子育て中のみなさんも改めてテレビの活用を見出してはいかがでしょうか。
内容が充実してきた今、宝の持ち腐れ状態のテレビをもっと子育てに活用してはいかがでしょうか。
じゃあな、またな。