年パスは安く取得|「すみだ水族館、幼児連れて行けるが高い」を解決

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「『子供との水族館、出費がちょっとツラい…』を解消する、すみだ水族館年パス取得方法」を紹介します。

「水族館へ子供を何度も連れて行くことでかさむ出費、どうにかならないかな?」
「都内の水族館、年パス買うならどこが一番お得なの?」

と考えている方々の助けになれば幸いです。

結論|株主優待かふるさと納税での取得がお得。2024年以降は出回らないかも?

都内の水族館における年間パスポートの相場は、1日入場券の「約2倍」です。
ただ、すみだ水族館だけは年間パスポート引換券を取得することで、割安に年間パスポートを手に入れられます。

年間パスポート引換券は、以下の2つの方法で取得できます。



オリックスの株主優待を取得する方法は株価の下落等リスクが想定されるため、自ら株式を取得せず、メルカリで購入するのが安全かつ手間も少なくてオススメです。
ただし、2024年度以降はオリックスの株主優待が廃止される予定のため、年間パスポート引換券の流通は少なくなることが想定されます。

すみだ水族館は親子で過ごしやすく、また年間パスポートによりソラマチでのお得も多く得られることから個人的にはオススメな子連れお出掛けスポットです。
ただ、年間パスポート引換券を割安で取得しないのであれば、都内の各水族館でかかる費用には大差ありません。

もしコストを重視しつつもややこしいのは苦手であれば、派手さはありませんが東京都が運営する葛西臨海水族園の利用が吉です。


都内の水族館、年パス相場は1日入場券の2倍。すみだ水族館だけ裏技がある!?

子供を連れてのお出掛けスポットとして真っ先に挙がるのが「動物園」と「水族館」。
都内中心部の場合、動物園は上野にしかありませんが、水族館であれば池袋、品川、押上と複数候補があります。


かまち
規模からもサンシャイン水族館、アクアパーク品川、しながわ水族館、すみだ水族館の4つが人気スポットです。

子供との休日を楽しく過ごすにあたり、出費を減らすのに便利なのが年間パスポートです。
年間パスポートには、毎回の入場料を抑えるだけでなく、周辺施設でのお得な特典もあります。

都内の水族館における年間パスポートの相場は、1日券の約2倍です。
しかし、すみだ水族館だけは1日券相当の金額で年間パスポートを取得する方法があり、私自身実践しましたので、その方法を今回紹介します。


すみだ水族館の年パスをお得に取得する方法は2つ&実際の引換手続き

この章では、すみだ水族館の年間パスポート引換券を割安で取得する方法と、実際に引換える時の手続きについて紹介します。

年間パスポート引換券の取得方法は2つ!

年間パスポート引換券は、以下の2つの方法で取得できます。




かまち
全体的な割安感なら株主優待、確実さならふるさと納税がおすすめです。

取得方法①|オリックス株式会社の株主優待

株式を発行する会社の中には株主優待制度を設ける会社も存在し、オリックス株式会社もその1つです。
すみだ水族館は、実はオリックス株式会社のグループ会社である「オリックス不動産株式会社」が、江ノ島水族館での事業経験を活かして運営しています。(参考:水族館運営事業(オリックス不動産HP)

オリックス株式会社の株主優待は、以下の2つの条件を満たすことで取得できます。


  • 100株以上の株式を保有
  • 3月の権利確定日時点で保有

これらを満たすことで、年間パスポート引換券を大人2名分(1名分×2枚)取得できます。


かまち
子供1人の家族にとってはちょうど良い枚数です!

しかしながら、株式の購入には以下のようなリスクが伴うことも忘れてはなりません。


  • 2022年は1株2,200円前後で推移しているため、株主優待を手に入れるには22万円程度の元手資金が必要になる。
  • 株価は日々変動するため、将来株式を売却した時に購入価格を下回る可能性がある。

そんなリスクを避けて取得したい方にとっておきの方法が「メルカリの活用」です。
メルカリで購入する場合、過去の流通状況をみると大人分1枚の相場は送料込みで2,000円前後であることから、1日券相当で年間パスポートを取得できる計算になります。


かまち
メルカリを初めて利用される方は、招待コードを入力すると500円分のポイントが貰えます。
「招待コード:DAABZN」をぜひご活用ください。

<参考:そもそも株式を取得するには>

株式を購入するには、証券会社の口座を用意する必要があります。

現在では管理費・購入費が安く済むネット証券が便利です。
日頃から楽天市場や楽天銀行・楽天カードを利用されている方にとっては「楽天証券」の開設がお得です。

また、最近はスマホ証券が登場し、より簡潔に株式を売買できる環境が整ってきました。
「難しいことは避けたい」という方にはスマホ証券が便利です。
大和証券グループの「CONNECT証券」では、スマホで簡単に口座開設から各種取引が可能です。


取得方法②|ふるさと納税による取得

ふるさと納税自体とは、自分の選んだ自治体に寄附を行うことで、寄附額のうち2,000円を越える部分に対して所得税・住民税から全額(上限あり)が控除される制度です。
自分自身のところに寄付が集まるよう、お礼の品を用意する自治体も多く存在します。


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寄付を行う側からの視点から見れば、寄付金額の上限はあるものの、実質負担2,000円で様々な返礼品をもらうことができます。
楽天市場だとポイント還元がありますので、負担額はポイントで補填されてお得度が高いです。

墨田区の用意するふるさと納税の返礼品の中には、「すみだ水族館の年間パスポート引換券」があります。
例えば、楽天市場のふるさと納税のラインナップは以下のとおりです。

寄付金額返礼品:年間パスポート引換券の枚数
27,000円大人1名・子供1名分(計2枚)
35,000円大人1名・子供2名分(計3枚)
43,000円大人2名・子供1名分(計3枚)
50,000円大人2名・子供2名分(計4枚)

楽天市場以外にも、ふるさとチョイスふるさと納税ガイドでも取り扱いがあります(2022年11月時点)。
これらを活用することで実質負担2,000円となり、1日券相当で年間パスポートを手に入れることができます。


かまち
墨田区民の場合、墨田区へふるさと納税を行うことはできるものの、この場合はお礼の品をいただけませんのでご注意を。(参考:住んでいる自治体に寄付してもよいか(ふるさとチョイスHP)

実際の引換手順、ちょっと迷うも10分くらいで完了

「初めて引換券を利用するだけに、手順がわからない…」と私自身迷いましたので、実際に行った手順をまとめておきます。
引換券以外の事前準備は特になく、以下の手順で年間パスポートを引換えできました。


  1. 入口手前のブースにて、「年間パスポート引換券」と引き換えに「仮会員証」を発行してもらう。
  2. 入口に入り、誘導の方に仮会員証を提示すると右手の小部屋へ案内される。
  3. 小部屋にてパソコンで個人情報を入力し、顔写真もその場で撮影する。
  4. カードの柄を「ペンギン」「クラゲ」「ウミガメ」「オットセイ」「シロワニ」から選択する。
  5. その場で顔写真付きの年間パスポートが発行される(子供はアクアパスポートをもらえる)。

当時はメールアドレスの入力がありましたが、現時点では公式メルマガが廃止になったため、メールアドレスすら不要かもしれません。
年間パスポートは通常のカードと同じサイズですので、お財布等で支障なく管理できます。


かまち
夏に訪問したため順番待ちはありましたが、仮会員証との引き換えは1分、入力から発行は5分程度で済み、待ち時間含めても約10分程度で入館できました。
「交換期限最終月(3月)は混む」との注意書きがありましたので、3月を避けて出掛けましょう。

悲報|2024年をもって取得方法①は終わり?

オリックスのHPにて、2022年05月11日付で「株主優待制度の廃止に関するお知らせ」が発表されました。

これにより、2024年3月31日の株主優待を最後に年間パスポートの引換券は得られなくなります。
それゆえ、メルカリに出回る引換券もグッと少なくなるのではないかと懸念しています。


かまち
メルカリでの流通量が減ることで想定されるのは、取引価格の上昇です。
一般的に取引価格は需要と供給で決まるものと考えられ、出回る数量が減れば値上がりが生じ、ひいてはお得感は減る可能性があります。

とは言え、ふるさと納税に関しては廃止の発表もなく、その他の特典で引換券が出回ることも想定されますので、状況を注視していきたいと思います。


すみだ水族館は子連れだと楽は本当|子供と通って楽に感じた3つのメリット・2つのデメリット

すみだ水族館に子供を連れて行った時感じたのは、「子供と過ごしやすい環境が整っている」ということです。
「私個人の実感かな?」と思っていましたが、twitter上でも似た反応が見受けられました。

子供という観点からメリット・デメリットをまとめておきます。

親子で嬉しい3つのメリット

はじめにメリットを3つ紹介します。


  • 子供用のアクアパスポートや訪問の都度ガチャができる
  • 館内の設備が充実している
  • ソラマチでも年間パスポートの恩恵がある

アクアパスポートは子供のスタンプ帳になっていて、訪問の都度スタンプを教えてもらえます。
このスタンプ、その都度1回分のガチャも楽しめるので、子供には大変好評です。
繰り返し足を運ぶきっかけになり、我が子が動物のことを学び、考える機会になっています。


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すみだ水族館は小さめな動物が多く、子供も圧倒感を感じずに観察ができます。
間近に見れることも、子供の興味を惹くキッカケになっています。

また館内設備に関しては、おむつ交換台が8台・給湯シンクが2台あることから、子連れ来場者の割に混み合っている印象はありません。
持ち込み飲食も可能ですので(食べ歩きは不可)、子供の成長に合わせてお弁当やミルクを気兼ねなく持ち込み、食事ができるのもありがたいポイント。
WiFiも整っていていて、休憩中のスマホ視聴が快適なのも地味に嬉しいところです。

さらにすみだ水族館へ出掛ける時は、その前後にソラマチで楽しむことが増えますので、年間パスポートのお得感が単純に増えます。
年間パスポートのソラマチでの特典対象には飲食店が豊富なため、水族館の前後の食事でお得を確実に得ることができ、宝の持ち腐れになりにくいです。
なお館外特典については、サンシャイン水族館においても同様の特典があります。


かまち
ソラマチも「だれでもトイレ」が多く配置され、またベビーカーを無料でレンタルできたりと、子連れ環境が整っていて快適に過ごせます。

子供に関する2つのデメリット

続いて、ちょっと辛いデメリットも2つほど紹介します。


  • 幼児の無料対象は2歳児まで
  • 入館後すぐの階段がしんどい

幼児無料については、都内の他の水族館(サインシャイン水族館、アクアパーク品川、しながわ水族館)では3歳までが対象ながら、すみだ水族館は2歳までとなっています。
それゆえ、3歳になるとお得感が少し薄れます。

また、構造上の問題でやむを得ないのですが、入館後すぐに長い階段が待ち構えています。
バリアフリーが整っていますので、すぐ脇のエレベーターを利用できれば支障ないものの、テンションが一番高まった状態の子供を誘導するのはやや困難です。
暗がりになっていますが、気を付けて登りましょう。


かまち
「子供が3歳になったら他の水族館の方がお得では?」と気になるかと思います。
参考までに、出費のシュミレーションを次項にまとめておきました。

シュミレーションしてみた|3歳児連れだと、すみだ水族館はむしろ割高?

2歳児を連れて大人1人で同伴する場合は、幼児無料の条件が同じであることから、大人分の年パスを上手に取得することで最もコスパ良く滞在できます。

しかしながら、デメリットで取り上げたとおり、すみだ水族館の幼児無料は2歳までとなり、他の水族館と異なり3歳になった場合は幼児分の入館料が発生します。
それゆえ3歳児を連れて行く場合、すみだ水族館が最もコスパが良いとは一概には言えなさそうです。

そこで、訪問回数ごとにシュミレーションしたところ以下とおりとなり、4度目の訪問がコスパの転換期であることが明らかになりました。
(※すみだ水族館の年パス費用を実質2,000円で取得できたと仮定し、作成しています。)

行き先1回目2回目3回目4回目5回目備考
すみだ水族館2,630円3,260円3,890円4,520円5,150円年パスにより同伴者10%OFF
(幼児入館料700円⇒630円)
アクアパーク品川4,400円4,400円4,400円4,400円4,400円3歳児は入館料無料
サンシャイン水族館4,400円4,400円4,400円4,400円4,400円3歳児は入館料無料
しながわ水族館1,350円2,700円4,050円5,400円6,750円年パス制度なし
3歳児は入館料無料

かまち
「水族館はワンシーズンに1回程度かな」と計画している方にはすみだ水族館が無難です。
ただ、「毎月行きたい方」はアクアパーク品川やサンシャイン水族館、「年に1〜2回の方」はしながわ水族館がお得と判断できます。

ただし、子供が4歳になった時、つまり「いずれの水族館でも幼児入館料が必要になる場合」は、すみだ水族館・アクアパーク品川・サンシャイン水族館ともに幼児入館料700円と条件が変わらないため、改めてすみだ水族館のコスパが優位になります。

なお、4歳になったときに子供も年間パスポートを取得した場合、かかる費用は以下の通りです(2022年11月時点)。

行き先大人年パス+幼児年パスにかかる費用備考
すみだ水族館2,000円程度 + 1,400円 = 3,400円程度通常の大人年パスは4,600円
アクアパーク品川4,400円 + 1,300円 = 5,700円
サンシャイン水族館4,400円 + 1,400円 = 5,800円
しながわ水族館都度1,350円 + 都度300円 = 都度1,650円年パス制度なし

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年パス引換券を割安で入手できればすみだ水族館に軍配が上がるものの、そうでなければ「行きやすいところ・お気に入りのところ」を選ぶのが無難です。

費用を抑えつつ、もっと気軽に子連れで海の動物を楽しみたいなら…

物価高もあり、「どうしても出費は抑えたい(けど、楽しみは減らしたくない!)」「でも、ややこしいことを考えるのは面倒!」という方も多数いらっしゃるかと思います。

そのような場合は、都内であれば「葛西臨海水族園」を利用することをお勧めします。
葛西臨海水族園の入園料は大人700円、子供は小学生以下は無料です。
(都内在住・通学の場合は中学生になっても無料!)


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東京都が当初建設し、現在は公益財団法人東京動物園協会が運営しているため、大変リーズナブルな金額設定になっています。

都心からそれほど離れてもなく、また駐車場も広くて車でもアクセスしやすく、結構な穴場スポットです。
イルカショーのような派手さはありませんが、規模の大きな水族館で、動物も充実しています。


かまち
ディズニーランドのある舞浜からも近く、泊まりでディズニー観光する時の立ち寄り先としてもオススメです。

〜おわりに〜

子供は比較的早い段階から動物の名前を覚えるため、動物園や水族館へのお出掛けは小さいうちから親子で楽しめます。
特に水族館の場合は室内が多いので、シーズンに左右されずにお出掛けしやすいのもおすすめのポイントです。
子供が小さいうちは体調を崩しやすいですからね。

子供とお出掛けしたい気持ちがある一方、最近は物価も上がり、お出掛けを楽しみたい気持ちと支出をなるべく減らしたい気持ちとの葛藤は悩ましいところです。
こんな状況だからこそ、コスト面を知識に入れつつ水族館へのお出掛けを提案することで、家族円満での旅行につながることを期待しています。


かまち
子供の喜ぶ姿を見て、ついつい財布の紐が緩みすぎないようご注意を。笑

じゃあな、またな。

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