生後6ヶ月ならOK?|赤ちゃんと車&泊まりのお出掛けで気を付けた事

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「生後6ヶ月の子供と3人での家族旅行を計画した際に私が気を付けたこと・次回への振り返り」を丁寧に解説します。

「子供を連れてお出掛けしたいけど、みんなどう準備しているのだろうか」
「旅行中のトラブルを減らすために、どう気をつければ良いのだろうか」

とお悩みの方々の助けになれば幸いです。

結論:タイミングは6ヶ月が正解でした。パパの計画力が地味に欠かせない

子供との初めてのお出掛けにあたり、6ヶ月というタイミングは正解だったと思っています。
その理由として、2点挙げられます。


  • 首が座わり、ひいては椅子にも座れるようになるため、親の抱っこ時の負担が少ない
  • 予防接種がある程度済む時期であり、旅先での病気の心配も減る

「まだ我慢すべき」という意見もいただきましたが、家族旅行をして正解でした。
出産前から控えていた外出の鬱憤を晴らせただけでなく、何より家族での思い出はプライスレスです。

「旅行のプランニング(距離・宿泊先)」と「子供の持ち物(衣・食・住)」をきちんと準備できるかが、余計なトラブルを減らすキーポイント。
子供が周囲に迷惑をかける心配を考えると、幼児の受入れを積極的に行っている旅館がオススメです。
また、移動は自ら車を運転する方が体力面での親の負担は少なく、また感染症のリスクも減らせ、そして何より気楽です。

子供が泊まれる旅館を選んだり、車での移動となるとどうしてもお金や渋滞が気になるところ。
それらの悩みを解決してくれる1つは「計画的な有休取得」だと私は考えます。
とは言え気軽に休める職場は少ないかと思いますから、仕事と育児を頑張るワーパパとして計画力の発揮を求められますね。


「旅行は後でも行けるから…」とは言うものの、やっぱりお出掛けしたい

子供が小さいうちはトラブルが多く、ちょっとした外出も億劫になりますよね。
自分の足で歩いてくれませんし、また当然ですが言うことを聞いてくれる訳もなく。
外出することにより親がひどく疲れることが想定されて気が重くなります。

周りの人にお出掛けの相談をしても、「旅行は後でも行けるから、今は我慢だね」と当たり障りのない回答ばかり。


かまち
安全面から考えればそれが最善というのは理解できるものの、終わりの見えない我慢は正直辛いですよね。
我が家は妊娠したタイミングがちょうど新型コロナの流行と重なり、出産前も満足に外出できませんでした。

今回、とにかく出掛けたかったのは、私よりも妻。
私は仕事のために家を出る機会があるものの、育休中の妻の場合は生活範囲が家の周りだけ。
新型コロナに対する配慮により出産前から仕事も在宅勤務にさせてもらったものの、逆に家から出れない日々が続いていました。

そんな我慢を続けた妻の慰労も兼ねて、安全を配慮しながら生後6ヶ月のタイミングで1泊2日の家族旅行をすることに決めました。


初めての子供を連れての遠出&宿泊で気を付けた2つのポイント

旅行を計画するにしても、「本当に子供を連れて旅行しても平気だろうか?」という不安はありました。
その不安を解消してくれたのが「マイナビ子育て」の記事「【医師監修】赤ちゃんとの旅行はいつから?持ち物や移動方法、宿泊先選びなどのポイント」です。
この記事でも、「旅行は早くても生後6ヶ月以降」をおすすめされています。


かまち
旅行の振り返りでも触れていますが、首が座った後だと抱っこ時の不安も減り、親の負担も軽減されます。
また、予防接種が一通り済む時期で、大病の感染リスクが少ないというのも安心して旅行に踏み切れる要素です。

子供を連れての初めての遠出だけに、正直今までの旅行以上に気を遣いました。
具体的には、以下の2つの観点から準備を練りました。


  • 旅行のプランニング
  • 子供用の持ち物

今振り返れば、この2点をきちんとおさえて順を追って準備しておけば、それ以外の心配はやり過ぎだったように思います。
次章から、この2点をどのように気をつけて準備をしたのか、具体的に説明します。

旅行のプランニング

行きたい場所ありきでつい考えたくなりますが、子供を連れていく上で気を遣った要素は一番は距離、二番は宿泊先でした。

距離が長く、移動が長時間になってしまうと、子供がじっとできないだけでなく、疲れて体調が悪化するリスクがあります。
また小さい子供がいると次から次へと観光するのは難しいことから、宿泊先で過ごす時間が長くなります。
ひいては「自宅から遠すぎず、かつ楽しめる宿泊先を選ぶ」というのは結構大事なポイントでした。
幼児NGの宿泊施設もあり、また設備面からも和室の方が子供的には安心です。


かまち
やや極端な言い方にはなりますが、毎日お家で過ごせている訳ですから、旅行に行っても育児用品が整った室内で過ごす分には概ねトラブルなく過ごせます。
移動中が一番トラブルに弱いため、そういった観点からも移動時間はできるだけ短く減らしておくのが得策です。

①距離

距離については、車で2時間以内の範囲に決めました。
大人でも長時間の移動は疲れますし、「1時間に1回休憩を入れて2時間が限度かな」と考えたのが理由です。
荷物を運ぶ負担や、感染症のリスク・移動中の周囲への迷惑を考えると、やはり車で行く方が楽かつ安心でした。


かまち
マイカーや近所にレンタカー店舗がなくても、今はタイムズのカーシェアで気軽に車を借りられるので便利な世の中です。
乳幼児のチャイルドシートも、カーシェアのオプションで借りられます。

移動時間圧縮のためにも、渋滞しやすい時間帯(日曜夕方)を避けた時間帯を見計らっての移動が肝要です。

②宿泊先

宿泊先については、東京近郊に住んでいることから、「車で2時間で行ける範囲=関東+山梨」が候補となりました。
その中で安全な宿泊先を探したところ、「じゃらん」の記事「赤ちゃん連れ旅行も安心!泊まってよかった子連れプラン充実の宿23選【関東甲信越・2022】」が参考になりました。
(※旅行した当時よりも新しい記事がありましたので、あえて新しい記事を参照しています。)

このじゃらんの記事を参考にし、群馬の磯部温泉:旭館へ泊まることに決めました。
都心からそう遠くない距離、段差の無い和室であること、親子で温泉に入れること、また室内から備品を片付けていただけたのが決め手です


かまち
朝夕共に部屋食で用意いただき、気楽に過ごすごすことができました。
また女将さんも評判通りの優しい方で、話も面白く参考になり、子育てへの配慮も十分でした。



移動中に心配なのがオムツ替えです。
ただ、次の点を押さえておけば、心配はほとんどありません。

公共施設や大きなデパート・ショッピングモールに立ち寄れば、概ね多目的トイレが見つかります。
しかし、整備が行き届いていない地方部や地理感のない場所では、なかなか見つけられないのが難点。

そこで私がオムツ替えの場所探しで重宝しているのが「ママパパマップ」です。
現在地検索を使えば、近くでオムツ替えができる場所を把握できます。


かまち
「ママパパマップ」にはスマホアプリ版もあります。
ほほえみミルクの缶が売っている場所も調べられ、万が一ミルクが足りないときに助けてくれますよ。

また、移動中のトイレ休憩は、高速道路のSA・PAを利用するのがオススメです。
SA・PAのトイレは基本的に多目的トイレが整っており、また長居する人も少ないことから、高速道路を利用中に済ませてしまうと楽ですよ。


かまち
高速道路は時間帯によっては渋滞にハマる危険性があることから、利用の際は事前の計画が大切です。
高速道路会社から渋滞予測が提供されており、スマホアプリの「ドラぷら」を利用することで、いつ・どの程度の渋滞が発生するのか参考になります。

子供の持ち物

子供の持ち物は、3つの観点から準備を心掛けています。
その3つとは「衣・食・住」です。

これだと楽に覚えられ、抜け漏れチェックに最適です。

衣:身に付けるもの

具体的には衣類・おむつです。

1泊2日で出かけたため、洋服については翌日分の服に加え、各日1回汚しても大丈夫なように予備を+2着持参しました。
実際に予備は使いませんでしたが、車内に置いておけば邪魔にはなりません。

おむつについては日々の1日の消費量から換算して2日分と予備で+8枚(予備1日4枚×2日)持って行きました。
おしりふきは外出用の小さいものだと足りなくなる懸念もあることから、自宅用の詰め替え用をまるまる1個持っていくと余計な心配もなくなります。

忘れがちなのがおむつを捨てる時に包む袋。
匂いの出にくいタイプはゴミ箱が無いときに重宝します。
私はBOSのおむつ袋を使っていますが、匂いも漏れず、また透けないので安心して使えています。


かまち
BOSのおむつ袋は千切れにくいので、意外にも子供のおもちゃになりました。
SSサイズでもLサイズのおむつ1個が余裕で入り、多めに持っておいても先々使えるので無駄になりません。

食:子供の食べもの・飲みもの

6ヶ月では離乳食が始まったばかりで、当然ですが親の食事を分け与えることができません。
したがって、子供用の食べ物・飲み物は持参する必要があります。

離乳食については、日々の1日の消費量から換算して、帰宅までの消費量+予備1食を持ちました。
消費量が増えるということは起きにくいことから、予備は1食で十分という考えです。

手口ふきについても、おしりふき同様に詰め替え用をまるまる1個持てば安心です。


かまち
宿泊先で食べる分は、粉末タイプの離乳食ならかさばらず、また腐る心配もなくて便利です。
ただ、お湯を準備する必要があることから、移動中用に瓶タイプの離乳食も持参しました。

ミルクは固形タイプの粉ミルク缶タイプの液体ミルクの両方持参しました。
出発時や宿泊先は粉ミルクからミルクを作れますが、移動中はお湯が手に入るとは限らず、缶の液体ミルクの持参は欠かせません。


かまち
哺乳瓶の消毒をする・しないは人それぞれですが、下の写真のようにジップロックミルクポンSを組み合わせれば宿泊先では消毒もできます。
100均でお買い物の際は、ジップロックの購入と合わせて、使い捨てスプーンや食事用スタイを購入しておくと楽ですよ。


ジップロックとミルクポンSを組み合わせた様子。
旅先でも哺乳瓶の消毒ができます。

住:生活に必要なもの

6ヶ月程度の赤ちゃんの生活に必要なものとして、以下の物が欠かせません。


  • 移動に必要なもの:ベビーカー、抱っこ紐、ベビーシート
  • 寝るのに必要なもの:布団、枕
  • 身の回りのもの:椅子、タオル、体を洗うもの、おもちゃ等

旅行中は無くても意外となんとかなりますが、あるに越したことはありません。
布団をはじめ借りられる物は、借りて済ませる方が圧倒的に楽です。


かまち
生後6ヶ月なら、布団は親の布団と一緒で十分です。
もし洋室の場合は、落下が怖いのでベビーベッドを借りた方が安心かと。

宿泊先で椅子を借りられたため出番がなかったのですが、空気で膨らませるリッチェルのベビーチェアを持って行きました。
コンパクトに畳めるほか空気入れ不要で膨らませるため荷物にならず、またお風呂でも使えるので活躍の機会が多いです。

おもちゃはどこまで持っていくかは悩みどころでしたが、お気に入りのピジョンの歯固めと絵本、ガラガラを持って行くことにしました。


かまち
ベビーカーと抱っこ紐の両方を持って行きましたが、後述のとおり抱っこ紐だけで十分だったかなと思います。

家族旅行の良かった点&反省点をとても真面目に振り返ってみる

生後6ヶ月の子供を連れての家族旅行は、お陰様で特段トラブル無く帰宅することができました。
この記事を見られた方の参考になるように(そして、将来新しい命を授かり、また出掛ける時のために)、良かった点・反省点をまとめておきます。

良かった点

  • 2人で出掛ける時よりもはるかに疲れたものの、良い思い出を作れた。
    思い出は一生心に残るプライスレス。
  • 首の座った後はだっこ中の不安や疲れも少なかった。
    初めて出掛けるタイミングとして生後6ヶ月は正解だった。
  • ハイハイし始める時期であるものの、床の汚れや段差の危険を考えて和室を選んだ点は正解だった。
    洋室しかない宿泊先の場合、場所によってはベビーベッドの貸出がないところもあった。
    備品の片付けは今後も依頼しようと思う。
  • 幼児受入れを明示している旅館は、旅館側が周囲へ配慮してくれるため、気疲れが少なく安心して過ごせた。
    他の宿泊者もリラックスを求めて滞在しており、子供がいても周りに迷惑をかけない工夫は大事。
  • 温泉は子供も肌で楽しめたので、今後も活用したい。
  • 車の移動は周囲への迷惑とならず、また子供から手を離せて親は精神的・身体的に負担が少なかった。
    多少の時間・お金がかかっても、今後も遠出では車を活用したい。
  • 仮に子供2人でも、今回の方法なら同じ要領で家族旅行ができると分かった。
    子供3人の場合は、一番上の子供の手のかかり具合によると思われる。

反省点

  • 6ヶ月の子供でも楽しめる内容・旅先をもっと用意しておけば良かった。
    例えば、五感を使って楽しめる海や森等に立ち寄るのもアリだったと思う。
  • 子供の生活リズムゆえに宿泊先で過ごす時間が長くなることから、過ごし方を計画すべきだった。
    夫婦ともに緊張感が抜け、寝かしつけのまま3人で就寝してしまった。
  • ベビーカーの用意・片付けは億劫で、また車のトランクが埋まり、荷物になっていた。
    旅先によってはベビーカーを借りられるため、首が座った後なら抱っこ紐だけでも良かったと思う。
    また抱っこ紐では食事が大変な場合は、持ち運び安いリッチェルのチェアベルトで解決できたかと。
  • 幼児受入れOKの宿は比較的高めの価格設定なので、予め旅行資金を積み立てておくべきだった。
    多少高くても払う価値はあったと言えるが、予約時にお金で躊躇い、判断に時間がかかってしまった。
    少しでも安くしたいなら、有休を取得して平日に出掛けるような工夫が効果的だったと思われる。

かまち
有休取得は、移動中の混雑も避けられるのでオススメです。
ワーパパは育児においても「計画力」が求められますね。

〜おわりに〜

もし今後新たな命を授かることになったとしたら、同じように生後6ヶ月のタイミングで家族で出掛けたいと思っています。
子供の記憶には残らないとは思いますが、家族と過ごした非日常は、自らの人生で誰からも干渉されない、忘れられない思い出になりますからね。


かまち
今は旅行の様子も現代では気軽に写真として残せます。
旅先のハプニング含め、将来子供と話すのは間違いなく楽しいひとときになるはず。

毎日仕事のことばかり考え、仕事に追われ、仕事優先で生活せざるを得ない気持ちも分かります。
ただ、「社畜」「仕事人間」と周りに言われるくらいシャカリキに働く私でも、「人生=100%仕事」では人生もったいないなと思うのです。
「準備・手間が大変」といった気持ちに負けずに、みなさんも余暇を捻出して、子供が小さなうちから掛け替えのない家族旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

じゃあな、またな。

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