<2023年9月追記>
この記事の方法は、残念ながら2023年9月をもって利用できなくなりました。
エポスカードの別の上手な使い方が見つかりましたら、改めて取り上げたいと思います。
今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。
今回は「日々多忙でも実践可能!面倒臭さなくクレカの還元率を高めるお得な設定方法」を紹介します。
「時間を割けない中で、無理なく簡単にいつもよりお得を増やせないかな」
「年1万円でいいから、余分に使えるお金を増やしたい」
とお悩みの方々の助けになれば幸いです。
結論|エポスカードとMIXI Mの組み合わせで、常時1.5%のポイント還元を達成
今回紹介する節約術で必要なのは「エポスカード(ゴールドまたはプラチナ)」と「MIXI M」です。
エポスカードでは、ゴールドまたはプラチナカードを保持していると「選べるポイントアップショップ」という特典を活用できます。
このポイントアップショップの対象先を「ミクシィ(mixi)」にすると、MIXI Mへのチャージはポイントが1.5倍付与されるのです。
設定はこれだけで、あとはネット上や街での支払いにMIXI Mから通常通り支払いを行います。
MIXI M自体にはポイント特典はありませんが、チャージした時点でエポス側での1.5%のポイントが得られており、実際にはチャージの度にポイントが付与されます。
予めお金をチャージする必要はあるものの、これによりエポスカードの年間利用額のライン(50万円・100万円等)を達成しやすくなるといった美味しいメリットもあります。
この節約術を利用中に注意しておきたいのは以下の3点です。
- 不正気付いた時は自分で一時停止を行うこと
- 予約のキャンセル・差額発生時の返金に時間がかかる
- 国内旅行時に旅行付帯を付けたい場合は、エポスカードから各支払いを行う必要があること
この方法で仮に100万円利用した場合、エポスカードをそのまま使うのより1%余分にポイントが得られますので、1万円お得さが増したことになりますね。
「無料で作れるクレカ」=「しょぼい」ではない|エポスカードを10年使い続けた私個人の実感
個人的には約10年以上前からエポスカードを使っていました。
社会人となり、買い物や旅行・飲み会などが続く中、「カードで支払えるお金を増やせたらいいな。でも年会費は無料じゃなきゃ嫌。」と考え、作ったのがきっかけでした。
そんな軽いきっかけで作ったエポスカードですが、サラリーマン生活の中で 日々利用しているとそれなりの金額ともなり、気付けばゴールドカード、プラチナカードへのインビテーションを受け取ることができました。
ちょっと見栄を張って切り替えたプラチナカードは海外旅行の際に心強く、無料で発行できるプライオリティパスの恩恵もあり、海外の空港ラウンジで贅沢できたのも良い思い出です。
今では私自身結婚し、子供も授かり、はたまたコロナの事情もあり、プラチナカードの恩恵は最大限活かせていない気もします。
海外旅行へ行く機会は皆無になりましたが、ただそれでも好んでエポスカードを持ち続けています。
それは使い勝手が良いからで、特に以下の点が優れていると言えるからです。
- 他のポイントやマイルへの交換先が多岐にわたっている
- 特定の利用先でのポイント還元率が1.5%(ゴールド・プラチナのみ)
- ポイントの有効期限がない(※通常カードだと2年)
- 海外旅行保険の付帯が手厚い(プラチナだと国内旅行・家族にも拡大)
特に、ポイント還元率が1.5%になる「選べるポイントアップショップ」はお得度高めな特典です。
ゴールド・プラチナカード限定で、かつ選べるのは3つだけですが、還元率1.5%は他のクレジットカードより優れていると言えます。
今回はこのポイントアップを活用して 、常時1.5%の還元を得る節約術を見出しましたので紹介します。
シンプルゆえに続けられる!常時1.5%ポイント還元の実践方法は?
今回エポスカードのポイントアップを活用して節約を行うには、「MIXI M」というサービスを利用します。
具体的な実践手順は以下の5ステップです。
- エポスカードのゴールドないしプラチナを所持する(年会費をかけたくないならゴールドがおすすめ)
- MIXI Mでバーチャルカードを作る(2022年7月時点では招待がなくても作成可能)
- バーチャルカードの入金方法を「クレジットカード:エポスカード」で設定
- エポスのマイページからポイントアップショップを選び、「ミクシィ(mixi)」を選択
- バーチャルカードにクレカ(エポスカード)で入金する
この設定を一度行うだけで、 エポスカードの還元率が常に1.5%となります。
更に、エポスカードは誕生月の支払いに+0.5%のポイントが上乗せされます。
これを上手に使えば、還元率は2%近くまで上昇します。
MIXI M は聞きなれないサービスだと思いますので、まずはMIXI Mから紹介します。
「MIXI M」とは?
「MIXI M」は ソーシャルネットワーキングサービスを運営する 「mixi(ミクシィ)」の提供する決済やアカウント認証・データ管理の統合サービスです。(画像はMIXI M HPより引用)
このサービスを利用することで、バーチャルカードを発行できます。
このバーチャルカードとは、一言で表すなら「実物の無いプリペイド式カード」です。
クレジットカードや銀行から前払いの入金を行うことで、バーチャルカードからの支払いが可能になります。
バーチャルカードのため、実物のカードは存在しません。
最初はもどかしい感じもありますが、以下の点で便利だなと感じています。
- 落とす・紛失するリスクがない
- カード番号のコピーの手間が楽
- 利用時にスマホに通知が来るので、利用したことに気付ける
また、プリペイドカード故に残高がひと目で分かり、使いすぎ防止の観点ではクレカよりも優れている実感があります。
この組み合わせが3方良しのお得ワザと感じた理由
無料の状態を維持しつつ、クレジットカードから1.5%の還元率を得るのは、お得度がとても高いと言えます。
クレジットカードは様々な種類が出回っていますので、他にも高還元率を目指すやり方はあるのかもしれません。
ただ、以下の3点からこの節約術はとても使い勝手が良いなと感じています。
- ①手間が少ない|設定するのは最初だけ
- ②汎用性が高い|ネット上での支払いは大抵使える
- ③利用枠特典を狙える|年間利用枠を管理しやすい
①手間が少ない|設定するのは最初だけ
最初にMIXI M のバーチャルカードを作り、エポス側で設定するだけでその後の設定やメンテナンスはありません。
しいて言えば前払いのためチャージが必要になりますが、スマホから隙間時間で対応できますので、それほど苦になりません。
MIXI Mのアプリからカード番号を確認するのも、スマホで完結するので非常に楽です。
ネットショッピングでのカード番号入力時の手間は、逆に減ったように感じています。
②汎用性が高い|ネット上での支払いは大抵使える
ネットでの買い物はもちろんのこと、アップルペイに登録しておけば街での買い物も不便さはありません。
ただ、プリペイドカードのため時折使えない(エラーを起こす)ことは実際あります。
LINE PAYを始め、プリペイドカードはここ最近普及したのは事実で、使えない機会はほとんどありませんが、0ではありません。
使えない時、 私が抜け道として活用している方法は以下の2つです。
PCでのネットショッピング時のエラー対処法
PayPal (ペイパル)が使える場合はPayPal経由で支払います。
PayPal (ペイパル)だとMIXI Mはきちんと登録でき、問題なく支払うことができます。
街での支払い時のエラー対処法
suicaが使える場合は、suicaアプリにチャージして支払います。
MIXI Mを Apple Payに登録しおくことでsuicaにもチャージできます
<参考> 〜 それでもダメな時 〜
これらの抜け道が使えない時は、素直に諦めてサブで使用している楽天カードのクレカで支払っています。
楽天カードなら常に1%ポイント還元ですので、妥協点として悪くはありません。
街中なら、「〇〇Pay」関連のキャンペーンが何かしら開催されているので、そちらを利用するのもアリだと思います。
もちろん、エポスカードでのお支払いでも全く不都合ないかと。
③利用枠特典を狙える|年間利用枠を管理しやすい
前払いの良いところは、実際にモノやサービスを購入する前に支出としてカウントできる点です。
「年間利用額の特典に届かせるためにもう少し支払額を増やしたい!」なんて時、特に余分な買い物せずチャージだけで支払額を増やすことできます。
例えば、エポスカードではゴールド・プラチナカードだと以下の年間利用額の特典があります。
年間利用額 | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|
50万円 | 2,500ポイント | なし |
100万円 | 10,000ポイント | 20,000ポイント |
200万円 | なし | 30,000ポイント |
300万円 | なし | 40,000ポイント |
400万円 | なし | 50,000ポイント |
500万円 | なし | 60,000ポイント |
以下200万円増える毎に | なし | 1万ポイントずつ上乗せ (※上限10万ポイント) |
私の場合、楽天市場での買い物は楽天カードを使っていることもあり、エポスカード単独だと年100万円いくかいかないか毎年微妙なところです。
ただ、MIXI Mを設定したお陰で着地点を狙いやすくなったので、100万円超え時の特典を逃さずゲットできています。
いつも安全に使うために、ここだけは気を付けたい3つの注意点
還元率1.5%は「常に1.5%割引」と同じでとてもありがたいものの、利用中に気を付ける点もあります。
この節約術を実践していく中で、私が気を付けている内容は以下の3点です。
- ①不正利用の初動は自分|不正があったら自分で一時停止
- ②予約のキャンセル・差額発生時の返金に時間がかかる(残高が無いと再予約できない)
- ③エポスの魅力を逃しかねない|国内旅行保険はエポスカード払いが条件
次章で細かくそれぞれ見ていきます。
むしろ今後の活用余地の拡大に期待です。
①不正利用の初動は自分|不正があったら自分で一時停止
あまり見慣れない内容かと思いますが、利用規約を見てみましょう。
前払い制のプリペイド カードということもあってか、エポスカードの利用規約と見比べると書きぶりは異なります。
利用者として特に気にしたいのは不正利用時の補償ですよね。
MIXI Mでは、第25条第4項に次のように書かれています。
アカウントまたはCARDにおける不正使用の可能性がある場合、その他のアカウントまたはCARDに関する情報が第三者により取得されたことが疑われる場合は、利用者は、本サービス利用の一時停止を行うこととします。
MIXI M 利用規約 第25条第4項
利用者による本サービス利用の一時停止が行われなかったことで利用者に生じた損害については、利用者自身の負担とします。
したがって、不正利用が発生した時は、まずは利用者自身で一時停止を行い、自ら被害拡大を防ぐ必要があります。
なお「プリペイドカードだから不正利用時の補償がない」と考えている方も多いかもしれませんが、利用規約には「補償する・しない」とも書かれておりません。
MIXI MのHPによれば、「お問い合わせよりご連絡ください」とのことです。(参考:利用者等に損失が発生した場合の対応方針(MIXI M))
<参考>
ただ、「カード会社が補償する・しない」とはっきり書かれていないのは、MIXI Mに限った話ではありません。
例えば、エポスカードでも、カード規約第14条では「会員の負担となる・ならない」といった書きぶりで、「会社側の負担」とは書かれておりません。(参考:カード規約(エポスカード))
あまり過度に敏感になる必要はないのかもしれませんが、気になるときに利用規約を隅々読んでみるのも良いかもしれません。
頭の片隅に入れておくだけでも、困ったときに役立つはずです。
利用者に難しい対応が求められるわけではありませんので、初動を知っておくだけで「備えあれば憂いなし」です。
②予約のキャンセル・差額発生時の返金に時間がかかる
MIXI Mを利用していて改善されるといいなと感じている点は、予約等をキャンセルした際の返金が反映されるまでに若干時間がかかる部分です。
残額がすぐに反映される時もありましたが、一方で2〜3日かかってしまうこともありました。
これにより何が困るかと言えば、例えば、宿泊予約を一度キャンセルして再予約を行う場合、MIXI M自体はプリペイドカードのため、返金が反映されないと残高不足で再予約できない事態に陥るおそれがあります。
ある程度まとまった金額をチャージできる方は支障ないかもしれませんが、最低限しかチャージをしたくない方にとっては結構煩わしい事態です。
この点について言えば、限度額の範囲内ならとりあえず購入できるクレジットカードの方が扱いやすいですね。
返金が遅い場合の再予約は、返金されるまで待つか(時間が解決)、いっそクレカで支払ってしまうか(残高はMIXI Mに残る)、この2択しかありません。
③エポスの魅力を逃しかねない|国内旅行保険はエポスカード払いが条件
エポスカードの魅力は、ポイントだけではありません。
無料のカードでありながらも、付帯される旅行時の傷害保険の手厚さは大きな魅力だと言えます。
例えば、海外旅行時の傷害死亡・後遺障害に対しては、通常のカードでも最高500万円の補償、ゴールドなら1,000万円、プラチナなら1億円が無料で付帯されます。
それゆえ私はエポスのプラチナカードを持つ代わりに、旅行時の保険への加入は一切やめました。
ただ、傷害保険を付帯するには、以下の通り条件があります。
- 海外旅行 ⇒ 自動付帯(所持のみでOK)
- 国内旅行 ⇒ 予め旅費、宿泊費、募集型企画旅行参加費に対する支払いが無いと、各々補償なし
(参考:エポスカードの保険(エポスカード HP))
したがって、MIXI Mからの各旅行費用を支払った場合には、エポスカードからの直接の支払いではないことから、国内旅行は保険付帯がなされません。
旅行に出掛ける際は、この点に注意が必要です。
節約術で欠かせない「エポスカード」、初めて作るなら通常orゴールド?将来はプラチナがいいの?
「エポスカードって初めて聞いた!」「名前しか知らないや…」という方もいらっしゃるかと思います。
この章では、今回の節約術でカギとなる「エポスカード」についても簡単にまとめておきます。
エポスカードとは?
エポスカードは、株式会社丸井グループのクレジットカード部門:株式会社エポスカードが発行するクレジットカードです。(画像はエポスカード 2021年3月30日NEWS RELEASESより引用)
株式会社エポスカードは1960年に日本で初めてクレジットカードを発行した会社で、エポスカードの会員数は2022年7月時点で710万人います。
老舗のクレジットカードでありつつも、意外なことに30代以下が54%という構成です。(参考:インベスターズガイド2022年7月(丸井グループ IRライブラリー))
ポイントの交換先はマルイでのお買い物だけでなく、Amazonギフトやマイル、各種金券と多岐に渡っています。
マルイの外でもお得を味わえるのはありがたいです。
もちろんマルイの外でも買い物時にもポイントが貯まり、むしろポイントアップサイトを経由したネットショッピングではマルイでの買い物以上にポイントが貯まるケースも多いです。
エポスカードを10年以上使ったからこそ断言できる、ベストな所持はズバリこれ
今回の節約術を実践してみようと思っても、通常・ゴールド・プラチナの3種類のどれがベストか分からないかと思いますので、簡単に解説します。
私自身エポスカードの各種類を利用した経験がありますので、経験を元に主な良し悪しを比較しました。
内容 | 通常 | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|
年会費 | ○無料 | ○無料 | ✗20,000円 |
ポイント有効期限 | ✗2年間 | ○永年 | ○永年 |
ポイントアップサイト | ○利用可 | ○利用可 | ○利用可 |
選べるポイントアップ | ✗なし | ○あり | ○あり |
年間利用額特典 | ✗なし | ○あり | ◎あり |
海外旅行保険(死亡障害) | △500万 | ○1000万 | ◎1億 |
国内旅行保険 | ✗なし | ✗なし | ○あり |
旅行保険範囲 | ○本人のみ | ○本人のみ | ◎家族まで |
プライオリティパスの発行 | ✗不可 | ✗不可 | ○可 |
また、前述のとおり、年間で50万・100万超の利用があるとゴールド・プラチナカードのインビテーションが届き、お得に切り替えができます。
インビテーションなしでも切り替え可能ながら、インビテーション受領時は以下のメリットがあるため、待った方が賢明です。
- ゴールド:年会費5,000円 ⇒ 永年無料
- プラチナ:年会費30,000円 ⇒ 20,000円
なるべくお金をかけたくない方は、通常のエポスカードを作り、50万円以上使ってインビテーションを待ち、ゴールドカードを所持するのがベストと言えます。
また、ゴールドカードからプラチナカードに切り替えるかの判断は、「旅行(主に海外)に毎年出掛けるか否か」で決めることをおすすめします。
年会費2万円は大きいので、「海外には全然行かない」という方はゴールドが断然オススメです。
今回紹介したMIXI Mとの節約術を使うにあたって、年100万以上の支出がある方は、年会費ありのゴールドカードでもポイントのことを考えれば実質プラスにはなります。
ただ、クレジットカードを持つ・増やすこと自体が合わない方もいるかと思いますので、時間に余裕があるのであれば、最初は通常で申し込み、インビテーションを待ちましょう。
なお、ゴールド・プラチナだとポイントに期限がなく、無理・無駄な消化がなくなるので、結構ありがたいです。
通常からゴールドに切り替わる際、通常のカードで貯めていたポイントも有効期限が無くなる点も地味に嬉しいところ。
1ポイント=1円相当で使えるので、申し込むなら手間も少ないネットからがお得です。
〜おわりに〜
昔からお世話になっているエポスカード、利用したての頃の悩みはポイント還元率の低さ(0.5%)でした。
それゆえ正直なところ当初はサブカードとしての位置付けだったのですが、「選べるポイントアップショップ」により大変お得感が増し、そして今回の節約術もあって、今では不動のメインカードになっています。
子育てと仕事で毎日忙しい方でも無理なく実践できる方法ですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
派手に出掛けられない今、私はポイントをコツコツ貯めることにし、将来の家族での楽しみをストックしています。
ぜひ子供と楽しむひとときの足しにしてください。
じゃあな、またな。