未成年口座ならクラウドバンク!ソーシャルレンディングで子供の資産作り

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「クラウドバンクが子供の資産作りにオススメな理由&手続き方法」について紹介します。

「将来子供が使えるお金を少しでも多くし、お金に困らないようにしてあげたい」
「子供の貯金について、リスクは避けつつも銀行預金より利息がもらえる方法はないかな」

と考えている方々の助けになれば幸いです。

結論|クラウドバンクの未成年口座なら、控えめ運用でも手堅く効率的に利息を貯められる

銀行預金の利息相場「0.001%」の現代において、FinTechで広まりつつある「ソーシャルレンディング」を活用すれば「4%前後」の運用利息を見込めます(債権と同様に元本の変動はありませんが、運用先の破産リスクはあります)。

子供の資金を運用する上で利用できるソーシャルレンディング(未成年でも口座開設可能な会社)は、2023年時点では2社あります。
その中でオススメしたいのはクラウドバンクです(もう1社はポケットファンディング)。

クラウドバンクの方が手堅く効率的に運用できると考え、オススメしている理由は以下の5点です。


  • ①プラットフォーム自体の安全性が高い
  • ②手数料による元本毀損を減らせる
  • ③運用益に加えて楽天ポイントが貯まる
  • ④投資案件が多く、運用効率を高めやすい
  • ⑤事業や国に関するリスクを下げやすい

口座開設にあたっては親権者(片方だけで可)の口座保有が条件です。
加えて、手続きの際に本人のマイナンバーカード・続柄表示のある住民票等が必要となります。

運用である以上リスクが付き物であることから、私は万が一毀損しても親が補填できる金額(子供の貯金の20%まで)で運用しています。
また、外貨建て案件で運用を行う場合は手数料が運用益を上回る可能性があり、もし外貨建て運用を行うのであれば注意が必要です。
一方で子供の場合は収入がなく、状況によっては確定申告により源泉徴収された税金が還ってくる恩恵も忘れてはなりません。

子供用ということで「手間をなるべく減らしたい」という観点からも、クラウドバンクの活用はマッチしています。


預金利息では全然増えない現実…未成年でも口座開設できるソーシャルレンディングは2社

2023年3月現在、大手銀行の預金利息相場は「0.001%」の下限に張り付いています。
ネット銀行ならもう少し利息が付くものの、子供が開設できる未成年口座の場合は高くても「0.01%前後」が関の山です。

子供の将来を考えた時、教育費に関する悩みを抱える方も多いと思います。
ただ銀行預金では利息が少なすぎるため、将来「利用するまでの時間」を有効活用できません。


かまち
未就学児の我が家も例に漏れず悩んでいます。
まだまだ先とはいえど、子供が生まれて数ヶ月後には悩み始めました…

家庭での子育て方針にもよりますが、一般的に日本での大学進学時にかかる授業料は年々増加傾向にあり、公立大学は年間50万円程度、私立大学は年間100万円程度かかります(参考:国公私立大学の授業料等の推移(文部科学省HP))。
授業料に加え、実際には入学金や施設利用のほか、一人暮らしの生活費等が更に上乗せされます。


かまち
仮に小・中・高校で私立に通うとなると、小・中学校で年間150万円程度、高校で年間100万円程度かかるのが今の日本の教育事情です。(参考:令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します(文部科学省HP)
いつから私立に通わせるかは悩みどころですが、「大学での私立進学は大いにあるかな」と覚悟しています。

そこで「子供用の蓄えを少しでも増やせないかな?」と考えた時、預金以外のいわゆる「資産運用」が候補に挙がりました。
とは言え資産運用にはリスクがつきものですので、慎重に検討する必要があります。

「運用リスクをできるだけ抑えたい!」と考える我が家でたどり着いた結論は、以下の2つの資産運用でした。


  • 債券による運用
  • ソーシャルレンディングによる運用


かまち
ソーシャルレンディングはFinTechの発達により最近広まってきました。
ソーシャルレンディングは債券より高い利回りが見込めますが、怪しい業者も多く、金融庁からも警告が出ている点は注意が必要です。(参考:ソーシャルレンディングへの投資にあたってご注意ください(金融庁HP)

これらの運用は、両方とも元本に対して利回りを得る運用方法です。
債権もソーシャルレンディングも「デフォルト(投資先の経営悪化・破綻)リスク」はありますが、償還時は「投資元本+利息」が手元に入る運用手法のため、株式や投資信託のように「日々の元本変動」を心配する必要ありません。
大きなリターンは見込めないものの、利息は銀行預金より高いことから、銀行預金より少ない元本で、より大きな利息を見込むことが可能です。

債権は証券口座を開設することで購入でき、ジュニア NISA制度の登場もあり2023年時点では多くの証券口座で未成年口座を開設可能です。
一方、ソーシャルレンディングについては「クラウドバンク」と「ポケットファンディング」の2社しか未成年口座を開設できません。

私は子供用のソーシャルレンディング口座の開設は「クラウドバンク」で行うこととしましたが、なぜクラウドバンクが子供用でオススメなのか、またどのように活用しているのかを次項から詳しく紹介します。


未成年口座を開設するなら「クラウドバンク」から始めるべき5つの理由

未成年でも口座が開設可能なソーシャルレンディング会社は「クラウドバンク」と「ポケットファンディング」です。
クラウドバンクの方が設立も古く、また過去に取り扱ってきた金額規模が大きいという実績に加えて、以下の5つの理由から利用をオススメしています。


  • ①プラットフォーム自体の安全性が高い
  • ②手数料による元本毀損を減らせる
  • ③運用益に加えて楽天ポイントが貯まる
  • ④投資案件が多く、運用効率を高めやすい
  • ⑤事業や国に関するリスクを下げられる

①プラットフォーム自体の安全性が高い

ソーシャルレンディングを行う会社は「第二種金融商品取引業者」としての登録を受ける必要がありますが、より条件の厳しい「第一種金融商品取引業者」としてクラウドバンクは登録しています。
「第一種金融商品取引業者」の登録を受けている会社は、メジャーなソーシャルレンディング会社の中では2社しかありません(2023年3月時点)です。

ソーシャルレンディングにおいては「案件の安全性」をきちんとプラットフォーム運営社が見極めているか(=「プラットフォームの信頼性」)も重要です。
過去の実績もありますが、会社としても厳しい基準で成り立っているクラウドバンクの方が信頼性は高く、安全と考えられます。


かまち
「第一種金融商品取引業者」の登録を受けているもう1社は「オルタナバンク(旧サムライファンド)」です。
親自身の運用を行うにあたっては、クラウドバンクと合わせてオルタナバンクがオススメです。

②手数料による元本毀損を減らせる

クラウドバンクでは、即時入金を活用した場合の手数料は無料です。
また出金の場合も、日本円なら手数料無料となっています。


かまち
外貨の場合、外貨出金先口座がみずほ銀行なら1,500円、他の銀行口座なら6,500円かかります。

ポケットファンディングでは、入金先口座が「みずほ銀行那覇支店」であり、みずほ銀行以外では入出金時に手数料が発生します。
それゆえ、みずほ銀行以外の口座を子供用に開設している場合、ポケットファンディングの場合は「手数料による目減り」を考慮しなければなりません。

なお、いずれの会社とも口座開設・保有にかかる費用は無料です。


<参考:入金手数料無料の「即時入金」が対応している銀行は?>

クラウドバンクの即時入金は、3メガバンクのほか楽天銀行や ペイペイ銀行といったネットバンクに加え、多くの地方銀行・信用金庫口座で利用可能です(2023年3月時点)。
利用可能な銀行一覧については、クラウドバンクHP「即時入金提携金融機関一覧」よりご確認ください。

なお、私が子供用の預金口座を検討した際、利息と使い勝手の観点からベストといたったのは「楽天銀行」です。
なぜ楽天銀行がベストなのか、各銀行の子供用口座を比較した内容を別の記事にまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。


③運用益に加えて楽天ポイントが貯まる

昨今ソーシャルレンディングは人気が高まりつつあり、先着案件は数分で終わる案件も多く、また抽選案件は倍率が10倍以上となることもザラです。
それゆえ「口座を作ったものの肝心の運用ができない(=預金利息相当すら貯まらない!)」という状況に陥りかねません。

この点、クラウドバンクであれば案件が多いのもさることながら、1回目の投資申込が完了した時点で計2,500円相当の楽天ポイントが手に入り、効率よくリターンを見込めます(画像はクラウドバンクHPより引用:2023年3月時点)。
クラウドバンクでは現在楽天市場のアカウントと連携することで楽天ポイントが貯まる仕組みになっており、口座連携した時点で500ポイント、初回投資が完了した時点で2,000ポイントが手に入ります。

この楽天口座とのアカウント連携は、子供用口座でも恩恵を得られます。
実際に連携させたところポイントは通常ポイントで付与され、期限がないポイントですので、将来の支出用に残しておくのもアリです。

加えてマイページへのアクセスの度に1ポイント貯まります。
月数回アクセスすればコツコツ年100ポイント程度が自然と貯まってくれる計算になるので、長く使うほどありがたみも蓄積されていきます。


かまち
大手銀行の預金金利「年0.001%」の現代では、1年で100円もらうには1000万円を預入れする必要があります。
仮にクラウドバンクの口座に数万円しか預けていなくても年100円相当の楽天ポイントを手に入れられることから、銀行預金よりも大きなレバレッジでポイントを貯められます。

④投資案件が多く、運用効率を高めやすい

クラウドバンクでは日々発表される投資案件数が他のソーシャルレンディング会社に比べて多いです。
会社によっては1ヶ月に1本前後のところも多いですが、クラウドバンクでは1ヶ月に5件程度はコンスタントに公表されている印象です。

ソーシャルレンディングはどこも人気が集中しつつあり、多くの案件は1分も経たずに満額成立になるのが実態です。
取り逃がす機会が多いだけに、案件数が多ければ取れる機会も増えます。
また申込開始時刻が一定ではないのもクラウドバンクの面白いところで、事前準備はしにくい一方で偶然取れるチャンスも大きくなります。
先着・抽選ともに案件が多いことから、個々人のスタイルに合わせやすく、使い勝手も良いです。


かまち
募集開始後は案件の内容をじっくり読み込むほどの時間はないので、案件公開時に確認を済ませておきましょう。

⑤事業や国に関するリスクを下げられる

どのソーシャルレンディング会社においても投資案件は「不動産」に集中しがちですが、クラウドバンクでは「マイクロファイナンス」や「発電事業」の投資案件も扱っています。
そして何より、日本国内にとどまらず、アメリカやカナダ、オーストラリア、香港と投資先の国も多様です。

それゆえ、クラウドバンク内で手持ち資金を小分けにして投資を行うだけで、自然と事業や国の分散をさせやすく、リスク低減効果が働きます。
1社だけで広く分散できる手軽さはクラウドバンクの便利な一面です。


かまち
ソーシャルレンディングを複数社活用すれば事業分野と投資先の国を広げられますが、広げることで資金を移動させる手間・確定申告の手間が増え、煩わしさが増えます。
その点、子供用に手軽に1社で活用するなら私個人としてはクラウドバンク一択です。


実例|クラウドバンクでの未成年口座開設手順&私の運用方針はこちら

実際にどのようにすればのクラウドバンク未成年口座を開設できるのか、また子供の資金をどのような方針で運用しているのかをまとめました。
これから口座開設手続き・運用方針の検討を行う方は、この章を参考にしていただければ幸いです。

この通り進めればOK|クラウドバンクでの未成年口座の開設手順

口座開設において特段難しい手順はなかったものの、申込条件と書類等の用意が必要でしたのでまとめておきます。

未成年口座開設にあたって用意するもの

未成年口座の開設手続きは「ネット上の手続き」と「書面送付の手続き」の2ステップに分けられます。
大人の場合はネット上で完結しますが、子供用はもう一手間要します。

手続きは増えるものの難しさはなく、以下の書類等を準備可能か予め確認しましょう。


  • ステップ①:親権者のクラウドバンク口座(片親のみで可)
  • ステップ①:マイナンバーカード(本人のみ)
  • ステップ②:「未成年口座開設および取引に関する確認書(指定様式)」の印刷環境(※要手書き)
  • ステップ②:続柄表示ありの住民票or戸籍謄本又は全部事項証明 or戸籍抄本又は一部事項証明(本人:発行日から6ヶ月以内)
  • ステップ②:各親の印鑑(それぞれ固有の印章を用意)
  • ステップ②:送付封筒(長3封筒:長型3号)

マイナンバーカードがあればコンビニで住民票や戸籍謄本を取得できる自治体も増えてきました。
ステップ②において提出期限の定めはありませんでしたが、コンビニで準備すると非常に楽かつスピーディですのでオススメです。(参考:利用できる市区町村(コンビニ交付HP)

なお、親がクラウドバンクの口座開設をしていることが未成年口座の開設に欠かせない条件となります。
持っていない場合はまずはご自身分を先に開設しましょう。


かまち
子供用のマイナンバーカードは必ず必要となります。
0歳から作成できますので、まだお持ちでない方は下記記事を参考にしてみてください。

ステップ①:ネット上での申込手続き

最初のステップはネット上で行います。

具体的な手順は以下のとおりです。


  1. クラウドバンクHPへアクセスし、「無料口座開設」をクリック
  2. 子供用の「メールアドレス」「パスワード」「秘密の質問と答え」「メールマガジン登録の有無」を設定し、「個人の方はこちら」をクリック
  3. 名前や生年月日といった基本情報を入力し、「金融資産額」や「取引の目的」・「口座情報」を入力後、「規約等を確認」をクリック
  4. 入力内容を確認し、「送信する」をクリック
  5. 続いて「本人確認書類の登録」と「マイナンバーの登録」を行う(ステップ①完了)

なお、私は子供の「金融資産額」や「取引の目的」はありのままを記入しました。
子供なので当然無職ですが、それでも無事に開設できました。
親の口座情報も踏まえて審査されているのかもしれません。


かまち
とは言っても、親も自慢できるほどの貯蓄や年収がある訳でもありませんが…

ステップ②:郵送による書面送付手続き

ネット上での手続きが完了すると、登録したアドレス宛にクラウドバンクからメール「必要書類の提示のお願い」が届きます。

次のステップは郵送で行うこととなり、具体的な手順は以下の通りです。


  1. メール本文記載のURLから「未成年口座申込受付基準」を確認
  2. 印刷した「未成年口座開設および取引に関する確認書」に親権者それぞれが住所・電話番号・続柄を記入のうえ記名押印し、また子供本人の住所氏名を記入
  3. 用意した住民票等を1部同梱の上、封筒へ入れて投函(メール記載のURL:宛先ラベルを活用すれば切手不要。)
  4. 審査が通るとメール「口座開設審査完了のご報告」が届く
  5. 追って自宅宛に簡易書留でのハガキが届くので、受領すると口座開設が完了し、利用可能となる(ステップ②完了)

私のケースでは日曜日に書類をポストへ投函し、5日後の金曜日には審査完了のメール、その2日後の日曜日に簡易書留が届きました。
よって、審査には1週間程度要すると考えておいた方がよさそうです。

もし楽天市場の子供用アカウントを用意していない場合は、この間にアカウント開設をしておくのがおすすめです。
楽天市場のアカウントはメールアドレスがあれば開設できます。

なお、楽天市場のアカウントは楽天証券の口座と「楽天会員リンク登録」を行うと、「ハッピープログラム」に登録されてお得が増えます。
ハッピープログラム」では少額ですがポイントが貯まるだけでなく、振込手数料無料を毎月数回分付与してくれるので、余計な支出削減に効果的です。


かまち
先にも触れたとおり、子供用の口座には楽天銀行が一番お得で使い勝手が良いと感じています。
ハッピープログラムで付与されるポイントも期限はありませんので、楽天市場の利用が少なくても無駄になりません。

私の運用方針|リスク管理を意識した3本立ての運用方針

子供用のクラウドバンク口座を運用するにあたって、リスクをきちんとコントロールする観点から以下のとおり方針を決めて活用しています。


  • ①運用額は全体の20%まで
  • ②手数料が高くなる外貨での運用はしない
  • ③想定利回り多寡は気にしない

実際に運用開始した時の状況は画像の通りで、5本の案件(各4万円)で運用しました。


かまち
口座開設1ヶ月後には資金を全て分散させ、運用を開始できました。

①運用額は全体の20%まで

現在の子供用の貯蓄がだいたい100万円程度あることから、20万円を5つに分けて分散投資を行なっています。
人それぞれ考えはあるかと想いますが、「損失を出さない形での運用が大前提」と考えており、万が一毀損しても親が補填できる金額で運用しています。


かまち
運用を始めるとついつい利益を追求しがちですが、利息を狙う投資ではリスク回避が欠かせません。
何より子供の将来の資金ですから、「きちんと残すこと」を優先して方針を考えるべきかなと。

クラウドバンクは1万円から投資が可能なため、手元資金を小分けにして分散を図れます。
運用規模が小額と言えど、仮に年間リターン4%の案件を4万円で1つ運用できただけでも1,600円の収入です。
預金口座の利息では考えられないほどの利益を得られます。


かまち
最低額の1万円での運用でも400円の収入があり、4,000万円を預金しておくのと同等の利益です。
そのため背伸びして運用額を増やし、必要以上に元本をリスクに晒さなくても、効率的に利益を積み上げられます。

②手数料が高くなる外貨での運用はしない

クラウドバンクを実際に利用すると、「外貨建て投資案件は比較的先着が埋まりにくい傾向」に気付きます。
それであれば「外貨建てに投資した方が案件を確保でき、運用効率を高められるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
事実、なるべく案件を取れた方が資金効率は高まり、運用益の確保につながりますが、外貨建て案件の場合は「将来の為替リスク」に加えて「両替手数料」「外貨出金手数料」が発生します。

クラウドバンクで外貨建て案件に投資した時に生じるこれらのリスク・手数料をまとめると以下のとおりです(2023年3月時点)。

リスク・手数料内容
為替リスク・将来の円安・円高により損にも得にもなる
両替手数料・(手数料自体は無料ながらも、)スプレッドに0.2円上乗せ ※外貨⇒円は差し引き
・最低両替金額の設定あり(100,000円以上から両替可)
出金手数料・みずほ銀行口座宛の外貨出金:1,500円
・他行口座宛の外貨出金:6,500円
 ※円出金の場合は無料

私のように「子供用に少額で運用しよう」と決めた場合、外貨建てによる運用では発生する手数料が運用益を上回ってしまう事態が想定されます。
為替を読む自信がない限り、外貨建てでの運用は行わない方が利益を確保しやすいです。


かまち
ソーシャルレンディングの良いところは「ほったらかしで運用できる点」ですが、一方で途中解約はできず、相場が急転しても投資の中断はできません。
子供用のお金でもありますし、お金も心労も抑えて活用するのが私は良いと考えています。

③想定利回りの多寡は気にしない

子供用の口座から投資を行うにあたって、案件の想定利回りはそれほど気にしていません。
「利回りより安全面優先」というスタンスもありますが、先にも触れたように「案件さえ取れれば預金以上の収入見込みが立つ」からです。
何より案件に投資しない限り収入は生まれませんので、投資案件を取ってお金を回していくことが収入を高めるうえでは欠かせません。

加えて、子供の場合は確定申告により(多くの場合は)ソーシャルレンディングの分配時に差し引かれた源泉徴収額が返ってきます。
これは子供がそもそも収入を得ていない(=基礎控除により結果的に無税or課される税率が低い)からです。
結果として税金による利益の減少を抑えられ、大人が運用する時よりも多くの利益が手元に残り、長期間コツコツと効率的にお金を貯められます。


かまち
ただ、運用益が増えすぎると所得税や住民税を課税されたり、所得税・健康保険の扶養から外れるおそれもあります。
家庭の状況に合わせてほどほどに。

<参考:確定申告の手続きしなければ、源泉徴収額は返ってこない!>
運用期間中はほったらかしで気楽なソーシャルレンディングではありますが、子供の源泉徴収額を取り戻す場合は確定申告を行う必要があります。


かまち
「源泉徴収額を取り返したい!」と思った時は、ほったらかしNGです。

雑所得が20万円以下であれば、原則確定申告をする必要はありません(参考:確定申告が必要な方(国税庁HP))。
しかし、源泉徴収額の還付を受けたい場合は、むしろ進んで確定申告をする必要があります(参考:確定申告をすれば税金が戻る方(国税庁HP))。

本来、確定申告の作成は自ら行う必要があり、他の人の書類作成は税理士資格を持っていないと行えません。(参考:非税理士により行うことが禁止される税理士業務(国税庁HP)
ただ一方で、「親権」には子供の財産を管理する権利・義務があることから、未成年においては「親権者たる親」が子に代わって確定申告を行うこととなります(参考:親権者「Q1 親権とは何ですか。」(法務省HP))。

子供自身では確定申告への理解が足りず、円滑な手続きを期待できない場合は、親が代わりに確定申告をしましょう。


かまち
雑所得に関する内容だけであれば、確定申告の手続きはさほど時間を要しません。
マイナンバーカードとスマホによるe-TAXでの手続きなら、郵送の手間も省けてラクですよ。


〜おわりに〜

子供の将来資産を築くうえで「ソーシャルレンディングの未成年口座」を活用するのであれば、プラットフォームの安全性や手数料無料・楽天ポイント獲得の観点からクラウドバンクでの開設が一押しです。
運用効率を高めやすく、また1社だけでリスク分散をしやすいところもクラウドバンクの強みと言えます。

ただし、ソーシャルレンディングをはじめ運用にはリスクが付き物ですから、過度な出資や過信は禁物です。
私自身運用方針を定めて取り組んでいますが、常に冷静な判断ができるようご自身の運用方針を立て、また方針を守りながら安全を意識して取り組むことをお忘れなく。


かまち
将来渡すお金だけに、元本を毀損してしまっては元も子もありません。
安全に管理しながら、できるだけ多くの子供用資産を築くことのお役に立てれば幸いです。

じゃあな、またな。

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