ベビーシッターに依頼したいが不安…安心&安全を築く自宅自衛策5選

今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。

今回は「ベビーシッターを頼りたいけど頼れない、不安解消の安心&安全対策5選」を紹介します。

「身内でない人に自宅にいてもらうのはセキュリティ面で不安」
「ベビーシッターによる子供への危害はないだろうか」

とお悩みの方々の助けになれば幸いです。

結論|自衛をして予め心配を取り除く!IoTデバイスで「この家での悪事はリスクが高そう…」と悟ってもらおう

在宅勤務が広まりつつある中、「子供がいると集中できない」けど「子供をベビーシッターに預けるのは不安」という悩みを抱えている人は少なくありません。

ベビーシッターを利用する上での心配事として、以下の3つが挙げられます。


  • 子どもへの安全面
  • 盗難・物損の心配
  • シッターとの相性・信頼

このうち、前者2つは自衛を施すことで解消することが可能です。

私が自衛策として実践している内容は以下の5つです。
誰でもすぐに実践でき、また価格の安い中国製メーカーの進出もあり導入コストも少なく済みます。
特にIoTデバイスは家の中を快適にさせるだけでなく、セキュリティも高めることから、使わない手はありません。


  • ネットカメラを用意する         ⇒ 人の目線を感じる
  • 連絡はあえてアレクサのビデオ通話で行う ⇒ 人の目線を感じる
  • 金庫を用意する             ⇒ 時間・手間がかかると感じる
  • 鍵は電子のゲストキーを渡す       ⇒ 高セキュリティでリスクが高そうと感じる
  • 万が一に備えて小型カメラを忍ばせておく ⇒ 有事の証拠を残す

ただ、シッターさんへのプライバシー配慮や気持ち良く働いていただく観点からも、カメラの設置を相手に伝えたり、ベビーシッター仲介サイトに記載のルールを遵守することも忘れてはなりません。

悪事を働く一部のシッターさんの影響で、確かにベビーシッターを利用し難い心境ではあります。
だからこそきちんと自衛を施して、その上で依頼する側・される側共に気持ち良く過ごし、信頼を築き上げることが大切です。

誰もが「子供を預けたいけど不安」というジレンマに陥っている

2020年以後、多くの企業で在宅勤務が導入されました。
これにより、子育てと仕事の両立がしやすくなったワーママ・ワーパパも多いのではないでしょうか?


かまち
私も在宅勤務の恩恵で仕事と子育てを両立でき、家族一丸となって心身ともに健康で充実した毎日を過ごせています。

在宅勤務は長くしんどい通勤時間を無くせるほか、子供のトラブルの際もすぐに対応できるのがメリット
しかし一方で、子供がいることで仕事に集中できないというデメリットも挙げられます


かまち
ベビーシッター仲介サイトを運営する「KIDSLINE」によれば、75%の人が在宅勤務中に子供がいると集中できないと回答しています(参考「「子どもがいると集中できない」75.5%。在宅勤務ワーママの調査結果」)。

保育園に預けられればこの悩みも解決できそうですが、コロナ禍の現代では保育園で預かってもらえなかったり、実家から祖父母の応援も難しい状況です。

そんな時役に立つのがベビーシッター。
お金は多少かかりますが、ここぞという場面で本当に助かります。

仕事以外でも、送迎や病後育児・息抜きで大活躍です。

しかし、ベビーシッターに対して多くの人が「利用することへの抵抗」を抱いています。


かまち
「KIDSLINE」によれば約7割の方が抵抗感を持っているようです(参考「ネガティブ派が7割だった「ベビーシッター」。実際につかってみると、どう変わる?【ベビーシッター利用に関する実態調査】」)。
具体的には「子どもへの安全面」、「盗難・物損の心配」、「シッターとの相性・信頼」の心配が挙げられます。

結果、多くの方にとって「使いたいけど使えない」とい状況に至っています。
実際、我が家も最初は抵抗がありました。
しかし抵抗を取り除くことで、現在は安心・信頼してシッターさんをお願いしています。


不安を取り除く自衛策4+1|IoTデバイスは防犯にも効果的な一石二鳥な存在

ベビーシッターを利用するにあたっての抵抗感は、先に述べたとおり以下の3つに集約されます。


  • 子どもへの安全面
  • 盗難・物損の心配
  • シッターとの相性・信頼

このうち、「シッターとの相性・信頼」は事前に連絡を取り合い、そして直接会うまでは不安を取り除くことが難しいものの、「子どもへの安全面」と「盗難・物損の心配」は自衛として準備すればある程度心配を取り除けます。

私が実際に行っている自衛策は、予防策4つ+事後対応策1つによる以下の5つです。


  • ネットカメラを用意する
  • 連絡はあえてアレクサのビデオ通話で行う
  • 金庫を用意する
  • 鍵そのものを渡さない(電子のゲストキーを渡す)
  • 万が一に備えて小型カメラを忍ばせておく


かまち
IoTデバイスは、低コストで家庭内環境が快適になるほか防犯にも役立ち、まさに一石二鳥です。
一度導入すると後が楽になりますので、育児中の方々は積極的に活用してみてください。

(そもそも…)家のセキュリティは、どうしたら高められる?

対策を行うにしても、見当違いの取組みでは意味がありません。
そもそも論として、家のセキュリティを高くするにはどうしたら良いのか知っておく必要があります。
スポーツしかり、防衛する上で「相手の苦手なところ」をきちんと把握するのは大事ですよね。

ホームセキュリティで有名なALOSKによれば、泥棒が嫌がるものとして以下の要因を把握できます(参考「泥棒対策 泥棒が狙う家の特徴とは?」)。


  • 目線を感じる
  • 時間がかかる
  • リスクの察知
  • 証拠が残る


かまち
「人に声を掛けられたり、じろじろ見られる」のは特に効果が高いようです。
「誰かに見られているかも」と感じると、魔が差す気持ちも収まるのかもしれません。

いくつも策を用意することで、「もっと策が隠されているかも?」と疑ってくれればしめたもの。
シッターさんの中で悪事を働くのはごく一部ではありますが、「備えあれば憂いなし」です。

ただし、対策を施すのは間違っても「監視」が目的ではありません。
監視が目的になるとシッターさんも気持ち良く働けませんし、何より預ける側も本来やりたいことに専念できません。

ご自身が安心して任せられる環境を整えたら、後はシッターさんと関係を構築し、信頼しましょう。
ベビーシッターのお仕事は、お互いの信頼があって成り立つことが大前提であることをお忘れなく。

前置きが長くなりましたが、それではそれぞれの具体的な内容を紹介していきます。

①目線を感じる(その1)|ネットカメラを用意する

ネットカメラとは、インターネット経由でスマホから見ることができるカメラです。
映像だけでなく音も聞けますので、防犯カメラと同じと考えて問題ありません。


かまち
ブザーを鳴らせるほか、暗闇でもしっかり見れたり、また双方向の会話ができたりと、もはや一般的な防犯カメラよりも高機能になりつつあります。
おまけにサイズもコンパクト&安価なので、とても家庭向きです。

防犯カメラがあると見られているような気がして、誰しも自然と疑われる行動は控えたくなりますよね。
そういった観点からも、子供がいる部屋の中で「あえて分かる位置」に設置しておくのがポイントです。

「防犯カメラって結構お金高いのでは?」と思いがちですが、実はウェブカメラであればそれほど高くはありません。
価格の安い中国製メーカーの進出もあり、1台5千円以下で購入できます。

私が実際に使っているのはTP-LINKの「TP-Link Tapo C200/R」。
自宅にインターネット使い放題が整っていれば、月々の費用も発生しません。


かまち
ベビーシッター仲介サイト「キッズライン」で紹介しているネットカメラ「Safie(セーフィー)」は初期投資約2万円、月々2千円程度かかります。
しかし、家庭での利用なら工事や生産の現場で求めるほどの機能は不要です。

②目線を感じる(その2)|連絡はあえてアレクサのビデオ通話で行う

アレクサ(Amazon Echo)は、声に反応してテレビやエアコン等を操作できる優れものです。
別記事でも紹介していますが、時短アイテムや英語教材として我が家では育児が始まって以降欠かせない存在です。

アレクサの機能は、音声による家電の操作に留まりません。
スマホから通話を行うことも可能で、本体に画面が付いているアレクサ(Amazon Echo)ならビデオ通話も行えます。


かまち
我が家で使っているアレクサは画面付きのAmazon Echo Show8
家族の思い出をスライドショーで流してリビングを彩る存在です。

ベビーシッターに預けている間、もし時間が空いた瞬間があれば、アレクサ経由で自宅へビデオ通話してみましょう。
電話番号を知らなくてもシッターさんと通話でき、子供の様子も確認できます。

ビデオ電話だと音声通話よりも家の状況を細かに把握できるほか、やはり人に見られると感じ、抑止効果も強いと期待できます。

③時間がかかる|金庫を用意する

貴重品を目につく場所に置いておくのは持ってのほかですが、自宅の中では大事な物品も「隠すだけ」の方は多いのではないでしょうか。


かまち
私も今まで貴重品はタンスの奥に隠すだけでした。
何かの拍子に見つかってしまったら、やはり無防備だと心配です。

防犯の基本に忠実に習い、金庫の中にしまっておきましょう。

金庫は重くて動かせないものが一般的ですが、そのようなものは高価な上に自宅の床を傷つける心配もあり、私生活ではオススメできません。
そこで私のオススメは、金庫を本棚等に固定する方法。
固定されていれば取り外すのに時間がかかるほか、散らかしたり壊した跡も残りやすいので、諦めさせる効果を期待できます。
何よりこの方法なら賃貸物件でも実践できますよ。

私が実際に使っている金庫はMAGLAGの金庫です。
作りがしっかりしていて、道具を用意しない限り簡単には壊れません。
不審な作動に対してブザーが鳴る機能も付いているため、カメラから見えない位置にあっても別のデバイスで音の発生を録音できます。


かまち
くれぐれも持ち運びが簡単な手提げ金庫はNGですよ!
IoTも便利ですが、物理的な対策もやはり欠かせません。

④リスクの察知|鍵そのものを渡さない(電子のゲストキーを渡す)

ベビーシッターを依頼する際、地味に悩むのが「鍵を渡すかどうか」です。
家にずっといてもらう場合は鍵を渡す必要はありませんが、お外で遊んでもらう場合や、シッターさんのご事情で一時的に外に出たい場合もあります。

そんな時に便利なのが電子のゲストキーです。
物的な存在がなく、また一時的にしか使えないため、複製される心配もありません。

私は自宅の玄関にSesamiのスマートロックを設置しています。
スマートロックと言うとQrioが有名ですが、Sesamiも機能面ではそれほど劣っていません。
むしろ新型機種は企業努力によって本体価格が1万円を切っており、Qrioと比べて半額以下で導入できます。

参考までにSesamiのスマートロックでできることは以下のとおりです。


  • 自宅の扉をオートロックにできる
  • スマホで鍵を開け閉めできる
  • 来客用に電子のゲストキーを送れる
  • 開け閉めの記録が残る


かまち
シッターさんでも、ゲストキーに馴染みのある方は少ないと思います。
説明がてら「開け閉めの記録も残ってとても便利なんです!」と存在を地味にアピールしておきましょう。

⑤証拠が残る|万が一に備えて小型カメラを忍ばせておく

①〜④までの対策を張り巡らせておいても、残念ですが悪事をされる時はされてしまいます。
子供では事の経緯を上手に説明できませんから、親が証拠を残しておかないと悪事の立証は難しいでしょう。

有事の際に泣き寝入りしないよう、私の家で最後の切り札として設置しているのが「充電器の形状をした小型カメラ」です。
パッと見でカメラとは気付かない形状な上に性能としても広角に録画ができ、またコンセントから給電され、「いざと言うときに電池切れ…」なんて心配もありません。


かまち
防犯的要素が強いアイテムなだけに、もし存在に気付いた時には「悪事はリスク高そうだ…」と諦めて業務に専念してくれるはずです。


実際に使ってみて活躍したの?シッターさんとトラブルはなかった?

ベビーシッターを利用していると周囲に話すと聞かれるのが、大きく以下の2点です。


  • 何も問題は起きなかった?
  • 対策について、嫌がるシッターさんはいなかったの?

1つ目の「何も問題は起きなかった?」については、予防策を施しているだけあってか、今のところ悪事は起こらずシッターさんに子供を見ていただけてます。


かまち
活躍の出番がない方が結果的には良い訳ですから、「有事の保険代」だと思えば安い買い物です。
もちろん、導入した設備はベビーシッターへ依頼する時以外にも活躍していますから、各対策は丸々無駄になってはいません。

参考ですが、我が家ではシッターさんへの依頼にあたり、引継ぎ用のノートを用意しています。
月に1回内容を見直し、更新しておくことで、急ぎの時でも短時間で引き継げます。
ノート一冊で長く活用できますので、用意しておくと大変便利です。

また2つ目の「嫌がるシッターさんはいなかったの?」という疑問に対しては、今のところ依頼を嫌な対応をされたり、断られたといったことはありません。
ただ、KIDSLINEを始めとしたベビーシッター仲介サイトでは、カメラ設置にあたって以下の事項のお願いがあり、依頼する側もルールをきちんと守った上で利用する必要があります。


  • 事前にカメラやレコーダーがあることを必ずシッターさんに伝える。
  • 依頼者のプロフィール等、気付きやすいところにも記載しておく。
  • サポート中の様子を確認する目的のみに使用し、第三者へ流出させないことを約束する。
  • プライバシーの侵害のなるような場所(トイレ・脱衣所等)には設置しない。


かまち
シッターさんも人間ですから、依頼する側・される側共に気持ちの良い関係が大切です。
過度な対策でシッターさんを傷つけるようなことはお互いにとって得策ではありませんから、やりすぎ(特にカメラ)には注意して下さいね。

安全・安心を確保できたら後は、お互いの信頼関係をしっかりと築き上げていきましょう。


〜おわりに〜

一度ベビーシッターを利用すると、心理的なハードルが下がり、自然と次回以降の不安がなくなります。
「KIDSLINE」の調査でも、依頼の際の心配が約半数に減少するといった調査結果が出ています(参考「ネガティブ派が7割だった「ベビーシッター」。実際につかってみると、どう変わる?【ベビーシッター利用に関する実態調査】」)。

ここからも、最初の不安さえ取り除ければ気持ち良くベビーシッターを利用できるといったことが伺えます。
かといって、有事はいつ起こるか分かりません。
後悔なく利用するためにも、安心・安全のための自衛策を常に整えておくことが大切です。


かまち
過去のベビーシッターの事件でも、複数回預けていた方にいたずらをされたというケースが見受けられ、安易な安心は油断に繋がります。
安心・安全な環境を整えた上で、信頼できるシッターさんを見つけ、全面的に信頼していくのが上手なベビーシッターの活用法だと私は思います。

ベビーシッターを頼りたい多くの方々にとって、事件に巻き込まれずに利用できる助けとなれば幸いです。

じゃあな、またな。

最新情報をチェックしよう!