今日も一日お仕事&育児おつかれさまです。
負けず嫌いのサラリーマンとして社畜のごとく働き、並行して育児・家事も全力奮闘中のかまちです。
今回は「シッターさんへ安心&効率良く子供を預けるための引き継ぎノートの作り方」を紹介します。
「ベビーシッターに預ける時って毎回バタバタしてるけど、どうにかならないかな」
「ノートを用意している事例を聞くも、何を書いておけば良いのか検討がつかない」
とお悩みの方々の助けになれば幸いです。
結論|引き継ぎノート作りは「仕事の引き継ぎ」をイメージ!月1回の見直しを忘れずに
引き継ぎノートを用意しておくことで、円滑かつトラブルを未然に防ぎながらベビーシッターさんへ子供を預けることができます。
むしろ用意しないと不必要に時間が取られ、ストレスを感じる場面もあることから、用意が断然おすすめです。
ただ、「一体どうやって準備すればいいの?」と、誰しも新しい物事に直面すると不安になります。
しかし、シッターさんへの引き継ぎも、考え方としてはワーパパ・ワーママが日々職場で行っている「仕事の引き継ぎ」と同じです。
まずは作成に取り掛かる前に、「何を知っていれば上手くできるだろうか」を相手の立場に立って考え、言葉に吐き出してみましょう。
その上で、漏れなく引き継ぎノートを仕上げるために欠かせないポイントは以下の4つです。
- 何をやってもらうか
- どこにあるか
- 特性を共有する(家庭内・子供本人)
- 記録ページを設ける
加えて、引き継ぎノートを上手に使い続けていくコツは、月1回ノートを見直すこと。
そのようにして出来上がった引き継ぎノートは「自分の時間を作るため」だけでなく、新しい気付きや将来の楽しみにもなり、充実した育児ライフのためにも欠かせない存在です。
「時間を作るため」なのに、場当たり的な対応だと逆に時間を浪費するジレンマ
ベビーシッターを依頼する理由は、「子供を自分の手から離し、時間を作るため」ですよね。
仕事だけでなく身の回りのこと・趣味を効率よく行うためには、子供が自分の手から離れた方が捗ります。
そこで夫婦で相談し、ベビーシッターを頼もうと決め、いざ子供を預けてみます。
すると預ける度に「家の中のことを説明するのは手間だ」という事実に直面します。
それであれば、依頼する度に必要なものを一式出しておくのはどうでしょう。
これだと事前に出す手間のほか、後でしまう手間も発生し、不必要に時間を取られることとなります。
更には物が不足する事態に対応できず、忙しい中でシッターさんから問い合わせが来てしまうと、止むを得ないとは思いつつもストレスを感じる点は否めません。
同じ人に常に依頼できるとは限らず、「依頼する都度同じことをやって時間を取られる」というのは仕事に置き換えて考えるとあまりイケてませんね。
我が家はまさにそのような状況で、時間を作る一方で別の時間を失う状況に陥っていました。
この状況を解決すべく、私は「引継書でも用意しておけば手間が減るかな?」という発想に至りました。
用意するのを投げ出したくなる気持ちを押さえ、冷静に考えて引き継ぎノートを作り上げたところ大変有効なものに仕上がりました。
これらの悩み解消に役立つと思いますので、ぜひ次章以降の内容を真似してみてください。
「仕事と同じ」で上手くいく!真似するだけで漏れなく仕上がる4つのポイント
ここから、引き継ぎノートの具体的な作り方を紹介します。
まず私は「自分がベビーシッター をやるとしたら上手くできるかな?」と相手の立場になって考えてみました。
「依頼主の希望どおりにこなせるだろうか」「初めて来た家で、勝手は分かるだろうか」と不安が出てきます。
何を用意しておけば引き受け手も安心か、取り掛かりとしてまずは一度頭で考え、そして言葉に吐き出してみてください。
知らない分野のことに取り掛かろうとすると漠然と不安があるものの、冷静に考えれば「日々の仕事で誰かに依頼し、業務を引継ぐ」のと同じです。
そう考えると、自然と抵抗感や難しさもなくなります。
ワーパパ・ワーママなら何度も直面したことのある経験ですよね。
そうして一度イメージを洗い出した後に、ノートの作成に取り掛かりました。
私がノートに書きまとめるにあたって整理したポイントは大きく4つです。
- ①何をやってもらうか
- ②どこにあるか
- ③特性を共有する(家庭内・本人)
- ④記録ページを設ける
①何をやってもらうか|解決するニーズを明確に
仕事の依頼と同様、大事なのは「何をやってもらうか」。
それを「いつ・どうやって・どのくらいやるか」と詳細に定めておくことで認識のズレがなくなります。
子供を預ける訳ですから、例えば以下ような内容が主となります。
- 相手をする(遊ぶ) ⇒ 日中に(ただし食後30分は安静)、
絵本やおもちゃを使って、
1回10冊・30分 - 食事を用意し、与える ⇒ 7時半・11時半・15時・19時に、
専用椅子に座らせてキッチンにあるスタイを使い、
1回にミルクと離乳食2パック - 寝かしつける ⇒ 11時頃・15時半頃に、
寝室の布団とブランケットで、
1回30分〜1時間
お風呂&風呂上がりのスキンケアのような固定ルーチンがあれば、順序を追って詳細に書き留めましょう。
難しく考えず、普段の取り組みを思い浮かべつつ書いておけばOKです。
例えば、ミルクについて書くなら以下のような具合です。
1日4回(7時半、11時半、15時、19時)、都度哺乳瓶を消毒し、沸騰させた浄水160mlと粉ミルク4個溶かして飲ませます。
冷凍庫から氷を取り出し、ボウルで冷ましてから与えてください。
ミルクは常に食事とセットで、夜については風呂上がり後に与えます。
②どこにあるか|解決の糸口を知らせる
仕事を引き継ぐのと同様に、「やること」だけでなく、「どこに何がある」を知らせておく必要があります。
知らないと「探す」という先の見えない1ステップが追加され、依頼されたシッターさんも多大な苦労が発生してしまいます。
よく使う粉ミルクや離乳食、おむつの保管場所のほか、緊急時に備えて保険証等の配置も共有しておくのがおすすめです。
我が家で記載してる内容をまとめておきますので、参考にしてください。
- ミルク
- 離乳食
- おやつ
- おむつ
- ウンチ用袋
- 服(下着・スタイ)
- タオル
- 絵本、おもちゃ
- 抱っこ紐
- 保険証・医療費の受給資格証・母子手帳・お薬手帳
絵を描くのが苦手な方は、不動産を購入・賃貸した際の見取り図をコピーして貼り付けると楽です。
③特性を共有する(家庭内・本人)|コツを押さえる
仕事で言い表すなら「特筆すべきポイント」でしょうか。
ここを押さえておけば、不慮の事態も避けられ、円滑に進められるというコツの部分ですね。
特性については、「家庭内」と「子供本人」に切り分けたところキレイに整理できました。
「家庭内」の特性
家庭内には子供にとって危険なところだけでなく、親が生活を楽にするために施している工夫もありますよね。
その両面をまとめておくと、手伝ってくれるシッターさんも安心・快適に過ごせます。
例えば、以下のようなことを挙げられます。
- 危険なこと ⇒ 机・椅子等の角が危ない、
廊下の床が滑りやすい、
リモコンの電池の蓋が外れやすい - 楽なこと ⇒ 使う浄水は蛇口を切り替えればOK、
お湯を沸かすのはポットが早い、
家電の操作や親への連絡はアレクサ(Amazon Echo)でできる
些細なことであっても、初めて手伝いに来た人には重宝する情報であり、とてもありがたい内容です。
仕事で赴任したての頃のご自身を想像すれば納得がいきますね。
「これは当たり前だろうか?」と迷ったら、基本書き留めておきましょう。
1点補足になりますが、防犯や見守り用にWebカメラ等を設置している場合は、トラブルを避けるためにもその旨を記載しておきましょう。
ベビーシッターさんへの依頼は不安な部分も確かにありますが、双方の信頼関係があってこそ成り立ちます。
依頼するのが不安な人でも上手に活用するための方法は別記事にまとめていますので、気になる方はそちらを参考にしてみてください。
「子供本人」の特性
小さなお子さんも立派な一人の人間ですので、色々な部分で好き嫌いを持っています。
お子さん自身が言葉で伝えられないだけに、ノートを通じて代弁しておくと、お子さんも気分良く、そしてシッターさんも不安なく過ごすことができます。
例えば、以下のようなことを書き留めておきましょう。
- 食や遊びの好き嫌い
- お気に入りの品(タオルや布団、歯固め等)
- 寝るタイミングや前兆
食事やウンチの状況も同様に口頭ですが、この点で特に問題は感じていません。
④記録用ページを設ける|知識のシェアと振り返り
ベビーシッターを依頼すると、シッターさんが報告用のペーパーを作成されることがほとんどです。
ただ、私はあえてノートに記録用のページを準備し、そこに記載いただくようにしました。
ノートに書き残してもらうことで、以下のようなメリットを感じています。
- 次回以降のシッターさんにとって、以前の保育状況を把握・参考にできる
- 親にとって、連絡帳のように振り返りになるだけでなく、後で読み返す楽しみができる
せっかくやるなら、楽しくやっていきたいですよね。
将来への楽しみがあると思うと、不思議と継続するモチベーションが湧いてきます。
せっかくお金を払ってベビーシッターへ依頼するのであれば、「自分の時間を作る」以外のメリットもくまなく享受しましょう。
引き継ぎノートを楽しく続けるために、これだけはやってほしい1つのこと
ベビーシッターへの引き継ぎノートを活用している上で、当初からルールを決めて1つだけ続けていることがあります。
それは「月1回、必ず更新する」ということです。
具体的には毎月1日にノートの中身を見直し、更新するのを習慣にしています。
たったこれだけですが、「月1回」というのが非常にツボを押さえていたなと実感しています。
具体的には、以下のような良さがありました。
- 子供の成長スピードから、1ヶ月に1回くらいの見直し頻度が丁度良い
- 変化量が多すぎず、親も見直し作業の負担が少なくて手間にならない
- 適度に更新する内容があるので、更新の度に子供の成長を感じられる
更新を怠ってしまうと結局引き継ぎの時間が増えたり、シッターさんのトラブルの原因にもなりかねませんので、必ず定期的なメンテナンスをお忘れなく。
家事や仕事を管理するのにとても役立っているオススメ無料アプリです。
〜おわりに〜
仕事・育児問わず、時間に追われながらも成果を出している人は、場当たり的な対応ではなく、時短を見据えた工夫を取り入れています。
時間の余裕は親自身の心の余裕にも直結しますから、仕事での高い生産性・子供に優しく接するためにも、出来る限り「忙しい状態」を解消して生活していきたいですね。
余裕と充実の良いとこ取りの育児ライフのためにも、ぜひ引き継ぎノートを用意し、活用してみてはいかがでしょうか。
手際の良い準備の習慣は子育て・仕事の両方で活きますので、ワーパパ・ワーママのスキル向上の一環としてもぜひ実践してみてくださいね。
じゃあな、またな。